免疫を活性化させる方法手段


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ストレスが続くと免疫力が低下するしくみ

 

ストレスをため込むと免疫力が低下する 
 
健康という言葉の語源は「健体康心」です。
 
健体(すこやかな体)と康心(やすらかな心)という意味があることをご存知でしたか。
 
世界的機関(WHO)が定めた「健康」の概念は、以下の事を満たしたものと定めています。
 
1、なにを食べてもおいしい事
 
2、よく眠れる事
 
3、すぐに疲れを覚えない事
 
4、快い便通がある事
 
5、風邪ぎみでない事
 
6、体重が変わらない事
 
7、毎日が楽しく明るい事
 
しかし、私たちの住んでいる現代社会は、スピードと効率を求められ、利益最優先のストレス社会です。
 
心と体は表裏一体ですので、強いストレスが続けば体調を悪くして気持ちも落ち込みます。
 
私もそうですが、WHOが定めている「健康」の条件には遠く及ばないとおっしゃる方も多いと思われます。
 
会社の中には、ストレスがないと言う方も時々いますが、気づかないだけで多くのストレスを抱えているものです。
 
一般的に、強いストレスを受けると不安、緊張、恐怖、怒り、あせり、混乱、落ち込みなどの心理状態を招きます。
 
また、物理的な症状では動悸、冷汗、ふるえ、息苦しさなどの身体的な異変が起こり、この異常事態を解消するために、他人への八つ当たりやタバコを吸ったり、お酒を飲んで気分を紛らわすなどの行為でバランスを取ろうとするのが人間です。
 
マクロファージを活性化させて免疫を高める食べ物 
 

   

ストレスを受けた時に免疫機能の作用

 

例えば、仕事を頑張っても結果が出ない時に上司から呼び出されて、ひどく叱責されたとします。
 
この時は、強いストレスを感じ、体は危機的な状態となりストレスホルモンの分泌が増加します。
 
そして、このストレスホルモンが継続的に分泌されると免疫系が不調をきたしてしまいます。
 
ストレスホルモンには「アドレナリン」、「ノルアドレナリン」、「コルチゾール」がありますが、それぞれの働きは以下の通りです。
 
◎「アドレナリン」が分泌されると心拍数や血圧が上昇します。突然生命に危機的状況が起こったときに、直ぐに行動するための身体興奮作用のあるホルモンです。
 
◎「ノルアドレナリン」は大脳内で情報をスムーズに伝達し、速やかに正しい判断ができるよう作用します。
 
◎「コルチゾール」は糖やたんぱく質の代謝を促進し免疫機能や炎症抑制に関与しています。
 
ここで、免疫機能や炎症抑制の働きをする「コルチゾール」が重要になります。
 
ストレス状態か続くとコルチゾールの分泌が続くため免疫系はコルチゾールの刺激を常に受け、コルチゾールによって抑制免疫系の機能やサイトカインなどが介する炎症反応をコントロールできなくなってしまいます。この様な状態が続くと慢性炎症のリスクが高まると考えられています。
 
「慢性炎症を抑える食物と生活習慣」 
 
 
◎ストレスが続いている人は風邪にかかりやすい
 
ストレスが慢性化すればコルチゾールが免疫系をコントロールしにくくなって、サイトカインなどが介する炎症反応が体内で起きやすくなり、風邪症状が出やすくなります。

 

ストレスホルモンの分泌を意識して体をいたわりましょう

 
長期にストレスが続くと慢性炎症のリスクが高まる 
 
ストレスが長期化するとストレスホルモンが長期に分泌過剰されるため免疫機能のコントロールが不調をきたし抵抗力を弱めるため風邪などの疾患にかかりやすくなります。
 
周囲に風邪をよく引く方がいますが、免疫系が不調をきたしている可能性があります。
 
風邪ウイルスが侵入すれば、風邪の症状が出てしまいます。
 
ストレスを感じた時には、ストレスホルモンの働きを考慮して、睡眠や栄養バランスの取れた食事、気分転換などストレス対策で対処しましょう。
 
キラーストレスは人を死に追い込む 対処法 


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