免疫を活性化させる方法手段


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緑黄色野菜は免疫力を高める成分が含まれています

 

免疫システムの働きを活性化する緑黄所野菜 
 
私たちの周囲には沢山のウイルスや有害菌がまん延しています。
 
人体に備わっている免疫力によりウイルスや有害菌に感染しにいように自己防衛しています。
 
同じウイルスや細菌に感染する人としない人がいるのは免疫力の強さに差があるからといえます。
 
ウイルスや微生物、癌細胞などは、その細胞の中あるいは表面に抗原をもっています。
 
免疫力が活性化されて正常に働いていれは、ウイルスや細菌にある抗原を発見して免疫システムを総動員して有害物質を攻撃し排除します。

 

バランスのとれた食事が基本

 

免疫システムが正常に働き、免疫力を発揮するために食事の面ではどうすればよいのでしょうか。
 
栄養バランスのとれた食事が大切です。
 
健康を維持するために必要な栄養素は、糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素です。
 
主にエネルギーとして使われるのは糖質と脂質、タンパク質です。
 
また、免疫細胞など体を作るにはタンパク質とミネラル、体の機能や免疫などの反応を調節するのに使われる酵素などの原料となるのはタンパク質やビタミン類です。

 

 免疫に関わる栄養素や成分が必要

 

ウイルスの侵入は、まず皮膚や粘膜というバリアで跳ね返されます。
 
そのバリアを作るのは、体を構成したり、免疫細胞をつくるタンパク質が必須です。そして皮膚や粘膜を保護するのがビタミン類です。
 
ヤケドや怪我で皮膚が傷つくと細菌やウイルスに感染して感染症となることは知られています。
 
免疫物質をつくるのに必要なビタミンB6や葉酸、パントテン酸なども不足すると免疫力が低下します。
 
最近の研究では、ビタミンDの血中濃度が低下すると、風邪やインフルエンザなどにかかりやすいという結果も発表されています。
 
近年注目されるようになった第6の栄養素として食物繊維、そして第7の栄養素として特に最近注目されているのが、主に野菜や果物に含まれ免疫力を高めるフィトケミカルです。

 

免疫力を高めるフィトケミカル

 

野菜に含まれている第7の栄養素であるフィトケミカルは健康の維持に大切

 

平成25年6月の政府の閣議決定を受けて「食品の新たな機能性表示制度」の検討が進んでいます。
 
これまで、食品やサプリメントの効果を具体的に表示出来ませんでしたが、表示できる方向で検討が進められています。
 
最近、スーパーでは様々な色彩の野菜が販売されています。
 
ミニトマトやカリフラワーなど今までなかった色彩の物が登場しています。
 
ブドウから作られるワインで名前が普及したポリフェノールは、ブルーベリーや紫キャベツ等の紫色はアントシアニンと呼ばれているポリフェノールです。
 
また、柑橘類の黄色はケルセチン、大豆のイソフラボンや緑茶のカテキンなどもポリフェノールとして知られています。
 
近年、食物繊維が第6の栄養素として注目を集めました。
 
そして、今まで食物繊維同様、栄養素と考えられていなかった「色」「香り」「苦味」等の植物性食品の成分のフィトケミカルが第7の栄養素として取り上げられ免疫に大きく関係していることが明らかになってきました。

 

フィトケミカルが美容でも注目されている

 

フィトケミカルは、体内で発生する活性酸素から体を守る抗酸化作用をもっています。
 
また、フィトケミカルは肌の乾燥を防ぎ、刺激などから保護するスキンケアに重要な成分で化粧品にも使用されているセラミド不足を解消して、肌の内側からうるおいを維持してお肌を若返らせることで知られています。
 

   

フィトケミカルの種類と多く含む食品

 

柑橘系の果物は免疫を高める成分が含まれている 

 

フィトケミカルは、野菜、果物、海藻類に多く含まれています。
 
フィトケミカルは、生きていくために必要不可欠な要素ではありません。
 
しかし、ポリフェノールやカロテノイドは糖質やたんぱく質、脂質等が消化吸収される段階で発生する酸化ストレスから体を守る働きをします。
 
免疫力を高める野菜や果物、海藻などをピラミッドに図式化したアメリカのデザイナーフーズではニンニクが免疫力を高める食品のトップに位置しています。
 
ニンニクや玉ねぎに多く含まれるイオウ化合物は、活性酸素から免疫細胞を守る作用が高いと言われています。
 
また、愛媛大学の研究により、ミカンの色素成分β-クリプトキサンチンにも、免疫効果を高める作用があることと、夏ミカンやユズ等の柑橘系の果物にも香り成分オーラプテンにも免疫力を高めて感染症予防の効果が有ることが分かっています。
 

ポリフェノールを多く含む食品

 

・フラボノイド系

 
   ブルーベリーやカシスに含まれるアントシアニン   
 
   そばに含まれるケルセチンやルチン
 
   日本茶に含まれるカテキン
 
   大豆に含まれるイソフラボン
 
   明日葉に含まれるカルコン

 

・その他のポリフェノール

 
   コーヒーに含まれるクロロゲン酸
 
   シソの葉に含まれるロズマリン酸
 
   胡麻に含まれるリグナン
 
   ウコンに含まれるクルクミン
 
   日本茶に含まれるタンニン

 

イオウ化合物を多く含む食品

 
   ブロッコリーに含まれるスルフォラファン
 
   ニンニクに含まれるアリイン

 

カロテノイドを多く含む食品

 

カロテン

 

   緑黄色野菜に含まれるβ−カロテン
   
   トマトに含まれるリコピン

 

キサントフィル

 

   ほうれん草に含まれるルテイン
 
   トウモロコシに含まれるゼアキサンチン
 
   唐辛子に含まれるカプサイシン
   
   鮭やイクラに含まれるアスタキサンチン

 

・その他のカロテノイド

 

   きのこ類に含まれるβ−グルカン
 
   リンゴに含まれるペクチン
 
   イカやタコ、貝類に含まれるタウリン
 
   牡蠣、いわし、トマト、ほうれん草に含まれるグルタチオン

 

第7の栄養素であるフィトケミカルは、食べ物そのものが様々な色をしています。
 
色によって味覚も栄養も違ってきますので、色の違う食品をなるべく多く食べることで免疫力を高める栄養素を摂取することが可能になります。
 
また食事の摂取だけではなく、生活スタイルやストレス、タバコや酒などの嗜好品も免疫力に大きな影響を及ぼすと言われています。
 
食事だけではなく、生活面を総合的に捉えて健康管理することが免疫力の向上につながる事は明らです。
 
免疫力を高める食べ物を積極的に食べるようにしてウイルスや細菌などの有害物質に対して免疫力で跳ね返す力をつけておきましょう。

 

マクロファージを活性化させて免疫を高める食べ物


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