柑橘系の果物の健康効果の記事です。
果物の生産団体が果物の消費喚起のために「毎日くだもの200グラム運動」のキャンペーンを繰り広げているのをご存知でしょうか。
野菜や果物にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ抗酸化作用やアンチエイジングの作用があることが確認されています。
米国では、長年の研究により免疫力を高める野菜や果物をデザイナーフーズとしてピラミッド図化しています。
また、野菜や果物に含まれるフィトケミカルは三大栄養素そしてビタミン、ミネラル、食物繊維の次の栄養素として不可欠な物質として注目されています。
しかし、このフィトケミカルを含有している果物や野菜の利点だけが強調され過ぎている傾向にあるようです。
特に果物の果糖は肝臓でブドウ糖に変えられるので血糖値を上げやすい食物であることや果物自体がショ糖やブドウ糖そのものを含んでいるので食べ過ぎると生活習慣病のリスクが高まるので注意が必要です。
最近「フルーツメタボ」なる言葉も生まれ果物が太りやすい食べ物の代表格にも上げられメタボリックシンドロームの原因になることも分かっています。
野菜や果物のスタンスで食べ方
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしといわれますが甘い果物も同様に食べ過ぎないことが大切です。
糖に対する処理機能が弱い方が甘い果物を食べただけでも血糖値が急激に上昇することが知られています。
血糖値が高い方や糖尿病の方は食べ過ぎには注意が必要です。血糖値を上げないためにも、果物も食べる部位を考えるべきでしょう。
例えば、ぶどうの皮や果物の種に多く含まれるリスベラトロールはアンチエイジングや長生き遺伝子のサーチュインを活性化する働きがあることが解明されています。
そのほかに注目されている果物は柑橘系です。
レモンやミカンなどの柑橘系果物には抗酸化作用、抗がん作用などの効果がある事が1999年にFDA(米国食品医薬品局)の長年の研究で発表されています。
健康効果が期待されるのは果物の甘い部分ではありません。
苦味や渋みがある部分の方が抗酸化作用、抗がん作用、アンチエイジング作用があることを忘れないようにしましょう。
果物や野菜の渋みはポリフェノールで強い抗酸化作用があります。この様な野菜や果物を意識して食べることで健康効果を期待することができるでしょう。
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