シイタケ菌糸体とは、
シイタケの胞子から増殖したのが菌糸体で、菌糸体から食用の子実体が作り出されるため、栄養が豊富に含まれています。
シイタケ菌糸体エキスには、生シイタケ1500倍、干しシイタケの150倍の栄養成分が含まれています。
特有成分のエリタデニンは血中コレステロールを低下させ、β‐グルカンには免疫を高める作用があります。
このほかに抗ウイルス、血圧降下、肝炎の改善などの作用も確認されています。
がんと免疫は、密接な関係があることは、周知の事実と言えます。
がんに限らず、免疫力が弱まると様々な病気にかかりやすなくなり、免疫力が強ければ、病気になりにくいと言われます。
一度がんになると、その治療が一区切りしても、長く付きまとうのが再発や転移の恐れです。
手術や治療が終わっても、長い期間、定期的に通院して、診察や検査を受けて経過観察するののが一般的です。
患者の中には、主治医の許可を取ってサプリメント等の栄養補給食品を摂取している方もいます。
再発する方は免疫力を抑える「免疫抑制細胞」が多い
最近の研究で、再発する人としない人の差は、「免疫抑制細胞」が関わっていることが分かってきました。
つまり、再発する方には、免疫力を抑える「免疫抑制細胞」が多く存在している事が分かりました。
がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞などの力を弱めている事が分かりました。
では、「免疫抑制細胞」の働きや数を減らすには、どうすれば良いのでしょう。
現在、がんの治療として行われている手術や抗がん剤治療、放射線治療は主に化学療法と言い副作用が強い治療です。
最近注目されつつあるのが、免疫療法といって免疫力を高めることで、がん細胞を攻撃する力をつける治療法です。
しかし、免疫力を高めたり、がん細胞のみを攻撃する治療は、国の健康保険が適用されていないため、高額な医療費が必要になります。
食品でがん細胞を攻撃する物や免疫抑制細胞を減少させる物があれば、その食品の摂取を心がければ良いことになります。
シイタケ菌糸体はサプリメントで摂取
サプリメントでは、シイタケ菌糸体から抽出したエキスのLEMが使われています。
シイタケ菌糸体はバガス(サトウキビを搾った残りの繊維質と脱脂米ぬかの培養基)を用いて培養されています。
イタケ菌糸体をマウスに摂取させる研究で、免疫抑制細胞が減少していることがわかっています。
以前からキノコのβグルカンは、免疫力を高めるサプリメントとして、根強いニーズがありました。
患者が摂取した研究でもシイタケ菌糸体を摂取した後の免疫力が回復していることが分かっています。
シイタケ菌糸体には、お店で購入するシイタケには付いていません。
シイタケ菌糸体は、柄と呼ばれるキノコの傘の下についている円筒状の部位の下に付いている、植物の根っ子のような物です。
シイタケ菌糸体には、βグルカンのほかにαグルカン、シリンガ酸、バリニン酸、アラビノキシランなど多くの有効成分が含まれています.。
通常の食事で摂取する事は出来ませんが、シイタケ菌糸体を原料にしたサプリメントが発売されていますので、活用するのも選択肢の一つではないでしょうか。
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