定期的に生命保険・がん保険の見直しましょう
2015年4月22日に国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターが発表した「最新がん統計」では、生涯でがんにかかる確率は男性63%、女性47%で2人に1人はがんになる時代となりました。
また、他の研究機関の研究者によると、現在では3人に1人ががんで死亡していますが、近い将来には2人に1人ががんで死亡する時代が来ると推測しています。
がんで手術を受けた場合の入院日数
厚生労働省の平成23年の調査では、35歳から64歳までのがん患者の入院日数です。
◎胃がん16.2日
◎大腸がん12.3日
◎乳がん9.4日
以上の通り2週間程度の入院日数となっています。
入院保険に加入して、毎月保険料を支払っていても、入院日数分の保険料を計算すると、貯金をしておいた方が良さそうです。
さて、それでは実際にがんを患った場合にどのくらいの医療費がかかるでしょう。
医療費は、がんの種類や進行状態によってかなり状況がかわります。
がんを早期に発見出来れば、入院と手術2週間ほどで治療を終えることが出来ます。
多くの場合、退院後に定期的に通院をして診察を受けますが、医療費は保険が適用され、さほど負担になる金額ではないようです。
しかし、進行したがんやリンパ節や他の場所に転移したがんの場合は、長期間にわたって、抗がん治療や放射線治療を受ける可能性があります。
このような状況の場合、国の医療制度に高額療養費制度があり、年収によって月ごとの医療費の上限額が決まっていますので、その限度額の範囲内で支払うことになります。
高額療養費の概略
平成27年1月診療分から適用されています。
所得区分
@区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
252,600円+(総医療費−842,000円)×1% 多数該当 140,100円
A区分イ
(標準報酬月額53万〜79万円の方)
167,400円+(総医療費−558,000円)×1% 多数該当 93,000円
B区分ウ
(標準報酬月額28万〜50万円の方)
80,100円+(総医療費−267,000円)×1% 多数該当 44,400円
C区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)
57,600円 多数該当 44,400円
D区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
35,400円 多数該当 24,600円
注)「区分ア」または「区分イ」に該当する場合、市区町村民税が非課税であっても、標準報酬月額での「区分ア」または「区分イ」の該当となります。
しかし、長期的に入退院や通院を繰り返すと医療費以外の費用も負担になります。
例えば、
◎病院までの交通費や宿泊費
◎入院時の身の回り品
◎ウィッグ(精巧なものはかなり高額、医療費控除の対象外)
その他にも、病気をすると予期しない出費がかさみます。
抗がん剤治療の場合、個人差がありますが、嘔吐や頭痛、食欲不振などの副作用が伴いますので、これまでの仕事を続けられるかどうかも重要になります。
働き盛りの人であれば、職種によっても違ってきますが、働きながら治療を続けられるかどうかがポイントになります。
平成25年10月に東京都保健福祉局が行った調査では、がんが原因で仕事を退職した人は全職種で約2割というデータが示されています。
疾病手当
休職して仕事を長期間休む場合、傷病手当金が支給されます。
支給額は標準報酬月額の3分の2となっていますので、殆どの方の収入が減少すると考えられています。
毎月の保険料と保障の見合いを検討
がんの年代は、中高年以上が圧倒的に多いですが、最近は若い世代でも乳がんや子宮頸がんが増えています。
生命保険やがん保険に特定した様々な保険が用意されていますが、診断、入院、手術、放射線、抗がん剤治療、通院といった全てを厚くカバーする保険に加入していれば、安心感もありますが、毎月支払う保険料との見合いになります。
最近では、健康保険が適用されない高額の最新の高度先進医療も受けることが可能です。
そこで、どの部分の補償を厚くするかを検討して加入する必要があります。
また、保障の受け取りかたを選択できるものもあります。
生命保険やがん保険は、その時代に合わせた新しい商品が開発されていますので定期的に見直すことが必要です。
生命保険は一度加入するとそのまま継続しがちですが、現在、加入している生命保険を今一度見直してみませんか。
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