糖尿病辞典

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食べる順番でインクレチン分泌を促進「血糖値を下げる」

 
食べる順番でインクレチン分泌を促進 
 
2015年現在、世界の糖尿病患者数は4億1,500万人、毎年3000万人近く増え続けています。 有効な対策を施さない限り2040年までに6億4,200万人に増加すると予測されています。世界の人口が70億人からすると約1割の人が糖尿病を発症する計算になります。
 
糖尿病が急増している大きな要因が、中国やインドなどの後進国の経済が急激に発展しているため、食事面では高脂肪、高カロリー化、交通機関の発達に伴う運動不足などです。
 
日本でも増加のスピードは緩やかになったものの、糖尿病患者は増え続けています。
 
近年の研究で腸内細菌と糖尿病やがんなどの生活習慣病との関係が明らかになってきました。

 

健康のカギを握る腸内細菌

 

健康のカギを握る腸内細菌 

食べる順番でインクレチン分泌を促進「血糖値を下げる」

 

宿主である自分が、腸内細菌が好んで食べるエサを与えることで、腸内細菌が元気になり生成される代謝物質によって宿主も健康メリットがもたらされるのです。
 
腸内細菌が私たちの健康をコントロールしているといっても過言ではないのです。
 
逆に腸内細菌の働きを知ってコントロールすれば健康を手に入れることが出来ることになります。
 
研究で解明された事は、血糖値を下げるインスリンの働きを促進させる物質を作り腸内細菌がいるのです。
 
つまり、この腸内細菌を増やして元気になってもらえば良いわけです。
 
血糖値を下げる働きがある腸内細菌の名前は「バクテロイデス」といいます。
 
この「バクテロイデス」が好きな食べ物は、食物繊維なのです。

 

 

食べる順番で血糖値の上昇を抑える

 

食べる順番で血糖値の上昇を抑える 

 

「バクテロイデス」は食物繊維で元気になって活性化します。その後、魚を食べることですい臓にインスリンを分泌するように指令が行きます。
 
食後の血糖値上昇が抑えられるのです。
 
お肉ではありません。悪玉菌はお肉が大好きですが、「バクテロイデス」はお肉を好みません。
 
食べる順番が大切なのです。ごはんやパンなどの炭水化物は最後に食べないと効率よく指令を出すスイッチを押すことができません。
 
@まず、食物繊維を含む野菜類を食べる。(バクテロイデスにエサをやって元気にする)
 
A次に魚を食べる。(インクレチンを分泌するスイッチを押す)
 
B最後に炭水化物を食べる。

 

「インクレチン」の働きとは

 

「インクレチン」の働きとは 
 
食事をした時に腸から分泌されるホルモンで食後血糖値を下げるためにすい臓のβ細胞にインスリンを分泌するように働きかけるほか、逆にすい臓のα細胞から分泌され、肝臓に働いて血糖値を上昇させますグルカゴンの働きを抑制する働きをもっています。
 
以上のようにインクレチンが効率よく働いてくれれば、血糖値を抑えることが出来るのです。
 
バクテロイデスは、腸内環境を整える短鎖脂肪酸を腸内で作ります。腸内が弱酸性に保たれることで悪玉菌の活動が抑えられ、善玉菌が元気に活性化します。
 
食物繊維でも主に水溶性食物繊維を食べましょう。
 
ごぼうや玉ねぎなどの根野菜にはビフィズス菌がエサとするオリゴ糖が多く含まれています。また、キノコ類や海藻類なども積極的に食べましょう。

 

「注意すること」

 

食事法について担当医 

 

現在、糖尿病で治療中の方は、今回ご紹介した食事法について担当医にご相談してください。自分の意思で薬を止めたり治療を止めたり決してしないでください。

 

 
糖尿病の検査、治療は内科ですが、最近総合病院では「糖尿病科」が設置されている病院があります。
 
血糖値が気になる方は、医療機関を受診し、血糖値に異常がある場合早期の治療が必須です。
 
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