糖尿病辞典

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糖尿病の歴史

 

糖尿病のことを知っておきましょう

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国民病と言われている糖尿病、国は5年に1度「糖尿病実態調査」を実施しています。

 

前回の調査は平成19年ですので、平成24年である今年調査が行われていることになりますが、平成19年の調査では、糖尿病患者及び糖尿病予備群に含まれる人が約2200万人であったとの結果が出ております。

 

その2回前の平成19年の調査では糖尿病患者及び糖尿病予備群に含まれる人が1320万人でしたので、10年間で7割近く増加していることになります。

 

平成24年の調査がとても気になるところです。

 

約6人に1人が糖尿病若しくは糖尿病予備軍ということになりますので国民病と言われる所以であることも頷けます。

 

しかし、この糖尿病について「なぜ血糖値が高くなるのか」「なぜ血糖値が高いと悪いのか」など糖尿病の知識や改善法、予防法などが国民に普及しているとは言えないのでないでしょう。

 

 

古代エジプト時代にもあった糖尿病

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この糖尿病は、いつ頃から病気として認識されていたのでしょう。

 

今から3500年前のエジプトの処方集である医学書「エーベルス・パピルス」には、「多尿で喉の渇きの激しくなる病気」という現代の糖尿病と同じ症状の記述があると言われています。

 

以後では、2200年前の帝政ローマ時代のカッパドキア(現在は世界遺産に登録)という地方のアレタエオス医師が糖尿病の症状を記述しており「水道から水が出るように尿を頻繁に出している」「体の肉や手足が尿の中に溶け出して痩せる」などの記載があります。

 

この病気にギリシア語で「サイホン」の意味を持つ「ダイアベテス」という病名をつけています。

 

アレタエオス医師は胃腸や膀胱の病気だと考えていました。

 

そのため食事療法を処方して「ミルク、お粥、穀物、果物、甘口のワインなど」の消化が良くて栄養の高い食べ物を考え出していました。

 

600年代の唐の時代には、医者が著した「千金方」という医学書に現代の糖尿病と似た病気の治療法が書かれています。

 

治療の方法とは、「如何なる薬ではでも治らないが、酒と塩分、小麦粉(炭水化物)を止めれば治る」と記載されており、中国でも食事治療があったようです。

 

わが国では1000年頃の平安時代に摂生政治の時代、藤原道長の33歳から56歳までの日記「御堂関白記」には「多飲多尿、口の渇き、視力低下、化膿症」などの糖尿病特有の症状の記述があります。

 

 

インスリンの関与が解明したのは約90年前の1922年

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糖尿病にインスリンが関わっていることが解明されたのは、1889年にドイツの医師オスカー・ミンコフスキーとフォン・メーリングがすい臓の摘出によって、イヌが重い糖尿病になることから、糖尿病はすい臓の病気であることを発表しました。

 

1922年、カナダのトロント大学で研究を続けていたフリデリック・バンティングと医学生のチャールズ・ベストがイヌのすい臓から血糖値を低下させる物質を発見しました。これでインスリンでした。

 

同年の1月に糖尿病の末期症状を呈していた14歳のレナード・トンプソン少年に世界で初めてインスリンが投与され劇的な回復が確認されて有効性が証明されたのです。

 

この様に糖尿病は近代の病気ではなく、古代からあった病気でしたが、原因が解明されインスリンの治療法が確立したのは最近になってからです。

 

 
糖尿病の検査、治療は内科ですが、最近総合病院では「糖尿病科」が設置されている病院があります。
 
血糖値が気になる方は、医療機関を受診し、血糖値に異常がある場合早期の治療が必須です。
 
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