糖尿病辞典

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糖尿病予防に筋力トレーニングが効果的

 

筋力トレーニングで糖尿病の発症リスク大幅に軽減!!

 

食欲の秋、スポーツの秋と言われますが、最近では、公園近くや街中でもウォーキングや軽いジョギングなどを習慣的にやられている方が多くなりました。

 

秋のスポーツイベントなどに参加したのがきっかけとなってウォーキングなどのスポーツを始める方もいます。

 

息が上がる程の強度の運動をしなくてもウォーキング程度の運動で「メタボ対策」になることが分かっています。

 

要は三日坊主にならずに継続する事、習慣化することが大切なのです。

 

ウォーキングや軽いジョギングは有酸素運動と言われて実際にしている方は多いのですが、反面筋力トレーニングはあまりやられていないようです。

 

フィットネスクラブに入会している方であれば筋力トレーニングは気軽に続けることも出来ると思いますが、日本国民のフィットネスクラブの参加率は3%以下と言われていますので、筋力トレーニングを習慣的に実施されている方は非常に少ないと言えます。

 

さて、この筋力トレーニングの健康や疾病予防の点での効果はどうなのでしょうか?

 

筋力トレーニングで2型糖尿病の発症リスクを大幅に低下

 

米国のハーバード公衆衛生大学院が行った1990年から2008年までの約18年間の長期間にわたる研究により、筋力トレーニングが2型糖尿病などの生活習慣病の発症リスクの大幅な低下させることが解明され発表されました。

 

米国は国民のフィットネスクラブへの参加率が10%を超えていて、この様な研究も可能にしたという側面があると思われます。

 

具体的には、18年間にわたり年齢が40歳から75歳で平均体格指数(BMI)が25近辺である32,000人の男性を追跡調査して、糖尿病を発症した2278人の飲酒の習慣やテレビの視聴時間などの生活習慣や家族の遺伝的要因を排除して運動の効果について調べた結果、

 

運動を全くやらない人に比べて、1週間に累計で60分未満の筋トレーニングを継続している人の発症リスクが12%低下していることが分かり、

 

また1週間に累計で60分以上150分未満の筋力トレーニングでは25%の低下、1週間に5日間以上かつ1日30分以上の筋力トレーニングを継続実施している人は34%も糖尿病発症リスクが低下していることが分かりました。

 

筋力トレと有酸素運動を組合わせると発症リスク59%も低下

 

更にこの最後の条件に1日30分程度の軽いジョギンクやウォーキング、エアロビクスダンスなどの有酸素運動を組み合わせた条件にすると59%も発症リスクが低下したことが分かりました。

 

筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせることで相乗効果が期待できるようです。筋力トレーニングは60歳代までが効果が高いとされていています。

 

我が国では糖尿病の予備軍まで含めると2200万人と言われていますが、フィットネスクラブの参加率が3%未満の日本人は、自宅で腕立て伏せや腹筋、そしてスクワットを習慣化することで糖尿病の発症リスクを大幅に低下出来そうです。

 

日本生活習慣病予防協会「糖尿病予防に筋力トレーニングが効果的」

 

筋力トレーニングによりブドウ糖を消費する筋肉量が増えることで、効率よくブドウ糖が消費され、インスリン作用が改善したと結論付けています。

 

運動不足を実感している方は、自宅で有酸素運動は無理にしてもご自分の体重を利用した腕立て伏せや腹筋、そしてスクワットなどの筋力トレーニングはテレビを見ながらでも、その気になれば出来るのではないでしょうか。

 

 
糖尿病の検査、治療は内科ですが、最近総合病院では「糖尿病科」が設置されている病院があります。
 
血糖値が気になる方は、医療機関を受診し、血糖値に異常がある場合早期の治療が必須です。
 
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