糖尿病辞典

薬局で無料で検査、6分後に血糖値の結果が出る

 
薬局で血糖値の検査が出来る試みがスタートしました。
 
糖尿病患者数とその予備軍を合計すると、国民の5人に1人、約2050万人にもなります。
 
糖尿病は、初期には自覚症状が殆どないため、治療が遅れることが懸念されてきました。
 
体調が悪くなり、初めて病院へ行き病状がかなり進行して合併症を発症しているケースも多いのです。
 
まだ、特定の地域に限定されていますが今後、自宅や会社の駅周辺や街中の薬局で気軽に血糖値の検査が出来るようになれば、糖尿病の早期発見と早期治療につながり、合併症等の重度の糖尿病患者の増加の歯止に期待がかかります。
 
今日のニュースでは、都内と四国の徳島県内の薬局20店で、糖尿病の検査をスタートしました。
 
検査料金も無料で受けられるため、今後普及する可能性がありす。

 

自分で針刺し採血するので安心

 
近い将来、薬局に薬や化粧品の買い物に行って、薬剤師から血糖値の検査を勧められるケースがあるかもしれません。
 
中指の先に小さな細い針を刺して千分の一ミリリットルを細い管で吸い取り採血、チクッとする程度の痛みで検査ができるのです。
 
その後、検査装置に入れて、6分で「ヘモグロビンA1c」の値が出ます。
  
 HbA1cは、空腹時血糖値とは異なり、直近1〜2カ月間の平均的な血糖値を推定できるため、食事などの影響を受けず、何時でも受けられるメリットがあります。
 
「ヘモグロビンA1c」とは・・・赤血球のたんぱくであるヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので、高血糖が続くとヘモグロビンとブドウ糖の結合が強固となる。
 
ヘモグロビンの寿命が4ケ月程度であり、ヘモグロビンとブドウ糖は、結合したり離れたりして、1から2カ月で結合が強固になる特徴があり、結合している割合を調べることで血糖値を測定できる。

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