ホンダN-BOX のフルモデルチェンジ
軽自動車の販売台数において他社を引き離して独走しているこのホンダN-BOX、2017年9月1日に初のフルモデルチェンジがなされて発売されました。
一般にフルモデルチェンジは5年から6年サイクルで行われているようですので、そろそろと思っていたファンは多いはずです。
N-BOX は2016年の軽自動車の年間販売台数1位、18万6367台を達成しています。
発売から5年間で累計販売100万台を達成し、これまでの最高記録であったフィットの78カ月を更新し販売記録を達成しています。
2017年は1月からスズキの「ワゴンR」やトヨタの「ヴィッツ」のフルモデルチェンジを皮切りに人気車のフルモデルチェンジや新型モデルが数多く行われています。
N-BOX は従来の軽自動車の概念を覆しスモールカーとしての経済的メリットだけではなく使いやすさが人気を支えています。
今回のフルモデルチェンジでは室内空間、燃費、先進安全運転支援システムなど、あらゆる面で性能アップされました。
基本のフォルムやフロントマスクが先代と変わっていないので、外観だけみると大差がないように思われがちですが、プラットフォームからエンジンまで90%の部品が新設計されているというから驚きです。
セールスポイントの室内の広さが更に拡大され居住空間や使いやすはライバル車を更に引き離しそうな勢いです。
発売以来ライバル車と比較すると燃費に劣る面がありましたが、エンジン性能が高く評価されてライバル車を圧倒してきました。
今回のフルモデルチェンジで燃費がかなり向上しましたが、なぜなら車両重量が80kgの大幅な軽量化だけではなく、エンジンが大幅に改善されたからです。
最新モデルのタントやスペーシアなどのライバルと車両価格を比較すると約10万円高くなりますが、高性能の自動ブレーキ「ホンダセンシング」や「HIDヘッドライト」、オートエアコンなど装備面にも細心の配慮が行き届き、乗ってみれば十分納得出来る新型車です。
新型「N-BOX」の新機能と乗り心地
新型N-BOXに試乗してきました。
先代では、アクセルを踏んでも今一加速が不足する物足りなさがありましたが、新型の場合ではアクセルを踏むだけで十分に加速をしてくれます。
しかも、エンジンの音も静かで軽自動車を運転しているという感覚がありません。
また、ターボエンジン車は、もちろんターボ無しと比較すればパワフルですが、燃費については大きな違いがないのが特徴です。
軽自動車では、初の自然吸気エンジンにi-VTECを搭載することで、最高出力を落とすことなく低燃費と実用域のトルクアップを両立しています。
一方、ターボエンジンには電動ウェイストゲートバルブを採用し、ターボに流れる排ガスの量を調節できるため、低燃費と高出力を両立しています。
先代ではターボエンジン車の燃費が20%程度劣っていましたが、新型ではこの方式により燃費に大きな差がなくなっており、よりパワフルな走りを求める方には、ターボをおすすめします。
乗り心地とハンドリングについても、軽自動車の域を超えているという意見が多く聞かれます。
また、軽自動車では、少しアクセルを踏むとロールが気になってしまいますが、新型「N-BOX」はコーナリングも滑らか、静かでバランスも良く乗り心地も抜群です。
この乗り心地、今回のモデルチェンジで、エンジンマウントに液体封入式を採用して、3気筒特有の振動が車体に伝達するのを抑えています。また、先代よりも吸音材や遮音材の使用料を増量し、振動騒音性能を向上させ軽自動車に特有の騒音をなくしています。
エンジンルームのコンパクト化やテールゲートの薄型化などによって室内がさらに拡大したことにより、テールゲートが低くなることで自転車などの積み降ろしもより容易になりました。
助手席スーパースライドシート
従来のベンチシートに加え、570mmスライドする助手席スーパースライドシートを設定しました。背もたれ裏のレバーからもスライド操作ができるので、子どもの乗り降ろしや荷物の出し入れが楽になりました。
大幅に燃費が向上
先代N-BOXは、燃費はリッター25.6km、ライバル車の「スペーシアの32km」、「タント28km」と比較すると若干劣っていました。
新型N-BOXでは、エンジンの改良などによって「27km」と競合車と比較してもそん色がなくなりました。
先進安全運転支援ホンダセンシングの機能
「出典 www.honda.co.jp」
新型N-BOXのフルモデルチェンジでは、ホンダの軽自動車としては初めて全車にホンダセンシング、最新の運転支援システムが搭載されました。
従来機能に加えて新たに後方誤発進抑制を追加し全タイプに標準装備となっています。
ホンダセンシングとはホンダが2014年に発表した先進安全運転支援システムの名称です。
ホンダセンシングの大きな特徴は「高精度のミリ波レーダー」と「単眼カメラ」の2種類のセンサーとコントロールユニットで構成され歩行者や車を検知して衝突事故を未然に防ぐシステムです。
この2種類のセンサーを組み合わせることで、より精度の高い認識を可能にしています。
ホンダセンシングは、既に「レジェンド」や「オデッセイ」、「ステップワゴン」に導入されています。
1.衝突軽減ブレーキ
「衝突軽減ブレーキ」は、ミリ波レーダーと単眼カメラが検知して衝突の危険がある場合はブザーとディスプレイ表示するとともにステアリングの振動で警告します。
これまでの衝突軽減ブレーキは夜道や雨の日などは検知の精度が低下することが問題になっていましたが、ホンダセンシングは晴れの日と同じように作動します。
2.誤発進抑制機能
「誤発進抑制機能」は前方に障害物がある状態でアクセルを踏んだ場合、急発進を防いでくれる機能です。
最近、アクセルとブレーキを踏み間違えた高齢者の重大事故が多発していますが、ホンダセンシングの誤発進制御機能は事故を未然に防ぐことが可能です。
3.先行車発進お知らせ機能
「先行車発進お知らせ機能」は信号などで停車中の時に前の車が発進したときにブザーやディスプレイ表示で通知してくれる機能です。信号待ちや渋滞など出来などでとても便利な機能です。
4.標識認識機能
「標識認識機能」は走行中に単眼カメラで道路標識を認識しディスプレイに表示してくれます。慣れない道では道路標識を見逃すことがありますが標識認識機能が知らせてくれます。
5.車線維持支援システム
「車線維持支援システム」は単眼カメラが車線を認識し車線の中央を走れるようにステアリング操作をサポートしてくれます。車線を外れそうな時はディスプレイ表示とステアリングの振動で警告して知らせてくれます。
6.路外逸脱抑制機能
「路外逸脱抑制機能」は車線維持支援システムの延長機能です。
路外の車線を外れそうになった時に警告を発しステアリング操作を自動制御して車線に戻そうとする機能です。緊急な場合には自動ブレーキも作動します。
7.アダプティブ・クルーズ・コントロール
アクセルを踏まなくても一定速度を保ちながら自動で走行してくれる機能です。車間距離を適切に保ちながら前を走る車に自動で追走します。
8.歩行者事故低減ステアリング
「歩行者事故低減ステアリング」は、時速10〜40kmの速度で走行している時に車線を外れ路側帯の歩行者に衝突しそうになった時にはブザーとディスプレイ表示で警告する機能です。緊急の場合はステアリングを自動制御して衝突を防ぎます。
以上のホンダセンシングの8機能に加えて、「オートハイビーム」や「後方誤発進抑制機能」を追加し安全性がさらに向上しました。
9.オートハイビーム
ヘッドライト点灯時にルームミラーに内蔵したCMOSイメージセンサーが一定範囲内にある対向車のヘッドライトや前走車のテールランプを検知します。検知されない場合にはヘッドライトを自動的にハイビームへ切り替えて遠方視認性を高めます。
切り替え操作の自動化で運転に集中できる環境をもたらします。
10.後方誤発進抑制機能
ソナーセンサーにより、後方に壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたままブレーキペダルと間違えるなどしてアクセルペダルを踏み込んだ場合に急発進を抑制します。
ボディカラーと価格
ボディカラー
※「N-BOX」は10色(ほか2トーンカラー4種類)
※「N-BOX Custom」は7色(ほか2トーンカラー5種類)
メーカー希望小売価格(消費税込)
※「N-BOX」が138万5640円〜
※「N-BOX Custom」が169万8840円〜
2017年9月1日に初のフルモデルチェンジされて発売されたホンダN-BOX、「更に室居住空間が向上」、「燃費の向上」、「先進安全運転支援システム」など最先端の技術が集約されています。
発売日の9月1日(金)から全国7都市で展示イベント「N for Lifeスペース」を展開しています。
中古車購入にはガリバーをおすすめします。
1.在庫が多くお気に入りの車種やグレードを選べます。
2.返品もOKです。(有料)
3.長期保証のサービスが充実しています。(有料)
修理歴はチェック済 返品OK 最長10年保証
「愛車の査定金額や中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。
ガリバーから電話がかかってくるのでそこで詳しい話を聞いてみましょう」
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