信用できないメーカー公表のカタログ燃費
以前から、車のカタログに記載されている燃費と実燃費に大きな差があることは公然の事実として知られています。
車の購入後、期待通りの燃費ではないと不満を抱いてしまいますので、メーカー公表の燃費について知っておきましょう。
自動車メーカー各社は、低燃費を強くアピールする販売戦略を進めていますが、信頼性に欠けるこのカタログ燃費と実燃費の差は、おおよそ30%から40%もあります。
車の燃費表示は、昔は10・15モード、2011年4月1日以降に発売される車は、すべてJC08モードの燃費表示が義務付けられています。
10・15モード(旧表示)
測定はエンジンが暖まった状態からスタート
平均速度 22.7km/h
最高速度 70km/h
所要時間 660秒
走行距離 4.165km
JC08モード(新表示)
測定はエンジンが冷えた状態からスタート
平均速度 24.4km/h
最高速度 81.6km/h
所要時間 1204秒
走行距離 8.172km
JC08モードでも実燃費との差が30%前後も
新しい燃費表示に切り替わっても、まだ信頼性は低いのが現状で実燃費との差が約30%前後もあるようです。
例えば、JC08モードでリッター30キロの車の実燃費はおおよそリッター21キロということになります。
原因はいくつか考えられますが、各自動車メーカーは走行試験をするテストコースを持っています。
測定試験のコースは、平坦で整備されたコースを走りづけた時の燃費をカタログ燃費として採用していますので、参考程度にはなりますが、この数値を信用してはいけません。
実際に走行するのは、平坦な道もありますが、坂道、渋滞、夏場はクーラー、冬場は暖房の使用と燃費はかなり悪くなるのは当然のことといえます。
また、急発進や急ブレーキや短距離のドライブでも燃費を悪くします。
カタログ燃費では、このような実際の走行を全く考慮していないため、消費者に対しては不親切と言えるでしょう。
国土交通省では、消費者のクレームが増えていることを受けて、走行の実態に則した基準で見直しをするように自動車メーカー各社に指導することを検討しています。
30%も燃費差があると年間のガソリン代の予算もかなり違ってきますので、購入前に知っておく必要がありますよね。
実際の燃費を知りたい時は購入先のディーラー又はインターネットを検索して事前に調べる方法があります。
インターネットとは新車が販売された後、複数のユーザーが必ずいってよいほどブログなどに投稿しますので参考にすることが出来ます。複数のデータから大よその燃費を想定することができますので、ぜひ参考にしてください。
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