冬場の路面凍結 走行前の点検とグッズ
近年は、気象が突然変動して大雪になる事があります。
例年、雪が降っていない地域でも突然の大雪に見舞われることもありますので注意しましょう。
冬場は雪や路面凍結に対しての装備と心の準備をしておきましょう。
そして凍結路面に十分注意しましょう。
雪道を軽く見てはいけません事故や怪我のもとです。
筆者は路面の雪が解けたと思い込んで走行中に右カーブの日陰で横滑りを起こして路肩に積まれた雪の塊(ほぼ氷の状態)に追突して事故を起こした経験があります。
もし、左カーブだったら自損事故だけでは済まず、人身事故につながった可能性もありましたので不幸中の幸いでした。
滑りやすく危険な場所は、日陰や橋、そして坂道です。
橋の上は冷たい風が吹きさらしているので凍りやすいので特に滑りやすい場所です。
「冬場の道路情報」国土交通省サイト
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路面凍結の種類を見極める
スタッドレスタイヤをはいていても、路面の凍結にはアイスバーンやミラーバーン、ブラックアイスバーンなどの種類があり滑りやすいので注意しましょう。
アイスバーンやミラーバーンは凍結状態が強くかなり滑りやすく危険な状態です。
また、ブラックアイスバーンとは凍結しているのにアスファルトの黒い路面が濡れたように見えていることから、こうように呼ばれていますがドライバーには凍結に気付きにくく事故を起こしやすい路面凍結状態です。
路面の凍結は外気温度計に影響されます。外気と路面の温度は違うため、水か凍る氷点の0℃に下がらなくても外気温度計が摂氏3℃以下になったら凍結に備えましょう。
チェーンを積んでおきましょう
冬場は出来ればスタッドレスタイヤに交換しておくのが最善策ですが、スタッドレスタイヤを持っていないドライバーはいざと言う時のためにチェーンを積んでおきましょう。
スタッドレスタイヤは、積雪路、凍結路での仕様となっているため通常の道路での性能はサマータイヤより劣っています。冬場にタイヤをスタットレスタイヤに替えたときは運転の感覚が若干異なることもあるので注意しましょう。
スタッドレスタイヤの寿命に注意
また、スタッドレスタイヤの寿命ですが、3シーズン、長くても5シーズンが限度です。
溝の深さが十分にあっても、主にゴムから作れらているタイヤは経年劣化します。タイヤの油分が抜けてしまっているので使用は避けたほうが安全です。
タイヤのサイドウォールに数字が表記されているので製造年月日を知ることができます。例えば「0814」と表記されていれば、2014年の8週目という意味で、2014年2月の3週目に製造されたタイヤになります。
雪道で立ち往生している車を見かけますが、備えあれば憂いなしです、スタッドレスタイヤをお持ちでなければ必ずチェーンを用意しておきましょう。
チェーンは裏表があります。凍てつく路上での作業は辛いもので速く作業を終えたいところです。スムーズに装着できるように事前に装着方法を復習しておきましょう。
ワイバーの点検
雪は意外に重たくワイパーに負担をかけてしまいます。
また、雪がワイパーの骨の部分にたまり全体が歪んでしまいウインドウに密着しなくなり十分な除雪ができなくなります。
雪が降っている時は視界も悪くなるため、フロントガラスに吹き付ける雪はワイパーで排除しなければ事故のリスクが高くなります。
その都度車外に出て雪を取り除くのも面倒です。
走行の前にワイパーの亀裂やヒビ、曲がりなどを点検し問題があればが交換しておきましょう。
ワイパーは冬用のスノーブレードに交換しておけば安心です。
スノーブレードはワイパー全体がラバーフードで完全密封されているため雪の詰まりがなく、氷点下でも凍結しないのでフロントガラスをきれいにふき取ることが出来ます。
駐車するときはワイパーがフロントガラスに張り付かないように上げておきましょう。
また、サイドブレーキは固着防止のため引かずに、AT車ではPに、MT車なら傾斜によって1速かバックに入れて駐車しましょう。
ウォッシャー液の点検と補充
雪道ではフロントガラスが凍ったり、汚れたりしますのでウォッシャー液を使用する頻度が高くなります。
使う頻度が高くなって無くなってしまうこともありますので、ウォッシャー液は余分に積んでおきましょう。ガソリンスタンドでも購入できます。
もともとウォッシャー液は凍結温度が約マイナス40℃と低いのですが、水で薄めるほど凍結温度は上がります。冬場は薄めすぎると凍結してしまいます。
冬場は濃度を高めにしましょう。また、ウォッシャー液のタンクに入っている量なども点検しておきましょう。
曇り止めのためにもエアコンの点検
冬場はエアコンのメンテナンスが重要です。
特に冬場はフロントガラスの曇り止めのために使用頻度が高くなります。
吹き出し口まわりの掃除をしておけば車内の空気もきれいになります。
注意したいのは、走り出してフロントガラスの曇を除去しようとヒーターを全開にして、熱線デフォッガーをにすると冷えたフロントガラスに熱風が当たって温度差により割れることがあります。
温度を徐々に上げるなどの配慮が必要です。
冬場に必須の備品
スタックした時に救助を要請してもすぐに来てもらえるとは限りません。至るところで同じような状態が発生して混雑している可能性が高いといえます。
自力で脱出しようとして、むやみやたらにアクセルを踏むとドツボにはまってしまいます。
焦らずにグリップできるポイントを探すことがポイントです。少しでも引っかかれば抜け出せる可能性があります。
前進とバックを少しずつ細かく動かしてグリップを探しましょう。タイヤが当たる接地箇所を変えることでグリップできることがあります。また、反動で抜け出せることもあります。
砂利や小石、小枝などグリップできそうなものをタイヤの間に噛ませましょう。自然のものが見当たらない場合はフロアーマットを噛ませてみましょう。脱出の可能性が高まります。
また、同乗者がいる場合はラゲッジスペースに乗ってもらい、タイヤの接地圧を上げることで抜け出せることもあります。
冬場は、いつ雪に見舞われるかわかりません。雪への対策として車に備えておきたい雪対策グッズをご紹介します。
雪を除雪するためのスコップ
東北や北陸の豪雪地帯に住んでいる人は、まず車の周囲に積もった雪かきをしてから出かけます。
ひと晩に数十センチも積もることは珍しくありません。雪が深いところではスタックの危険性があります。
安全のためルーフの雪や氷は落として走行
ルーフやボンネットに積もった雪や氷は走行前に落としておきましょう。特に凍っている場合は走行中に後続車のフロントガラスに当たって割れる恐れがあり大きな事故に繋がる可能性もあります。
また出掛けた先で除雪が必要になったときはスコップを積んでおけば大助かりです。
スコップは、かさばらない折り畳み式もあります。
水分を含んだら雪は重量がありますので出来ればスチール製のスコップを選びましょう。
除雪作業の時は長靴と防寒手袋が有効
除雪作業をするのにスニーカーでは冷たいのみならず後が大変です。
滑りにくく寒さも緩和してくれる長靴を備えておきましょう。
また、車外の低温下の環境で素手の作業は手がかじかんで辛いものです。ここはゴム製の防寒手袋が必須です。
車体屋根やガラスには雪かき棒
車の屋根やボディー、ガラスに積もった雪を落とすのには車用の雪かき棒があれば助かります。安価な製品がありますので準備しておきましょう。
鍵穴の凍結にも便利な解氷スプレー
フロントガラスの氷結は取るのにひと苦労です。駐車するときにフロントガラスにバスタオルをかぶせておけば防げます。
でも、氷結してしまった時にお湯や熱湯をかける人を見かけますが、温度差で割ることがありますのでやめましょう。
「解氷スプレー」を準備しておけば、フロントガラスの凍結や霜だけでなく鍵穴が凍ったときにも大変便利です。
しかし、解氷スプレーがない場合はアルコールで溶かすことができます。度数の高いお酒でもよいのですが、手の除菌用の液体で解氷することができます。
脱出作業時に便利な新聞紙やシート
スタックしてチェーンやスタッドレスタイヤでも脱出できない時もあります。
救助を要請しても混雑で時間がかかる場合もあります。自力で脱出しなければならない時に最低限車に積んでおいた方が良いのが新聞紙やシートです。
作業の時に下に敷いて汚れを防いだり、汚れを取るウエスなど色んなことに応用ができます。
冬場だけでなく常時準備しておきましょう。
自分で使わなくてもスタックした他車の手助けになることもあります。
スタットレスタイヤでダメならタイヤチェーン
スタッドレスタイヤを装着していても上れない、下れないようなアイスバーンやミラーバーンの道もあります。
また豪雪地域ではチェーン規制があり、スタットレスタイヤでは通行不可となる場合があります。
スタッドレスを履いていてもチェーンを備えておきましょう。
やはり、チェーンには絶対的なグリップ力があります。
スプレー式のタイヤチェーン
突然の雪に見舞われて、チェーンやスタッドレスタイヤの準備をしてなかった場合の緊急アイテムがあります。
スプレー式のタイヤチェーンを準備しておけば安心です。
パスダータイプのグリップ剤をトレッドに塗布するだけでスリップを防ぐことができます。
場所を取らないので準備しておきましょう。
スマホの充電器
携帯電話やスマホの充電器は普段でも必需品です。忘れないように準備しておきましょう。
普段から車用の充電器を常備しておきましょう。
シガーソケットのUSBチャージャーがあれば安心です。
中古車購入にはガリバーをおすすめします。
1.在庫が多くお気に入りの車種やグレードを選べます。
2.返品もOKです。(有料)
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修理歴はチェック済 返品OK 最長10年保証
「愛車の査定金額や中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。
ガリバーから電話がかかってくるのでそこで詳しい話を聞いてみましょう」