冬場・梅雨時のフロントガラスの曇りを解消
冬場はフロントガラスが曇ったまま走行し視界不良による事故が相次いでいます。
人身事故全体の件数はここ10年で大幅に減少していますが視界不良による事故はほぼ横ばい状態で推移しています。
事故を起こした人は「フロントガラスが曇り、前がよく見えなかった」といいます。
車を走らせる時は曇り解消され視界が十分に確保できるまでは運転すべきではありません。
例えば、職場へ車で向かう朝などは時間がないという理由から車を始動後すぐに走行している方を見かけます。
最近の車は性能が大幅に向上しているため暖気運転でエンジンを温める必要がないことが逆に事故を誘発する原因になっているといわれています。
専門家も「車を走らせれば車内が暖まるという意識がドライバーに強く、視界不良の状態で発進する人が多い」と指摘して警鐘を鳴らしています。
フロントガラスの曇りを早く解消する手段をご紹介します。
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フロントガラス氷結の解消
屋根付きの車庫に駐車していれば、フロントガラスが氷結することはありませんが、屋外に駐車していると寒い朝はフロントガラスが氷結しています。
例えば、フロントガラスが凍結していてもエアコンをフロントガラスにフルで稼働させると5分くらいで前が見えるようになります。
フロントガラスの温度が上げれば凍結や曇りは除去できますので、走行まで数分間停車して待ちましょう。
フロントガラスが曇ったまま運転するのは目をふさいで走っているのと同じですので大事故につながります。
でも、寒い朝に早起きをしてフロントガラスの氷結を解消する時間がない、早起きは苦手という方がほとんどではないでしょうか。
そんな時に時間をかけずに、フロントガラスの氷結を解消するほうほうがあります。
解氷スプレーを使う
凍ったフロントガラスを短時間に溶かすには市販の解氷スプレーが便利です。
スプレー1缶500〜1000円程度でホームセンターやカー用品店で購入できます。成分は、ほぼアルコールなので自分で作ることもできます。
スプレーするとみるみる解けていきます。−40℃まで対応していてフロントガラス表面に強力な水ハジキ被膜をつくりますので再氷結やギラツキ、くもりを防止してくれます。
解氷スプレーが手元にない場合には、ぬるま湯をかける方法がありますが、ぬるま湯では再氷結の可能性があるので、注意する点があります。
ぬるま湯をかける
凍ったフロントガラスに熱いお湯をかけると急激な温度差によってガラスが割れるリスクがあるので、お風呂の残り湯などのぬるま湯をかけましょう。
でも、気温が低い時はかけたぬるま湯がすぐに氷結してしまいます。
この時にエアコンをフロントガラスにフル稼働にしておけば外気が氷点下でも再凍結しにくくなります。
冬場のフロントガラスの曇りは外気と車内の気温差が原因です。
冷たい外気でフロントガラスが冷やされ車内の空気が結露して曇ります。
このときの曇りは、デフロスター(フロントガラスのマークのスイッチ)を押してエアコンは外気循環で入れましょう。
梅雨時のフロントガラスの曇り対策
梅雨時にフロントガラスが曇る大きな原因は「車内の湿度が高い」、「外気と車内の気温差が大」です。
特に梅雨時は濡れた傘や荷物、人の呼吸などの影響で車内の湿度が上昇して水分がガラスに付着して曇りの原因になります。
出来れば車に乗るときは傘の水滴や荷物に付いた水滴を落とすことで湿度の上昇を抑えることができます。
こんな時は、デフロスターを押してエアコンをONにしましょう。曇りはすぐに取れていきます。
設定温度が低すぎると曇りの原因になりますので多少高めのほうが良いでしょう。
また、フロントガラスの曇りの原因には汚れがありますので、汚れに湿った空気が付着することで曇ります。
フロントガラスを綺麗に磨いておくことで水分が付着しにくくなり曇り止めの効果もあります。
フロントガラスの氷結や曇りを解消して安全運転に心がけましょう。
油膜のギラギラ予防法
フロントガラスに油膜が付くと雨の日の夜は反射してギラギラとして視界が遮られて最悪の状態になります。
こうなるとワイパーを動かしてもウオッシャー液を噴射しても取れません。
油膜のギラギラの原因は走っている最中に他の車の排ガスに含まれている油分が付着して油膜になったものです。
ガラスコーティング剤は視界確保による雨の日の撥水タイプのガラスコーティング剤ですが、ムラに塗ったり、劣化したものを使うと撥水皮膜が油膜になってしまうこがあります。
塗りこむ際の下地処理をしておけば重ね塗りをしてもギラギラを起こすことはありません。
下地処理とは、ガラスコーティング剤を塗るときに油膜をしっかり落とすことです。
しっかりと油膜を落としておけばガラス撥水剤の効果が長持ちします。
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