リボースはポパイのほうれん草の役割
■リボースの即効的な疲労回復
リボースは、スポーツドリンクやエナジードリンクなどに使用されており、ポパイのほうれん草の様に即効的なエネルギーが必要な場合や疲労回復に有効です。
リボースは、肉体的、精神的疲労にも良い効果があるため、スポーツドリンクやサプリメントとしても利用されています。
リボースは、5個の炭素を持つ単糖類で体のエネルギー源でとなるATP(アデノシン三リン酸)を構成している物質です。
また、リボ核酸(RNA)やデオキシリボ核酸(DNA)の構成成分のヌクレオシドでもあります。
リボースは、すべての細胞に存在する重要な物質で、糖分そして脂肪を分解してATP(アデノシン三リン酸)を産生し、必要な時にエネルギーを作ります。
更にエネルギーが不足すると、分解されたATPを使ってATPを再度作り出すことができます。
また、激しい運動後に起こる筋肉の乳酸の発生を抑制する機能があり、筋肉痛を抑える働きが期待されます。
■リボースは心臓疾患に効果
更に抗酸化性成分にも重要な役割を果たしています。
リボースが発見されて100年以上経過していますが、その間世界では主に心臓の機能回復や手術の前後に使用されました。
厚生労働省により、安全な既存添加物として認められています。
また、原因不明の強い疲労感、脱力感、リンパ節の腫張などが続き、正常な生活が送れなくなる「慢性疲労症候群」にも効果があると云われています。
■「慢性疲労症候群」の原因究明
「慢性疲労症候群」の患者は、国内に30万人近くいるとみられていますが、診断基準を明確にすることは不可能であるため、問診を中心に患者の不定愁訴を聞き取って診断することしかありませんでした。
しかし、最近の研究では、「慢性疲労症候群」の患者は脳内で広い範囲の炎症を起こしていることが確認されています。
また、痛みに関係する脳の部位に炎症あると認知機能低下します。
更に、抑うつと関連する脳の部位に炎症があると症状が重度になる傾向も分かったようです。
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