希少糖プシコースには副作用は認めらていません
■ブドウ糖は摂取し過ぎると副作用があります
ブドウ糖や果糖などは、過剰に摂取し続けると、様々な症状を引き起こします。
例えば、体内で余分な糖とタンパク質が結合してAGE(終末糖化産物)に変質し、
皮膚に浸透すればシミやシワとなり、
骨に浸透すると骨粗鬆症を発症することが明らかにされています。
更に深刻な病気はサイレントキラーと云われる糖尿病です。
糖尿病は血中の酸素を運ぶ働きをするへモグロビンと糖が結合するため、酸素の代わりに糖が全身に運ばれ、糖尿病性網膜症による失明や足の壊疽などの重大な病気を引き起こします。
AGEも糖尿病も血糖値が高いことが原因であり、症状がゆっくりと進行する共通点があります。
希少糖プシコースは、このブドウ糖の吸収を阻害する働き
希少糖プシコースは、小腸から吸収されるブドウ糖の吸収を阻害し、また脂肪の蓄積を抑制する働きがあることが明らかにされています。
ブドウ糖は、体を動かすエネルギーや脳の働きに必要不可欠ですが、希少糖プシコースを上手に摂取することで、過剰なブドウ糖の吸収を制御することができます。
香川大学農学部の何森教授の研究グループは自然界に微量しか存在していない希少糖を人工的につくるための設計図とも言える「Izumoringイズモリング」を完成させました。
希少糖は、多糖類に酵素を反応させて合成されます。
この研究を大きく前進させたのがDTE(D‐タガロース3‐エピメラーゼ)と呼ばれる一つの酵素の発見でした。
この酵素を触媒として使うことで、果糖を希少糖プシコースに変換出来ることが分かり、次いで8種類の六単糖に働くことも解明されました。
果糖に酵素のDTEを反応させること希少糖プシコースを生成し、
更に希少糖プシコースから希少糖であるアロース、アルトロース、タリトール、アリトールなどの合成に次々に成功しています。
一昔前に人口甘味料のサッカリンが有害であるとされ問題となりました。
当時は発がん性などの指摘もありましたが、その後発がん性はないと結論付けされました。
サッカリンは、体内に入ると体が異物だと判断し、体外へ排出しようと肝臓や腎臓などの内臓機能が全力で働くため負担が大きく、現在日本においては食品衛生法により各食品への使用量が制限されています。
しかし、希少糖プシコースは、サッカリンとは分子構造も製造方法も全く違います。
化学法で生産した希少糖プシコースをラットに食餌として13週間の摂取実験した結果、
全ての検査結果から希少糖プシコースの安全性が確認されています。
カロリーゼロ、血糖値の上昇ゼロの希少糖エリスリトールとは
希少糖の仲間で、カロリーゼロ、血糖値の上昇ゼロのエリスリトールがあります。
希少糖エリスリトールは、9割が小腸から吸収されますが、糖に代謝されずに尿で排出されます。多量に摂取すると、まれに下痢を起こす可能性があります。
希少糖エリスリトールは、主にダイエット食品に使用されており、ゼリーや卓上の調味料として商品化されています。
ただし、下痢の発症の頻度は低く、他の食品群と比較しても、気にしなくても良い範囲です。
現在、希少糖プシコース入りのシロップ「レアーシュガースウィート」が販売されています。
また、この商品は食後の血糖値上昇を抑える特定保健用食品として厚生労働省に申請されています。