「レアスウィート」はトクホ認可へ

希少糖プシコース入りシュガー「レアスウィート」はトクホ認可へ

 

食品原料製造業の松谷化学工業と香川大の研究者グループが中心となっている希少糖生産技術研究所は、協力体制を整え、県下の企業と共同出資で希少糖食品会社を設立して平成22年3月に主力商品の「レアスウィート」を消費者庁へ特定保健用食品(トクホ)の申請をしました。

 

認可されるまでに約3年程かかるようです。

 

平成26年1月現在では、まだ認可が下りていませんが、まもなく認可されると思われます。

 

主力商品の「レアスウィート」は、ブドウ糖の吸収を抑制し血糖値の上昇を抑える機能があります。

 

レアスウィートで2割程度血糖値が軽減されることが臨床試験で解明

 

糖尿病や生活習慣病の改善にも期待が持たれています。

 

香川県では、このプシコースの愛称を「さぬき新糖」と名付けています。

 

さとうきびの搾り汁を独特の方法で精製して作る砂糖で高級和菓子に使われている和三盆に続く新しい糖と位置付けています。

 

希少糖マークと共に商標登録を申請中です。

 

このプロジェクトの中心になっている松谷化学工業株式会社はデンプンの製造メーカーで、肥満予防の素材である「難消化性デキストリン」でトクホ市場の約30%を占有しているようです。

 

この「難消化性デキストリン」が原料として使われている人気のトクホ飲料として「トクホ炭酸」「キリンメッツコーラ」「ペプシスペシャル」などあります。

 

世界に羽ばたく「レアスィート」

 

香川県の産官学の連携ですすめられてきた結晶が希少糖プシコースの粉末甘味料「レアスィート」として世界に羽ばたこうとしています。

 

浜田香川県知事、長尾香川大学学長も香川県発の希少糖の普及振興に力を注いでいます。

 

テレビでも、「サイエンス・ゼロ」、「世界ふしぎ発見」、「あさイチ」など放映されています。

 
「レアスウィート」のトクホ認可へ

 

香川県の産業成長戦略では、今後の成長の柱となる分野として「地域資源や伝統技術を活用した特長ある食品・バイオ関連分野」、「健康関連分野」などをあげています。

 

重点プロジェクトとして、希少糖産業の創出、オリーブ産業の強化などをあげてます。

 

「かがわ希少糖ホワイトバレープロジェクト」では、産学官連携による「プシコースのトクホ開発」、「アロースの抗ガン作用」に関する研究」などを計画しています。

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