健康診断 糖尿病 「空腹時血糖値(FBS)」
空腹時血糖値(FBS) 基準範囲 「99mg/dl以下」
(日本人間ドック学会の基準値)
空腹時血糖値・ブドウ糖負荷試験
ブドウ糖を負荷後2時間の血糖値を判定します。
糖尿病型
1.空腹時血糖値126r/dl以上でブドウ糖負荷後2時間血糖値が200r/dl以上
2.随時血糖値200r/dl以上
3.ヘモグロビンA1cが6.5%以上
正常型
空腹時血糖値が110r/dl未満でブドウ糖負荷後2時間血糖値が140r/dl未満、ただし、空腹時血糖値が100~109r/dlは正常高値と判定する。
境界型
糖尿病型にも正常型にも属さない場合は境界型と判定する。
空腹時血糖値は、世界各国で判定基準の数値が違います。
わが国では正常値との境界を110mg/dLとしていますが、アメリカでは糖尿病の発症が有意に高いとして100mg/dLに設定しています。
WHOは、日本と同じ基準にしていますが、世界でこの数値が統一されている訳ではありません。
統一されていない一つの要因として、人種差、地域差、食習慣などの違いがあるものと推測されます。
ただし、日本糖尿病学会では、アメリカと同じ、100〜109mg/d0Lの範囲は、「正常高値」として注意を喚起しています。
血中のブドウ糖の濃度が一定水準以上であることは、特に脳の神経系のエネルギーとして必須です。
例え、絶食しても、血糖値が60mg/dL以下に低下することはまれです。
また、空腹時血糖値が127mg/dL以上では、糖尿病の診断基準の一項目が満たされたと判定されます。
食後血糖値として、140mg/dL未満が正常であり、200mg/dL以上が糖尿病域と判定されます。
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