健康診断の数値の見方読み方


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健康診断 糖尿病 「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」

 

糖尿病 「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」

 

HbA1c値 5.4%(NGSP値)未満        →    血糖値が正常範囲内の人

 

HbA1c値 5.4% ~ 6.4%(NGSP値)→    血糖値が高めの人(境界型糖尿病)

 

HbA1c値 6.5%(NGSP値)以上        →      血糖値が高く糖尿病

 

HbA1c値(NGSP値)の基準値 「5.5mg/dl以下」
(日本人間ドック学会の基準値)

 

成人の赤血球内のヘモグロビンには、HbA0、HbA1、HbA2、HbFがあり、このうちHbA1には、HbA1a、HbA1b、HbA1cの3種類があります。

 

この中のヘモグロビンA1c(HbA1c)は、血中の血糖濃度に敏感に反応して、ブドウ糖と非酵素的に結合する特性をもっています。この特性から「糖化ヘモグロビン」ともよばれています。

 

ヘモグロビンA1c(HbA1c)の平均寿命は、約4ヶ月で、この期間に血糖値が高ければ、ブドウ糖と結合した、ヘモグロビンA1c(HbA1c)の量も多くなります。

 

従って、ヘモグロビンA1c(HbA1c)と結合したブドウ糖の濃度の測定は、過去1ヶ月から2ヶ月の血糖値の状態を示す指標となります。

 

ヘモグロビンA1c(HbA1c:NGSP値)が、6.5%以上の場合に糖尿病型と判定し、糖尿病が強く疑われます。


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