ナッツ類は死亡率を大幅に下げる 時々食べましょう
ナッツ類を時々食べることで、がんだけではなく他の疾患の死亡率も大幅に下がることが報告されました。
イタリアIRCCS神経医学研究所のマリアローラ・ボナッチオ氏らの研究グループが、約2万人を対象にナッツの摂取と死亡率との関連を平均4.3年間にわたって追跡調査しました。
その結果、「ナッツを全く食べなかった人に比べ、1カ月に2回以下食べる人では死亡率が32%低下、1カ月に8回以上食べる人では死亡率47%も低かった」と報告しています。
以上のように、ナッツ類を定期的に食べることで、大幅に死亡率が下がることが明らかになりました。
以前より、アーモンドやクルミなどのナッツ類には、「がんの抑制、動脈硬化予防、貧血予防、冷え性改善、骨や歯の強化、老化防止」などの健康効果が知られていました。
今回の調査研究で、ナッツをひんぱんに食べなくても、がんによる死亡率を下げ、原因を問わない死亡率も下げることがわかりました。
研究では、「地中海食の習慣ないと効果目立つ」と報告していますが、ナッツ類と地中海食の共通点は、不飽和脂肪酸にあります。
「記事参照元」
ナッツでがん死が減る、「1カ月に2回以下」でも効果
地中海食とは
「魚類、野菜、豆類、果物などが多く、肉類が少なく日本食に似ていますが、更に不飽和脂肪酸のオリーブオイルが多いこと、塩分が少ない食事のことです」
地中海食とアーモンド、クルミ、カシュー、ピスタチオなどのナッツ類に共通している点は、不飽和脂肪酸が豊富に含まれていることです。
健康の維持と増進のためにナッツ類を時々食べましょう。
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