危険な生活習慣と免疫


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多量飲酒は脳の障害を引き起こす 

 

多量の飲酒習慣は肝臓をはじめ、あらゆる臓器に障害をもたらすことは、以前から知られています。
 
更に脳科学の研究でも、多量飲酒は脳の前頭葉、小脳、海馬を麻痺させて様々な脳の障害を引き起こすことが解明されています。
 
お酒は百薬の長と言われるように、適度なお酒は血行を改善して健康度を高める作用があることが人での研究でも明らかになっています。
 
これらの研究では、全くお酒を飲まない人よりも、適度にお酒を飲んでいる人の方が長寿であることがわかっています。

 

脳の前頭葉の障害

 

多量飲酒で前頭葉に障害が起こると理性が失われて言動が大きくなります。
 
脳の前頭葉は、脳全体を司っているコントロールタワー、中枢部である事から、オーケストラに例えられています。
 
前頭葉は、思考や創造性、そして物事に対する意欲や記憶などを司っています。
 
多量飲酒で脳の前頭葉にアルコールがまわると大声で笑ったり怒ったりと、前頭葉が麻痺してコントロール不可能になります。

 

小脳の障害

 

多量飲酒で運動を司っている小脳に障害が起こるとバランス感覚が麻痺します。
 
多量飲酒で酔っ払うと真っ直ぐに歩いているつもりでも、千鳥足になり、ヨタついて倒れたり、ろれつが回らなくなります。
 
小脳が麻痺して、運動機能が正常に働かなくなっている状態です。

 

脳の海馬の障害

 

多量飲酒によって海馬も障害を起こします。
 
海馬はタツノオトシゴの形状に似ていることから、この名前がついています。
 
海馬は、とてもデリケートな器官で酸欠やストレスでも影響を受けます。
 
短期間記憶をとどめておく器官でもあり、長期の記憶にも少なからず関係解明されてい
ます。
 
多量飲酒で海馬障害が障害を受けると、短期間の記憶がすぐに消えてしまうため、何度も同じことを言って、しつこいと感じることが良くあります。

 

多量飲酒の習慣に注意

 

このように多量飲酒は脳に大きな障害をもたらします。
 
多量飲酒が長期間続けば脳が萎縮することがわかっています。
 
脳は一度縮めば元に戻ることはありません。
 
年齢と共に脳の縮小が続き、アルツハイマーなどの認知症を起こす可能性が格段に高くなります。
 
年間を通して忘年会や新年会などお酒を飲む機会がありますが、多量飲酒にはくれぐれも注意しましょう。
 
飲酒で赤くなる人や女性は発がんリスクが高い 


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