三大栄養素から七大栄養素


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七大栄養素 食物繊維

 

栄養素の概要

 

食物繊維 

 

 食物繊維は、単糖が鎖状に結合したもので、「消化酵素では消化されない食品中の難消化性成分の総称」と定義されています。

 

 食べ物のカスとして栄養としては評価されない時代もありましたが、腸内環境を改善する機能が注目され、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルに次ぐ第6の栄養素とも呼ばれています。

 

 食物繊維は、水に溶けない性質の「不溶性食物繊維」と、水に溶ける性質の「水溶性食物繊維」に分類されます。

 

 

 

主な働き

 

 「不溶性食物繊維」は、腸壁を刺激し、腸内の排便を促進する作用があり、便の量を増やして便秘を予防する働きがあります。
 食べるのに時間がかかり、消化が遅くなることから血糖値の上昇を抑制する作用もあります。
 食物繊維は、腸内細菌によって発酵しやすく、善玉菌を増やして腸内環境を改善する働きがあります。ボソボソした食感が特徴で、便秘気味の時に摂取すると便秘が悪化することもあります。

 

 「水溶性食物繊維」は、水に溶けることで脂肪、コレステロール、糖質の吸収を妨げる作用があります。脂質異常症や糖尿病の予防が期待されます。水溶性食物繊維には便を軟らかくする作用があります。

 

 キチン・キトサンは、カニやエビの殻を生成して得た不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方の性質がある動物性の食物繊維で、脂肪を吸着して吸収を阻害する作用があります。

 

 不溶性食物繊維だけを多く摂り続けると下痢を起こすことがある。下痢を起こしている場合には、不溶性食物繊維の摂取を制限すべきです。
 水溶性食物繊維は摂取過剰によって下痢を起こす心配はないが、摂りすぎによってミネラルの吸着が妨げられる心配があります。

 

 このほかに天然物を加工した難消化性でんぷん、難消化性デキストリン、化学合成したポリデキストロールなどの食物繊維があります。

 

   

 

含まれる食品

 

「不溶性食物繊維」

 

 ◎セルロース(穀類、豆類、野菜)
 ◎ヘミセルロース(穀類、豆類、野菜)
 ◎ぺクチン(野菜、果物)
 ◎リグニン(豆類、穀類のふすま、野菜、ココア)
 ◎イヌリン(ごぼう、きくいも、ゆり根)
 ◎キチン・キトサン(カニ、エビの殻)

 

 

「水溶性食物繊維」

 

 ◎ペクチン(果物、野菜)
 ◎グアガム(豆科のグアガー)
 ◎アルギン酸(こんぶ、わかめ)
 ◎グルコマンナン(こんにゃく)
 ◎キチン・キトサン(カニ、エビの殻)

 

 

 「食物繊維を多く含む食品 ベスト10 100g中」

 

食 品

食物繊維総量

水溶性食物繊維

不溶性食物繊維

わかめ

68.9g

9.0g

59.9g

ひじき

60.7g

22.5g

38.2g

こんぶ

36.5g

7.4g

29.1g

かんぴょう

30.1g

6.8g

23.3g

海苔

26.4g

10.8g

15.6g

切干大根

20.7g

3.6g

17.1g

小豆

17.8g

1.2g

16.6g

大豆

17.1g

1.8g

15.3g

小麦

10.8g

0.7g

10.1g

おから

9.7g

0.3g

9.4g

 

 

備考

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