三大栄養素から七大栄養素


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七大栄養素 ファイトケミカル 血糖値の抑制

 

血糖値の抑制

 

 ファイトケミカルは、植物中に存在する栄養素で、一般的に「通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物」を意味しています。

 

 これらのファイトケミカルの栄養素は、サプリメント素材として活用され、商品化されています。

 

血糖値

 

 食事で摂った糖質は、でんぷんとショ糖に大きく分けることができます。

 

 でんぷんは多数のブドウ糖が結合したもので、胃の中の消化酵素のアミラーゼによって分解されて、麦芽糖(マルトース)となります。

 

 麦芽糖は、ブドウ糖が2個結びついたもので、この麦芽糖は消化酵素のα?グルコシダーゼによってブドウ糖に分解されます。

 

 ショ糖はブドウ糖1分子と果糖1分子が結合したもので、これは消化酵素のスクラーゼによってブドウ糖に分解されます。

 

 消化酵素によって胃や腸でブドウ糖まで分解されると、小腸癖から酵素によって吸収されて、血液中に入った後、肝臓まで運ばれます。

 

 ブドウ糖の一部は、肝臓に取り込まれ、ブドウ糖はグリコーゲンに合成されて、肝臓内に溜め込まれます。

 

 肝臓に取り込まれなかったブドウ糖は血液中を流れ、全身に行き渡り、筋肉などの細胞内に取り込まれ、貯蔵に回るもの以外はエネルギーとして使用されます。

 

 細胞内に取り込まれて充分にエネルギーとして使われていれば、食事によって上昇した血糖値は時間がたつにつれて下がりますが、エネルギーとして充分に使われていないと、食事をした後だけでなく、空腹時でも高血糖状態が続き糖尿病のリスクが高まります。

 

ブドウ糖分解抑制のファイトケミカル

 

 消化酵素のα?グルコシダーゼやα‐アミラーゼの働きを阻害する作用があるファイトケミカルとして、次の素材があります。糖質がブドウ糖に分解されるのを抑制します。
「アロエ、ウチワサボテン、グァバ、桑の葉、菊イモ、コタラヒム、サラシア、白インゲン豆、豆鼓エキス、ニガウリ、羅漢果エキス」

 

ブドウ糖を吸収抑制するファイトケミカル

 

 ブドウ糖が胃から小腸に早く運ばれると血糖値が急上昇しますが、粘性のある食物繊維とブドウ糖が同時に存在すれば、小腸に運ばれるまでに時間がかかり、血糖値の上昇を緩やかに抑えることができます。
 また、粘性のある食物繊維はブドウ糖の一部を吸着して、体外に排出されるため、血中に吸収されなくなることでも血糖値の上昇を抑えます。これは、難消化性デキストリンの機能です。
 もう一つは、小腸からブドウ糖が吸収されるときには、腸壁にある酵素が作用しますが、その酵素とつながることで、ブドウ糖の吸収を抑えます。これは、ギムネマの機能です。
「難消化性デキストリン、ギムネマ」

 

ブドウ糖を燃焼促進させるファイトケミカル

 

 インスリンによって筋肉細胞内にブドウ糖が吸収されるのを促進して、ブドウ糖が燃焼されるのを促進させる素材です。
「クエン酸、クロム、ビタミンB1、ヤーコン」

 

グリコーゲン生成を促進させるファイトケミカル

 

 ヒドロキシクエン酸によって、ブドウ糖からグリコーゲンへの生成量を高め、肝臓でのグリコーゲン蓄積量を増やして、血糖値の上昇を抑えます。
「ガルシニア」

 

インスリン分泌を促進させるファイトケミカル

 

 すい臓を刺激して、インスリンの分泌を促すことで血糖値の上昇を抑える素材として、次のものがあります。
「アメリカジンセン、カイアポイモ、クロム、バナジウム、バナバ」

 

 

備考

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