腸内フローラを整える食事 うんちの観察

辨野先生がすすめる食べ物とうんちの観察

 

辨野先生がすすめる食べ物とうんちの観察 

 

40年以上にわたり腸内細菌の研究をしています辨野(べんの)義己先生の生活習慣のご紹介です

 

辨野先生は、理研バイオリソースセンター微生物材料開発室の室長をされております。

 

腸内細菌とうんちの第一人者の辨野先生が、毎日食べているもを知ることが、健康への早道になります。

 

うんちの事を知っておきしょう。

 

辨野先生は、うんちをする「便所」は、「お便りどころ」で腸内の環境をうんちのお便りで知らせてくれる場所だといっています。

 

うんちが臭かったり、オナラが臭いと腸内環境が悪い証拠であり、善玉菌が少なく、悪玉菌がはびこっている状態といえます。

 

悪玉菌が多い原因は、食べ物の内容や運動不足にあります。

 

この状態が続くと、有毒物質が全身にめぐり体に変調をきたしてしまいます。

 

 

 

ヤクルトの研究調査で60%以上の腸が老化

 

2007年にヤクルト実施した20代から60代の600人を対象にした調査では、特に若い人の腸年齢が老化しているケースが多いことがわかりました。

 

腸年齢を調べた結果

 

◎60%以上の人の腸が老化していた

 

◎38%の人の腸年齢が若かった

 

そして、48%の人が便秘もしくは便秘症で、その約6割が5日に1回しか便が出ない状態でした。

 

また、肥満やストレスの多い人は腸年齢が老化していました。

 

美肌と腸年齢の関係

 

肌は表面からだけではなく、腸の環境が改善されれば内から肌がキレイになります。

 

腸内環境を改善するには、ヨーグルトなどのプロバイオティクスやオリゴ糖、食物繊維を多く摂取する事です。

 

便秘の原因

 

◎食生活がかたよっている

 

 プロバイオティクス、オリゴ糖や食物繊維を食べる。

 

◎運動不足 

 

 なるべく階段を使い腸の周りの筋肉を鍛える。

 

◎ストレスが多い

 

 ストレスを解消する方法を実行する。

 

◎ダイエットをしている

 

 便になるものがない。

 

 

腸内環境と大腸がん

 

女性の大腸がんの死亡率は、乳がんを超えて1位になっています。

 

原因は、肉類や加工肉中心の欧米食にあるといわれています。

 

また、女性は恥かしさもあって発見が遅れる傾向があります。

 

肉類などの動物性脂肪を消化するために肝臓から胆汁が分泌されます。

 

この胆汁に含まれる一次胆汁酸の一部が大腸へ流れ、悪玉菌は一次胆汁酸を発がん促進物質の二次胆汁酸に変換します。

 

この二次胆汁酸が、大腸がんの原因になることが報告されています。

 

肉類の摂取量の増加

 

肉類の摂取量の増加 

 

◎アメリカ人は年間で肉類を120kg摂取

 

◎日本人は年間で肉類を40kg摂取

 

日本人は1960年代は3kgしか摂取していませんでした。

 

肉類や肉加工食品の増加が大腸がんの原因といわれています。

 

研究の結果、がんになる要因で運動不足との相関があるのは大腸がんのみであることがわかっています。

 

肉類や肉加工食品の摂取量を減らして毎日の生活にウオーキングなどの運動を取り入れましょう。

 

 

     

 

辨野先生の毎日の食べ物とうんちの観察

 

辨野先生の毎日の食べ物とうんちの観察 

 

辨野先生は、以前はヨーグルトの酸っぱさが嫌いで食べていなかったそうですが、52歳からヨーグルトを食べるようになって腸内環境が改善されたそうです。

 

食事を腸内環境に良い食べ物に変えれば、腸内環境は2週間程度で改善されるといわれています。

 

以下は、辨野先生が毎日欠かさず食べているものです。

 

飽食の時代といわれて久しくなりますが、今や好きなものを楽しく食べる時代は終わり健康に良いものを考えて選択する時代になりました。

 

腸内環境を整えて健康状態を維持するために、毎日の食事を常に考えましょう。

 

是非、辨野先生の食事を参考にしてください。

 

◎季節の野菜やキノコが5種類以上と鶏のささ身とが入ったスープ、納豆、メカブ、オクラのネバネバ三兄弟を混ぜた小鉢

 

◎ヨーグルト

 

◎バナナや豆乳、抹茶をミキサーにかけたジュース

 

うんちを観察

 

うんちを観察 

 

うんちの色は肝臓から分泌される胆汁のビリルビンによって黄色く色づけされます。

 

腸内が悪玉菌優勢の弱アルカリ性の環境ではビリルビンはうんちを茶色や黒褐色にします。

 

腸内が善玉菌が優勢の弱酸性の環境では、うんちを黄色に近い色にします。

 

黄色いうんちが理想です。

 

 

理想的なうんちの状態

 

理想的なうんちは、赤ちゃんのうんちです。

 

赤ちゃんはビフィズス菌が多く、うんちの色は黄色、黄褐色で酸性、そして臭いは少いです。

 

◎形状  →  バナナ状で、固すぎず、軟らかすぎず

 

◎色   →  黄色、黄褐色

 

◎大きさ →  バナナ1?2本分で200?300g

 

◎感触  →  スムーズにするっと出る、適度な柔らかさ

 

◎臭い  →  おまり臭わない

 

悪いうんちの状態

 

高脂肪高タンパクの食事は腸内環境を悪化させます。

 

腸内環境が悪化していると、うんちはの色は「黒褐色か褐色」で悪臭を放ちます。

 

良いうんちにするには

 

良いうんちにするには 

 

生きて腸まで達する乳酸菌や納豆菌などのプロバイオティクスや食物繊維を多く摂取することです。

 

これらの食べ物は、善玉菌の働きを活性化して腸内環境を弱酸性にして悪玉菌の活動を抑え込みます。

 

適度な運動

 

うんちを出すには、お腹の筋力が必要です。

 

ウォーキングや階段を使うなど毎日意識して運動をしましょう。

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