自然免疫マクロファージとは?食べ物が健康長寿の秘訣


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マクロファージを増やし活性化させて免疫を高めましょう

 

異物を貪食するマクロファージ 
「アメーバ状のマクロファージ」
 
 
自然免疫のマクロファージの種類や働き、マクロファージを活性化する食べ物をご紹介します。
 
体の免疫について長年にわたって興味を持ち、マクロファージの研究発表など最新情報も掲載しています。
 
自分自身でも風邪やインフルエンザ、生活習慣病を予防するために毎日の食事で免疫システムを活性化する食べ物を意識して摂取しています。
 
その甲斐あってか、もう何年も風邪も引かずに元気にしていますので、共有させていただき、「マクロファージを活性化する食べ物」をお伝えしたいと思います。
 
早くマクロファージを活性化する食べ物を知りたい方は目次の項目のを6〜8をクリックして閲覧頂いても結構です。 
 

「目 次」

 

 1.人の免疫とマクロファージの働き、特徴

 

 2.マクロファージの貪食作用

 

 3.マクロファージは全身に分布している

 

 4.マクロファージの抗原提示

 

 5.マクロファージの働きを弱めるストレス

 

 6.マクロファージを活性化するLPSを含む食べ物

 

 7. マクロファージを活性化するビタミンD

 

 8.バナナジュースはマクロファージのTNFを増強

 

 

人の免疫とマクロファージの働き、特徴

 
免疫力が低下すると風邪を引きやすくなったり、疲れやすくなります。

 

年中、風邪も引かず、いつも元気な人がいますが、このような人は免疫力が高いといえます。

 

 

最近、あなたは次の事に心当たりはありませんか?
 

 

◎十分な睡眠をとっても疲れが取れない、だるい

 

◎風邪を引きやすい、引いたら長引く  

 

◎花粉症やアトピーが以前よりもひどくなった

 

◎口内炎ができやすい

 

◎季節の変わり目に必ずといってよいほど体調を崩す

 

◎重要な事が近づくと体調を崩す

 

◎普段よりも活動量が増えると風邪を引いてしまう

 

 
どうでしょうか、思い当たる項目はありませんでしたか?
 
当てはまる項目があれば、免疫力が低下しているかもしれません。

 

免疫力は20代をピークに加齢とともに低下し、40代から50代にかけて急激に低下することが分かっています。
 
下の「からだの免疫としくみ」のグラフでは、50代前後から感染症などの疾患が急増していることが分かります。
 
 

 

 
加齢は誰にも平等に訪れますが、この加齢が免疫力低下の大きな一因になっています。
 
そして、加齢以外に次の様な事が原因になって免疫力が低下すると考えらています。

 

◎ストレスが続く生活
 
◎かたよった食習慣(バランスを欠いた偏食)
 
◎喫煙、深酒
 
◎睡眠不足
 
◎冷え
 
◎疲労

 

以上の項目は、なかなか逃れることができない原因が多いですね。
 
免疫細胞マクロファージの主な働きをご紹介します。
 
マクロファージは私たちの体の最前線にいて、ウイルスや細菌などの有害物を撃退してくれる頼もしい免疫細胞です。
 

 

体に侵入してきたウイルスや細菌などの有害菌を貪食

 

酸化脂質を貪食

 

寿命を終えた赤血球、白血球、血小板、各種細胞の残骸などの老廃物を貪食

 

 
貪食とは、有害物を片っ端から食べて消化してしまうことです。
 
このようにマクロファージは手当たり次第に食べて消化する能力があるのでスカベンジャー(掃除人)とも呼ばれています。
 
このマクロファージは有害物などのさまざまな異物を食べて消化分解するために小胞を持っています。
 
小胞には、リソソームと呼ばれるリゾチームやベルオキシダーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、ヌクレアーゼなどの消化酵素が内包されています。
 
この消化酵素を武器にして有害物を抹殺してくれるのです。
 
マクロファージを英字で表記すると「macrophage」と書きます。
 
「macro:マクロ」は大きい、「phage:ファージ」は食べる、という意味です。
 
名称のごとくマクロファージの大きさは20〜50μm(1μm=1/1,000mm)で白血球の中では最も大きく、同じ免疫細胞の樹状細胞とほぼ同じくらいの大きさです。
 
マクロファージは血液に存在して偽足を使ってアメーバのように体中どこでも行くことができます。
 
マクロファージは、私たちの体の全身に存在して有害物と戦って健康を守っています。
 
マクロファージがより活性化すれば、体の免疫力が高まって、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくい体質になります。

 

 

マクロファージの貪食作用


 
マクロファージの働きをくわしくご紹介いたします。

 

マクロファージは、血中、皮膚、骨、筋肉、脳、肝臓、腎臓、小腸、大腸など体の全ての場所に存在し異物(病原体)を処理して体の健康を守っています。
 
マクロファージは「ウイルスや細菌」、「がん細胞」、「死んだ細胞」、「酸化LDLコレステロール」、「アミロイドβ」、「変性たんぱく質」、「最終糖化産物(AGEs)」など私たちの体に有害なさまざまな物質をすさまじい勢いで貪食してくれる重要な免疫細胞のひとつです。
 
別名、大食細胞、貪食細胞と呼ばれているゆえんです。
 

マクロファージが貪食する主な物質

 

1.がん細胞
私たちの体内では毎日数千個のがん細胞が発生しているといわれていますが、この発生したがん細胞を貪食してくれるのもマクロファージです。
 
放置すればがん細胞は無限に細胞分裂を繰り返しますが、がん細胞が発生した初期に食べつくすことで私たちの体を守っています。
 
がん細胞を特異的に殺傷する免疫細胞としてNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が知られています。マクロファージと同じ自然免疫細胞です。
 
2.ウイルスや細菌などの有害物
風邪は身近な病気ですが、風邪のウイルスは100種類以上もあります。マクロファージは風邪のウイルスを発見するとすぐに貪食して感染を防いでくれます。
 
3.死滅した細胞や老廃物
体の細胞には寿命があり死滅し異物となります。赤血球や白血球、血小板、死滅した細胞や体内の酸化悪玉コレステロール、認知症の原因となるアミロイドβなどの老廃物を貪食して掃除をしてくれます。
 
マクロファージは血液中に存在しているので、体のすみずみまでパトロールして私たちの体を守っています。
 
マクロファージが活躍する体の部位で少し名称が異なっていますので、ご紹介します。
 

   

 

マクロファージは全身に分布している

 

脳では「グリア細胞」

 
脳に存在しているマクロファージは「グリア細胞」と呼ばれ、脳内をパトロールし脳内のニューロンの異変を修復したり、がん細胞や死滅したニューロン、アミロイドβなどの老廃物を貪食して脳内をきれいに保つ働きをしています。
 
グリア細胞には、「マイクログリア(ミクログリア)」や「アストロサイト」、「オリゴデンドロサイト」などの種類があります。
 

脳梗塞の予後に光明

2017年6月に山梨大学の小泉修一教授と慶応義塾大学の岡野栄之教授らの研究グループは、脳梗塞などの脳卒中が起きた後にダメージを受け死んだ細胞を「グリア細胞(アストロサイト)」が貪食して脳から除去する働きをマウスの実験で明らかにしました。
 
国内では、脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管傷害の患者数が120万人と多く、脳の血流が滞ることで起きる片まひなどの重篤な後遺症が問題となっています。
 
同研究グループは、脳梗塞などの予後のリハビリプログラムの開発に役立つ可能性があると述べています。
 

アルツハイマー型認知症に光明

2017年7月、京都薬科大とシンガポール科学技術研究庁などの研究チームは、人のiPS細胞から免疫細胞「ミクログリア」のもとになる免疫細胞と神経細胞の2つを作製しました。
 
そして、これらを培養して「ミクログリア」に変化させることに成功し、アルツハイマー型認知症の原因物質である脳内の老廃物アミロイドβを貪食することを確認したと報告しています。
 
アルツハイマー型認知症を改善する薬はまだ発見されておらず、今後の治療に応用できる可能性があります。

 

肝臓では「クッパー細胞」

 
肝臓に存在しているマクロファージは「クッパー細胞」と呼ばれ、肝臓の類洞(るいどう)と呼ばれる毛細血管壁に存在し異物を発見すると貪食して化学物質を放出し肝星細胞を活性化させる働きをしています。

 

肺では「肺胞マクロファージ」

 

肺に存在するマクロファージは「肺胞マクロファージ」と呼ばれ、肺胞に侵入した微粒子PM2.5やたばこの煙、微生物などの有害物を貪食して呼吸器を守っています。

 

腸では「腸管マクロファージ」

 

「腸管マクロファージ」は壊れた腸壁の上皮細胞の死骸を貪食して腸の構造を維持しています。うんちを肛門に運ぶ、腸のぜん動運動を助けています。

 

炎症性腸疾患に光明

 

以前より、国の難病に指定されている潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患には腸管マクロファージが深く関与していることがわかっておりました。
 
そして、炎症性腸疾患の患者は、腸管マクロファージの働きに障害があることが指摘されていました。
 
平成29年7月に富山大学の和漢医薬学総合研究所・消化管生理学分野などの研究グループは、マウスを用いた実験で炎症性腸疾患の改善を確認しました。
 
この研究では、脂質キナーゼ PI3K p85αを欠損した遺伝子改変マウスでは、腸管マク ロファージでの抗炎症性サイトカインのインターロイキン-10(IL-10)の産生が亢進して炎症性腸疾患のマウスの病態が改善されることを明らかにしました。
 
今後、脂質キナーゼPI3K p85αを特異的に阻害して腸管マクロファージでの IL-10の産生を亢進させる新薬の開発が期待されます。

 

副腎では「副腎マクロファージ」

 

イライラやストレスを抑える働きがある副腎皮質ホルモンの生成に関与しています。

 

リンパ節では「リンパ節マクロファージ」

 

リンパ節は獲得免疫がいる場所ですが、「リンパ節マクロファージ」は獲得免疫と連係して免疫力を高めています。また、ワクチンの効果が上がるのはマクロファージの作用です。

 

咽頭・喉頭では「咽頭・喉頭マクロファージ」

 

咽頭や喉頭の粘膜に病原体が粘膜に侵入すると病原体の情報を獲得免疫に伝える働きをしています。

 

鼻の粘膜では「ナーザルマクロファージ」

 

鼻の粘膜に存在している「ナーザルマクロファージ」は病原体が粘膜に侵入すると病原体の情報を獲得免疫に伝える働きをしています。

 

骨では「破骨細胞」

 

「破骨細胞」は骨を再生する細胞ですが、破骨細胞は古くなり老廃物となった骨を塩酸を分泌して溶かし貪食して掃除をします。
 
老化とともに骨を再生する働きが低下して骨を溶かす働きが高まるため骨粗鬆症になります。
 
「破骨細胞の最新研究」
無重力の宇宙では、骨を再生する破骨細胞の働きが低下し、骨を溶かす破骨細胞の働きが活性化するため、宇宙から地球に帰還した宇宙飛行士はすぐに歩くことができないことは知られています。
 
脳内ホルモンのメラトニンには破骨細胞が骨を溶かす働きを抑制する働きがあることが解明され研究がすすめられています。

 

筋肉では筋肉マクロファージ

 

「筋肉マクロファージ」は運動によって破壊された筋肉を再生されるときに手助けをします。

 

皮膚では「ランゲルハンス細胞」

 

ランゲルハンス細胞は樹状の突起を持つため樹状細胞と呼ばれていますが、皮膚の表面に近い表皮に存在していることから「表皮マクロファージ」とも呼ばれています。
 
外部から侵入する細菌やウイルス、化学物質、かび、紫外線などの刺激や皮膚内部の状況を常に脳へ伝達し皮膚の均衡を保つセンサーの役割をしています。皮膚の新生や皮膚のキズを修復する働きもあります。
 
また、皮膚から病原体の侵入すると免疫系細胞に知らせて警戒態勢をとらせるとともに、感染や炎症に対する皮膚の反応を弱める働きもしています。
 
 
以上のように、マクロファージは私たちの体のどこにも存在して外から体内に侵入してきた細菌やウイルス、体内で発生したがん細胞やアミロイドβなどの異物(病原体)を相手かまわずなんでも食べて消化することで体内をきれいにしてくれるお掃除役でもあります。
 
体内で死亡した細胞や酸化LDLコレステロールなどの老廃物なども包み込んで消化してしまいます。
 
これらの片っ端から食べるマクロファージの働きを貪食(ドンショク又はタンショクと読みます)といいます。
 
以上のことから、マクロファ−ジは食細胞とも呼ばれ、私たちが生まれながらに保有している先天性の免疫反応です。これを自然免疫と呼んでいます。
 
マクロファージのように病原体に対して無差別に排除することを「非特異的」といいます。

 

この自然免疫は、ゾウリムシやアメーバなどの下等生物にも備わっている免疫機能です。

 

免疫細胞の中で、樹状細胞や好中球も食細胞に分類されています。
 

   

 

マクロファージの抗原提示

 

マクロファージについては、以前は病原体や老廃物などの非自己を、とにかく食べるだけの食細胞だと考えられていました。
 
しかし、近年の研究で免疫細胞の司令塔的な役割もしていることが分かってきました。
 
マクロファージは単独では貪食できない異物(抗原)に出会った場合、その抗原の破片をヘルパーT細胞に提示して抗原の情報を伝える働きをしています。(抗原提示作用といいます)
 
マクロファージが抗原情報「MHC」を提示するときの両手を「クラスUMHC分子」といいます。

 

マクロファージから「MHC」を受け取るヘルパーT細胞の両手はT細胞受容体といいます。
 
ヘルパーT細胞は抗原の情報を読み取って、対応できるタイプのヘルパーT細胞を活性化させて抗原を死滅させるためにさまざまな物質を放出します。
 
この物質をサイトカインといいます。
 
マクロファージ自身もヘルパーT細胞が放出したサイトカインによって刺激されて活性化し異物処理能力や異物細胞に対する処理能力を増強し相乗効果を発揮します。
 
また、マクロファージから抗原提示を受けたヘルパーT細胞はB細胞に対してサイトカインを放出して、抗原に対抗する武器である抗体を作らせます。
 
このようにマクロファージは抗原を提示する働きがあることから抗原提示細胞とも呼ばれています。
 
抗原提示細胞には樹状細胞やB細胞もありますが、マクロファージよりも樹状細胞の方が抗原提示能力が強いことがわかっています。
 

「MHC」とは、

 

MHC」とは、主要組織適合遺伝子複合体(major histocompatibility complex)といい免疫反応に必要な遺伝子情報を含み、ほとんどの脊椎動物がもっている遺伝子領域のことです。
 
免疫とは自己と非自己を区別する事ですが、免疫システムは異物や体内で発生したがん細胞などの非自己を徹底的に排除して体を守ろうとします。
 
その時に識別する基準となるのがこの主要組織適合遺伝子複合体である「MHC」なのです。

 

獲得免疫とは、

 

マクロファージなどの自然免疫に対して、獲得免疫は生まれた後に身に付ける免疫です。
 
獲得免疫の主な働きは、人が細菌やウイルスなどの抗原に感染するとT細胞やB細胞が働き、抗原に対抗する武器である抗体を作って抗原を攻撃し排除します。
 
一度感染したウイルスに対して、すでに免疫がウイルスを記憶しているので抗体がすぐに大量に作られ沈静化します。これを「二度なし現象」といいます。
 
例えば、「はしか」や「おたふく風邪」など一度かかった病気に二度かからないのは獲得免疫の働きです。
 
この獲得免疫にも自然免疫であるマクロファージが関与しています。
 
マクロファージや樹状細胞は抗原の情報を獲得免疫のヘルパーT細胞に知らせる役割も担当しています。
 
つまり、自然免疫であるマクロファージが活性化しなければ、獲得免疫も十分に働くことができないのです。
 
このマクロファージを増やして活性化しておけば、マクロファージは食細胞として活発に働き、獲得免疫への情報伝達も素早くできるのです。
 
体内には異物を識別するシステムが備わっておりますか、この働きに関与しているたんぱく質「TLR」が10種類ほどが確認されています。
 
このうち食べ物に含まれている「ある成分」と「TLR4」が結合するとマクロファージを強力に活性化することが分かっています。
 
この「ある成分」が、「LPS(リポポリサッカライド)」や「リポ多糖」と呼ばれ自然界では野菜、漢方薬に付着している物質なのです。
 
 
以上のように、マクロファージは全身を巡り、最前線で異常があれば貪食して有害物質の病原体や老廃物から私たちの体を守っています。
 
マクロファージを活性化しておけば、病気にかかりにくい体質になります。
 
昔から、「健康な体に健全な精神が宿る」といわれています。
 
病気になると、どうしても気持ちもふさぎこんで仕事や趣味など全てにマイナスの影響が及んでしまいます。
 

 

   

 

マクロファージの働きを弱めるストレス

 

強いストレスはマクロファージの働きを低下させてしまいます。

 

社会では仕事の成果を厳しく求められ、さらに会社組織の中での人間関係で私たちは長期間にわたって強いストレスにさらされています。
 
このような強いストレスはマクロファージの働きを低下させることが解明されています。

 

ストレスから解放されればマクロファージが活性化して免疫力が高まると分かっていても、現実的にはストレスから逃れることはそう簡単ではありません。

 

強いストレスに負けないためには、マクロファージの貪食作用や抗原提示作用を強めておくことが必要です。

 

死につながるほどの強いストレスを「キラーストレス」と呼ばれていますが、キラーストレスを受けると免疫力が低下し自然免疫が体内で毎日発生しているがん細胞を攻撃しなくなることが明らかにされています。
 
キラーストレス ストレスホルモンが免疫力を低下させる 

 

マクロファージを活性化するLPSを含む食べ物

 
マクロファージを活性化させる有効成分のご紹介です。
 
生理学の研究者によって、マクロファージを活性化する「LPS(リポポリサッカライド)」と呼ばれる物質が発見されています。
 
1988年に東京大学名誉教授であった水野傅一薬学博士や新潟薬科大学教授の杣源一郎教授を中心とした研究グループがマクロファージを活性化する物質パントエア菌の「LPS」を発見しました。
 
「LPS」は グラム陰性菌の細胞壁外膜を構成している成分で脂質と多糖から構成される物質でマクロファージを活性化する働きがあることが解明されています。
 
その後、2011年には米国の「ブルース・ボトラー博士」と「ラルフ・スタインマン博士」と仏国の「ジュールズ・ホフマン博士」の3人の研究者が、「LPS」等による自然免疫の仕組みを明らかにした功績でノーベル生理学医学賞を受賞しています。
 
このマクロファージを活性化する作用がある「LPS」は、自然界では野菜、漢方薬に付着している物質です。
 
マクロファージを活性化させ免疫力を高める「LPS」が付着している身近な食べ物をご紹介します。

 

メカブやコンブなどの海藻類

 

          

 

 海藻類にはLPSが多く含まれています。
 
海藻には食物繊維が豊富に含まれていて腸内細菌のエサになるとともに腸の粘膜を整える働きがあります。
 
こんぶ、わかめ、のり、めかぶ、もずく、ひじきなどにはLPSが豊富に含まれていますので、積極的に召し上がりましょう。

 

ヒラタケやシイタケなどのきのこ類

 

       
 
菌類のキノコにはLPSが多く含まれています。
 
特にヒラタケにはLPSが多く含まれています。
 
キノコにはβグルカンが豊富に含まれ以前から免疫力を高める成分として知られています。
 
ヒラタケ、シイタケ、マイタケ、なめこなどのキノコ類を積極的に食べましょう。
 

種子類

 

ゴマやクルミなどの種子にLPSが含まれている       
 
ゴマやクルミなどにも多くのLPSが含まれています。
 
ゴマは縄文時代の遺跡からも発見されていることから、古くから日本に伝わったと考えられています。
 
ゴマの原産地は中国やインドですが、中国では「不老長寿の秘薬」、インドでは「万能薬」といわれる食材です。
 
ゴマには老化を遠ざけるビタミンEも豊富に含まれていて血圧降下や肝臓機能の改善などの健康効果が知られていますが美肌効果もあるといわれる食材です。

 

野菜類

      

 

海藻ほどではありませんが、明日葉やレンコン、ホウレンソウ、トマトなどの野菜にもLPSが含まれています。
 

金芽米

 
穀物や玄米などにもLPSが豊富に含まれています。
 
精米した白米は、LPSが削り取られてしまいます。
 
精米するとLPSなどの有効成分が含まれている部分が削り取られてしまうため「玄米」や「胚芽米」、「金芽米」です。
 
特に「金芽米」は、玄米や胚芽米のようにパラパラ感がなく食べやすくLPSを多く含んでいます。
 
「金芽米」は、独特の製法てビタミンや食物繊維、そして旨味成分も残されているため特におすすめです。
 

 
毎日のごはんでLPSを摂取できます。
 
【Amazon.co.jp限定】 金芽米(無洗米) 10kg【5kg×2袋】

 

 

 
マクロファージを増やして活性化する「LPS」を含んでいる食べ物をご紹介しました。
 
毎日バランス良く栄養素を摂取することが大切です。
 
忙しくて毎日の食事でLPSを取り入れる事が難しい方もいるでしょう。

 

そんな方には、LPSを配合したサプリメントをおススメ致します。
 
特に気温が下がる冬場は、かぜやインフルエンザのウイルスが増殖して活性化します。
 
体内のマクロファージを活性化して有害物質に対抗しましょう。

 

LPSを配合したサプリメント

 

「ハイパーLPS 500」は、LPSの生みの親である新潟薬科大学教授の杣源一郎教授が開発した自然免疫応用技研(株)製純正LPS製品です。


 

   

 

マクロファージを活性化するビタミンD

 

近年、ビタミンDの研究が進みさまざまな健康効果があることがわかってきました。
 
ビタミンDは単なる栄養素としての働きだけではなく、体内ではホルモンに似た働きをしています。
 
その働きのひとつが、自然免疫であるマクロファージや樹状細胞を活性化させる働きです。
 
2006年に結核菌感染に対するビタミンDの機能が発表されています。ビタミンDがマクロファージに働きかけて活性化し、抗菌活性が認められたと報告されています。
 
また、ビタミンDがマクロファージを介してオートファジーを起こすことも明らかにされ免疫調節機能や感染症に対する作用があることが明らかになっています。
 
太陽の紫外線量の少ない冬は、ビタミンDが欠乏しやすくなりインフルエンザなどの感染症にかかるリスクが高まると考えられますので、積極的にビタミンDの補給をしましょう。
 
脳内のマクロファージ「ミクログリア」細胞は、障害を受けた脳細胞を修復したり、認知症の原因となっている老廃物のアミロイドβを除去する免疫細胞です。
 
このミクログリアは、ビタミンD受容体を持っていて脳にビタミンDが供給されるとビタミンD受容体に取り込まれ酵素が働き活性化ビタミンDを産生することが分かっています。
 
この活性化ビタミンDは神経細胞やミクログリア細胞の分化、増殖を促進する作用があると考えられています。

 

ビタミンDを含む食べ物

 

マクロファージを活性化させる食べ物 

 

ビタミンDを断トツに多く含んでいる食べ物は「乾燥きくらげ」です。
 
しらす干し、丸干いわし、にしん、紅鮭などの魚に多く含まれています。
 
ビタミンDは、骨粗しょう症の予防だけではなく、さまざまな生理活性作用が報告されていますので、積極的に摂取したい食べ物です。
 
ビタミンD不足は免疫低下・がんのリスク 

 

   

 

バナナジュースはマクロファージのTNFを増強

 

バナナの免疫活性

帝京大学薬学部の山崎正利名誉教授が、マウスを使って果物ジュースの免疫活性度を調べました。
 
その結果、バナナには免疫増強剤に匹敵するほどの免疫活性があることが分かったと報告しています。
 
この実験では、マウスの静脈内にバナナジュースを注射して血中のTNF(腫瘍壊死因子:マクロファージから産生されるサイトカインの一種で腫瘍細胞を壊死させる作用がある物質)の量がどう変化するかが調べました。
 
バナナは他の果物に比べてマクロファージのTNFの生産量を増やす効果が特に強く、がん治療などで使用される免疫増強剤にも匹敵する効果がみられることがわかりました。(グラフ)
 
特に皮にスイートスポットができた熟した状態のバナナは黄色のバナナに比べ、体内に侵入した異物を攻撃する作用がある「好中球」の数が8倍になることが分かったと報告しています。
 
「好中球」は、マクロファージと同じ白血球ですが、マクロファージが単球であるのに対して好中球は細胞内に様々な酵素を含んだ顆粒を持っていることから顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球の3種類)に分類されています。
 
好中球もマクロファージと同様に貪食性を持ち、体内に侵入した異物を貪食して消化し殺菌する働きを有しています。
 
毎朝、熟したバナナにニンジンなどの野菜を加えてミキサーで回してジュースにして飲みましょう。

 

熟したバナナは白血球を活性化 免疫増強剤に匹敵 


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