成人の体内は約60%の水分で占められている
健康な成人の場合、体内は約60%の水分で占められています。
この割合は、赤ちゃんからお年寄りまで各年代で大きく異なります。
例を上げると、生まれたばかりの新生児て水分の割合が約88%、老人では約53%とかなりの差があります。
新生児は、体がパンパンに張っていますが、老人はシワがあり、萎んだ状態になってっていて見た目にも明らかです。
体重が70キログラムの健康な成人男性を例にとると、60%の42キログラムが水分となります。
研究の結果、1日に約2から2.5リットルの水分を摂取し、同じ量の水分を排出していることが明らかにされています。
1日に2リットル以上の水を飲んでいる感覚はありません。意外に食べ物も水分を含んでいるのです。
水分の含有量の多い野菜群
実際には、約半分近くの水分を野菜や果物から摂取しています。
白菜やキュウリ、トマトなどは95%以上、ナス、大根でも90%以上が水分で構成されてます。
水分が少なそうに見えるカボチャでも89%が水分で占められています。
毎日、野菜などの食べ物と飲み物、約半々で合計2〜2.5リットルの水分を摂取しています。
そして、排出される水分は、尿、汗、呼気、糞便の順番に多く、これらを合計すると摂取量とほぼ同量になります。
主な体内の水の生理的働きについて
1、体内では、水は様々な物質を溶かす溶媒の働きする
体内の化学反応は、物質が水によって溶かされる事で進行します。溶かされた栄養素は血液によって細胞に運搬されエネルギーとなります。
2、水によって各臓器に栄養素などの様々な物が運ばれる
また、溶媒作用で溶かされた食物の栄養素やホルモン、そして代謝老廃物は、血流により、各臓器に運搬され処理されます。
3、体の水分は成人で約6割を占める
水はもともと、温まりにくく、冷めにくい特徴がありますが、水のこの特徴は人の体にはなくてはならない条件です。
人の体を構成するたんぱく質は、長時間にわたり42℃を超えると変質し、また臓器も致命的なダメージを受け、死に至ります。
体は温まり体温が上昇すると皮膚や肺から水分を蒸発させて気化熱で体温を下げます。
4、身体の血液濃度を調節し浄化する
体内が十分な水分で満たされていれば、浸透圧のバランスが維持され、細胞も十分な水分で満たされ、酸素の補給もスムーズに行われます。
体の水分が不足すると血液の粘度が上昇し、血栓などのリスクが高まりますが、体内に十分に水分が供給されていれば、血液をサラサラに保つことができます。
5、体内の老廃物を排出する
血液により細胞に栄養素が運ばれ、取り込まれる時に栄養老廃物が発生しますが、水はこの老廃物を汗、尿、便によって体外に排出します。
この働きを新陳代謝と呼んでいます。
関連ページ
- 良い水は健康を維持し長寿をサポート
- 水には大切なミネラルであるカルシウムやマグネシウムなどが含まれていますが、含有量が極端に少ないと病気をまねきます
- カルシウムとマグネシウムのバランスが大切
- ミネラルウォーターに含まれるカルシウムとマグネシウムは大切なミネラルです。バランス良く摂取する事で疾病の予防ができます。
- マグネシウム不足は体調不良をまねく
- 体内で不可欠なミネラルであるのマグネシウムが不足すると様々な症状が出てきます。意識して摂取する必要があります。
- 健康のため、お酒の合間に和らぎ水
- 健康のためにお酒の合間に和らぎ水を飲みましょう。海外でも強いお酒を飲んだ直後に水を飲みますがこれをチェイサーといいます
- 肥満と脂肪と水
- 大人の体は約6割りが水分で占められていますが体脂肪率が高い人は脂肪には水分はほとんど含まれません
- 浄水器の種類と機能 選び方
- 浄水器の種類と機能を知って、水道水の水質に対応した浄水器を選びましょう。
- お風呂で半身浴のすすめ
- 温めのお風呂に使って半身浴をしましょう。血流が改善して血行が良くなります。そしい必ず水分補給をしましょう
- 体内の水分が1割減っても危険、水の質と量が大切
- 人の体には60%以上の水分が必要です。1割減っても危険な状態となります。水の質と量が大切です。
- アルカリイオン水の体への影響と整水器
- アルカリイオン水の健康に効果があるのでしょうか。アルカリイオン水の体へ影響と整水器の製造物責任法
- 高硬度ミネラルウォーターで健康ダイエット効果
- 硬度の高いミネラルウォーターは、カルシウムやマグネシウムを豊富に含んでいます。この二つのミネラルが健康的なダイエットに大きく貢献しています
- ヒアルロン酸、コラーゲンと水でみずみずしいお肌に
- 体に含まれるヒアルロン酸やコラーゲンに十分なミネラルウォーターでみずみずしいお肌をとりもどしましょう
- 冷え性を改善するミネラルウォーターの摂取
- 女性に多い冷え性は、ミネラルウォーターを摂取することで、血行が良くなり改善するといわれています
- 生活習慣病の予防には水が効果があります
- 寝ている間には発汗による水分喪失と尿が作られるため血中の水分量が減り、血液の濃度が高まり粘性が強くなりますので脳血栓の予防のために就寝前と寝起きに水を飲みましょう 水が効果がある理由
- 熱中症予防のための水分摂取、補給と栄養成分
- スポーツ時や高齢者の熱中症を予防するための水分補給の知識を持ちましょう
- エコノミークラス症候群の予防には水分補給
- 狭い空間で長時間座っているとエコノミークラス症候群を発症します。予防には水分摂取が大切です?