腸内フローラ辞典

私の便秘の体験

 

私の便秘の体験 

 

肉体的にも精神的にも本当につらい便秘、誰でも経験しているのではないでしょうか。

 

便秘には短期間で解消される軽度の便秘から、長期にわたりとても苦しい重度の便秘まであります。

 

生後間もない赤ちゃんにも便秘があります。

 

もちろん、お年寄りにも便秘がありますので年齢にはあまり関係なく幅広い年齢層に便秘は起きるといえます。

 

私も一人暮らしの下宿生活を始めた学生時代に重度の便秘症状に悩まされ、常に便秘のことから頭が離れず3年間も苦痛な思いをした経験があります。

 

意識的に水分を多く摂ったり、市販の薬を飲むなどしましたが、便秘の症状は改善しませんでした。

 

薬は漢方系を常用しておりましたが、最初のころは用法通り飲んで確かな効果がありました。しかし、段々と薬の効き目が弱くなり、効かなくなると精神的にもつらくて薬の量がだんだん増えていき、いつの間にか用法の3倍の量の薬を飲んでいました。

 

母が心配して食事や東洋医学のツボ療法などの本も送ってくれましたので、色々と試してみました。

 

また生活習慣も規則正しく改めることで少しずつ改善していきました。

 

振り返ってみると、子供のころは便秘のことを気にせず、便意が起こっても遊びに夢中になってトイレに行くことも我慢して遊んでいました。それでも便秘にはなりませんでした。

 

トイレを我慢しても何時でも便意が起きればトイレに行けるという気持ちだったと思います。子供のときのこの様な習慣が、環境が変わった学生時代に便秘になったと考えています。

 

現在は、重度の便秘からは解消されていますが、便意を催した時に出来る限り最優先にトイレに駆け込むようにしています。

 

今でも便意を我慢すると便秘になってしまう傾向があります。一度便秘になると続く傾向があるので注意しています。

 

 

 

整腸作用のしくみ、善玉菌と悪玉菌の作用

 

整腸作用のしくみ 

 

 良好な便通を維持するためには、腸内環境を整えることが重要で腸内細菌の善玉菌を増やすことがポイントです。

 

腸内環境を改善する方法として、「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」があります

 

「プロバイオティクス」は腸内細菌のバランスを改善する善玉菌に当たる乳酸菌、納豆菌などです。

 

「プレバイオティクス」は善玉菌の増殖を促進する食品成分で、オリゴ糖、食物繊維、乳製品などです。

 

ビフィズス菌は代表的な善玉菌であり、ビフィズス菌が主にエサとするのがオリゴ糖です。

 

腸内細菌は3万種類、1000兆個以上ともいわれ、善玉菌が増えると悪玉菌が減り、悪玉菌が増えると善玉菌が増える傾向があります。

 

善玉菌は腸内で発酵を進め、便を増やし、軟らかくし、色を黄色くし、臭いを弱める働きがある。

 

悪玉菌は、善玉菌の逆で、腐敗を進め、便を減らし、固くし、色を黒くさせ、臭いを強める働きがあります。

 

悪玉菌の代謝物は一般に毒素とも呼ばれる有害物質で、大腸から吸収され、血液中に入り、全身の免疫や代謝などに影響します。体臭も臭くなります。

 

善玉菌を増やして腸のぜん動活動を盛んにする成分を摂取して便通を改善することがポイントです。

 

整腸作用のある素材とてし次のようなものがあげられます。

 

オリゴ糖・カルシウム・ケフィア・サイリウム・ビフィズス菌・マグネシウム

 

 
スポンサードリンク
   

 

便秘の解消、改善規則正しい生活で

 

便秘の解消、改善規則正しい生活 

 

   便秘の改善には生活習慣を規則正しくしてみましょう。

 

薬に頼る前にまず自分の生活スタイルをチェックしてみましょう。

 

基本となるのが「睡眠時間」です。

 

就寝時間と覚醒時間が規則正しく保たれていることが大切です。

 

どんな生物にも一日を1単位とした生命のリズムに従い生きていますので、基本となるこのリズムが崩れてしまうと、十分な睡眠時間も確保できなくなって体のバランスが崩れます。

 

便秘はこの生活のリズムが狂ってしまうことが大きな原因となります。

 

その他にも便秘の原因となるのが肉食を中心とした食事や運動不足です。

 

日本人は本来穀物や野菜を中心とした食事をしていましたが、食生活の欧米化に伴い肉食が中心となってきました。

 

野菜に含まれる繊維質の食料を摂取する機会や量が減ってしまいました。

 

自動車や鉄道機関の発達により、歩いたり走ったりする事が大幅に減少しており、運動不足による便秘の側面もあります。

 

例えば、意識して少し腕を振って歩くだけでもウエストの捻りが加わり、腸を刺激して、腸のぜん動運動を促進させて便秘の改善に効果があります。

 

また、便秘になると早く排出したいと思う気持ちがあせりやストレスを生んで悪循環に陥ってしまう側面もあります。

 

心身がリラックスしないと寝つけずに生活のリズムを崩してしまいます。

 

寝る前にお風呂に入る時は、ぬるめのお湯に浸かってリラックスしましょう。

リラック状態は自律神経が副交感神経です。

 

反面、熱いお湯に浸かってしまうと、自律神経が交感神経になり興奮した状態となります。

 

これでは、安らかな睡眠は期待できません。

 

@生活のリズムの改善

 

A食生活の改善

 

B適度な運動

 

以上のキーワードである生活習慣を規則正しく改善して、便秘を改善と解消に取り組みましょう。

 

 
スポンサードリンク
   

 

食後から排泄までの時間は24〜72時間かかります

 

食後から排泄までの時間 

 

便秘について、自分の体験と調べた事について説明します。

 

便秘が起こるメカニズムの知識を持って、便秘の予防、改善、解消の方法を学ぶことで、つらい便秘を回避しましょう。

 

便秘の原因はひとつではありません。

 

原因によって対処法も異なりますので、便秘の症状が表れたとき症状を冷静に観察しましょう。

 

便秘の解消や改善の方法の前に症状を知ることが大切です。      

 

自分自身の判断で便秘と思っている人も多いのですが、本来の生理的にみたら便秘ではないとされる方も結構含まれています。

 

毎朝、快便というイメージがあると思いますが、一日のスタートの時に排便していれば、一日便秘のことは気にせずに過ごせます。

 

毎朝、必ず排出するものだと考えていましたが、実際には便秘ではなくて、正常な方の中には、三日に1回という人もいます。

 

また、週に2回程度というかたもいるようですが、その人の排便のリズムであって、不快感などが無ければ正常であって便秘とはいえません。

 

通常、食事をした後から排泄までの時間は、24〜72時間ほどかかりますので、3日以上便が出ない方の場合は便秘の可能性もありますが、必ずしもそうともいえません。

 

逆に毎日排便があっても残便感があって、何度もトイレに行く方の場合、排便のたびに量が少量だったり、お腹の張りも解消されない場合は便秘の可能性もあります。

 

よって、排便の回数だけで判断せずに症状や状態によって判断する方が正確でといえます。

 

 
スポンサードリンク
   

 

便秘の種類と症状を知っておきましょう

 

便秘の種類と症状 

 

便秘の状態や症状により、食事や生活習慣の改善などにより解消できる場合もありますが、場合によっては医師に相談したほうが良いでしょう。

 

便秘には、次のような症状がありますので、自分の症状に照らしてみて判断されると参考になると思います。

 

次のように分類できます。

 

1)一過性の便秘

 

肉類や消化の良くない食事や不規則な生活習慣、また強いストレスなどの精神的なものが影響して起こる便秘です。

 

この様な一時的な便秘は、食事の改善や生活習慣の改善、ストレスなどの便秘の原因が無くなれば便秘は改善・解消します。

 

 

2)症候性便秘

 

急性の便秘の場合は、激しい頭痛や嘔吐を伴う場合があります。

 

慢性の便秘の場合には、徐々に症状が悪くなる場合です。

 

この様な症状のときには、何かの病気のサインの可能性がありますので、必ず医師に診断してもらうことをお勧めします。

 

例えば、腸管に何か障害となるものがあって便の通りが悪くなって便秘が起こっている可能性もあります。

 

大腸がんや大腸ポリープなどの可能性もありますので、注意が必要です。

 

また、女性の場合だと子宮筋腫が肥大し腸管を圧迫し、便秘を起こしていることもあります。

 

慢性の便秘でも食事の内容や生活習慣を改善しても解消しない時は、できる限り早めに医師の診察を受けたほうが良いです。

 

 

3)けいれん性便秘(過敏性腸症候群の一種)

 

ストレス社会といわれる中で、仕事や日常生活などで強い精神的なストレスなどが原因となり便秘が起こります。

 

この場合は大腸が激しく痙攣を起こして、激しいぜん動運動を起こします。この作用で腸内を便が通過するのを妨げてしまいます。

 

長引くケースが多く他の症状としては食事の後に下腹が痛むことがあります。このケースは医師に相談することをお勧めします。

 

4) 弛緩性便秘

 
 直腸性便秘の症状は、痙攣性便秘とは逆で、ぜん動運動が弱く便を通過させる力がありません。

 

結腸の緊張が弛緩してしまっていますので、便が腸に留まり、その間に便の水分が吸収されてしまい便が固くなり便秘になります。

 

特に腸の機能が弱ったお年寄りや腹筋の弱い女性、虚弱体質で体力が低下をしている人が弛緩性便秘になりやすい傾向にあります。

 

便秘と同時に肩凝り、頭痛のほか手足の冷えなどの症状が起こる事もあるようです。

 

5)直腸性便秘

 

痔の痛みを気にするあまり、便意があっても排便を我慢したり、時間に追われてトイレに行く時間が無く我慢しているうちに便意を催さなくなってしまい便秘になるケースです。

 

直腸性便秘では、まず便意あったら最優先にトイレにいくことです。そのためにも、朝は少し余裕の時間をつくりトイレに行く習慣をつけるべきなのです。

関連ページ

うんちをチェックして健康状態を知る
「うんち」の状態を観察すれば、健康状態を知る手掛かりになります。「うんち」の見分け方の知識を持ち異常を感じたら医療機関で診察を受けましょう
うんちの色で疑われる病気
うんちを良く観察をすることで消化管の病気を早期に発見することができます。肝臓でつくられる胆汁のビリルビンの色がうんちに混ざって黄色系になります
便秘にはヨガ・ストレッチ・ツボ療法で解消
便秘は腸を刺激することでぜん動運動が促進されて便通が改善されます。腸の刺激にはヨガ・ストレッチ・ツボ療法などが有効です
うつぶせ寝ローリング体操で便秘を解消
便秘の解消には、食物繊維を含む野菜の摂取や良質な睡眠、そして、腸を外から刺激する「うつぶせ寝ローリング体操」が効果的です
即効性の高い西洋医学と体質改善の漢方薬の違い
便秘には種類、タイプがあります。便秘のそれぞれの特徴によって即効性の高い西洋医学と体質改善で根治を目指す漢方薬を選択しましょう
便秘の解消に効果 食物繊維・ビタミンC・乳酸菌
便秘の解消を促進する食材と便秘になりやすい食材をご紹介します。排便を促進する食物繊維・ビタミンC・乳酸菌、便秘になりやすいのは高脂肪で高たんぱくの欧米食です
便秘解消にサプリメント、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維
食物繊維は、水に溶けない性質の不溶性食物繊維と水に溶ける性質の水溶性食物繊維に分類されています。どちらもバランス良く食べる必要があります。水溶性食物繊維や不溶性食物繊維などのプレバイオティクス食品を知っておきましょう
高齢者の便秘は腸の機能低下と思い込み
高齢になる腸のぜん動運動も弱くなるため便秘気味になります。また、若い時に比べて食べる量が減少して排便回数が減っている事が原因なのに便秘になったと勘違いするケースもあります
医学的に2、3日排便がなくても便秘ではない
医学的に2、3日排便がなくても便秘ではないのです。便秘だと思う気持ちが排便をしにくくする傾向があります。3日に一度排便があれば正常ですので、気持ちを楽にしましょう。
秋は便秘になりやすい、秋の便秘の解消・予防
秋は夏の夏場に冷たい飲物で多く摂っていて胃腸が弱っています。また、気温も急げに低下するためどうしても腸の働きが弱くなります。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂取しましょう
女性が便秘になりやすい排卵から生理の期間
女性は排卵から生理からの期間に便秘になりやすい体質になります。着床がスムーズに行われるように腸のぜん動運動が弱くなることが原因のひとつとされています
体質的に女性は便秘になり易い、原因と改善法
腹筋の筋量が少ない女性は便秘になりやすく、またダイエットで食事制限をしている場合は尚更です。便秘の解消には規則正しい生活習慣を守り、運動習慣や水分摂取を守りましょう
痔の原因と予防、便を柔らかくすれば便秘解消
便秘すると便自体が硬くなって肛門を傷つけやすくにり、傷口からばい菌が入って痔を形成します。便秘を柔かくすれば痔も改善し、便秘も解消します
便秘解消 新薬アミティーザ(ルビプロストン)排便作用
便秘は女性の大敵です。ダイエットや美肌に影響します。便秘解消の新薬アミティーザ(ルビプロストン)が開発されました。排便便秘を解消して精神的にも安定した生活を送れるようにしましょう
外側から便秘を解消する腸管マッサージ療法
外側から便秘を解消する腸管マッサージ療法のご紹介します。食物繊維の摂取も欠かせません。整腸作用などの便秘解消の知識を持ち、便秘の改善解消をしましょう
便秘改善解消には菊芋の水溶性食物繊維イヌリンに効果
整腸作用などの便秘解消の知識を持ち、便秘の改善解消をしましょう。便秘改善に菊芋の水溶性食物繊維イヌリンに効果があります。菊芋の主な成分はゴボウなどに含まれている多糖類で食物繊維のイヌリンで生の菊芋には2割近くも含まれています
ハイカカオチョコレートが便秘を劇的に改善
研究の結果、カカオの含有率が70%以上のハイカカオチョコレートに劇的に便秘を解消して排便促進効果があることが分かりました。 チョコレートに含まれるカカオプロテインが、大腸まで届いて強力に排便を促してくれます。 毎日25gのカカオチョコレートを2週間食べてもらった実験では、参加した便秘症の8人 全員に便秘解消効果がありました。
オリゴ糖で便秘解消し大腸がんを予防
S字結腸から直腸の部位は、便がたまりやすい部分で便秘になると悪玉菌がはびこり、様々な有害な物質を産生して大腸がんの原因と考えられています。便秘解消にはオリゴ糖を摂取しましょう 便秘の状態を放置することは危険ですので、オリゴ糖を食べることで腸内環境を改善して、便秘を解消することが重要です。 オリゴ糖で便秘解消し大腸がんを予防しましょう
便秘を解消する4ヵ条
便秘になる環境は様々ですが、便秘を起こさないために食事や運動、ストレス解消、規則正しい生活習慣などが大切です。解消する4ヵ条をご紹介します
便秘の解消にはオリゴ糖を効果的に食べる
オリゴ糖は腸内環境を整えて排便を促進する効果があります。オリゴ糖をより効果的に食べる方法をご紹介します
女性の冷え性と黄体ホルモンが原因の便秘解消法
冷え症が原因の便秘の解消法として、血行を悪化させている密着タイプの下着から少し余裕のあるタイプに代えましょう。自宅にいる時はゆったりした下着と服装にしてリラックスすることで血行も改善します。排卵後から月経前に黄体ホルモンが分泌されますが、この黄体ホルモンの影響で大腸のぜん動運動が抑えられて便秘になります
ストレスが多いビジネスパーソンの便秘解消法
ストレスが多いビジネスパーソンの便秘解消法のご紹介します。忙しさに心配事などのストレスが加わり、便意を感じてもトイレに行けないことなどでトイレの回数も減少しお腹の調子が悪い人が増えています。
便秘は血液を汚染し体調不良・肌荒れ・体臭の原因に
便秘は血液を汚染し体調不良・肌荒れ・体臭の原因になります。便秘で便が長く腸内にとどまると善玉菌が減少して腸内がアルカリ性になり悪玉菌がインドールやスカトールなどの様々な有害物質を作り出します。これらの有害物質は肌荒れや体臭、体調不良を招きます 有害物質は腸壁から吸収されて血管に入り全身を巡り様々な悪影響を及ぼします。

腸内フローラ検査 腸内を整える食品 腸内細菌と美肌 肥満菌を減らす 腸内フローラニュース 腸内フローラ知恵袋