秋は便秘になりやすい、秋の便秘の解消・予防
秋に便秘になる方が多いと云われています。
原因は、幾つか考えられます。
① 秋は食べ物が美味しい季節です。昔から「天高く馬肥ゆる秋」とも云われ、気候も良くて食欲が高まる季節です。つい食べ過ぎてしまう傾向があります。
② 特に猛暑の夏は冷たい飲み物を飲む機会が多く胃腸が弱っていることが考えられます。秋になってつい食べ過ぎることで、消化がスムーズに行われないことも原因となります。
③ 秋は朝夕が冷え込んで寒暖の差が大きくなります。夏から秋にかけて水分の摂取も減少している上、空気も乾燥しており、腸内の水分が不足気味になるため、便秘を引き起こしやすくなります。
④ 秋は急激に気温が低くなるため、血行が悪くなり胃腸の働きも低下します。
秋の便秘を予防改善する生活習慣
下着類で体を温める
秋は、朝夕の気温差が大きくなります。
部屋でもフローリングの床は冷たくなっていますので、小まめに靴下などを履きましょう。
また、お腹を冷やすと体全体が冷えてしまいますので、腹巻き、腹巻きショーツ、腹巻きオーバーパンツなどを着用して、体を冷やさない様にしましょう。
食べ物で体を温める
体を温める食べ物を摂取しましょう。
秋の食物繊維の野菜では、カボチャ、豆類などが代表です。
かぼちゃは、血行を良くするビタミンＥが含まれています。
また、ペーターカロテンは免疫力を高めるため、風邪の予防にも効果を発揮します。
食物繊維で便秘の予防改善
食物繊維をバランス良く食べましょう。
食物繊維には、水溶性と不溶性がありますが、秋は胃腸が疲れているので、不溶性のみを食べ過ぎると便秘になり易くなります。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランス良く摂ることが大切です。
不溶性の食物繊維は、穀物や豆、カボチャ、ゴボウなどの根野菜に多く含まれています。
固い繊維質が腸壁を刺激して、腸の蠕動運動を活発にさせます。水に溶けにくく膨張して便の量を多くします。
しかし、秋は胃腸が弱っていてスムーズな便通が出来なくなる可能性がありのますので、注意しましょう。
水溶性の食物繊維は、ライ麦や納豆、海藻類、果物に多く含まれています。
水に溶ける性質がありゲル状になって便通を促します。
胃腸が弱っている秋には水溶性食物繊維は有効です。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維、それぞれに長所があります。
水溶性と不溶性の食物繊維をバランス良く摂取し、また水分も補給して秋の便秘を解消しましょう。
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