UV日焼け止めの対処法


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光線過敏症とは 

 

宇宙から地球に届く波長である太陽光線の中で、波長が短くてエネルギーの高い性質をもつ光が、紫外線です。

 

太陽光線には、大きく分類すると「紫外線・赤外線・可視光線」などがあります。

 

1.紫外線の波長は約200nm?380nm

 

 

2.赤外線は、最も長い赤外線が760nm以上

 

3.可視光線は約380nm?760nm

 

nm(ナノメーター)とは、1mの10分の1の長さで、とても短い長さです。

 

それぞれの性質として、可視光線は光、赤外線は熱を地球に送っています。

 

そして、UVと関連性のある紫外線が、皮膚に照射されると人体にビタミンDを合成します。

 

これは非常に重要な作用なのですが、ビタミンDは日常の食事から摂取することが出来る栄養素です。

 

オゾン層が破壊されつつある現在、紫外線はそのエネルギーの高さを増幅し、地球上の生命体に及ぼす有害な影響の方がクローズアップされています。

 

更に紫外線には、三種類あり「UV-A、UV-B、UV-C」です。この三種類の中でUV-Cは最も有害な紫外線ですが、オゾン層によって吸収されてしまうため、地球上には殆ど届きません。紫外線の種類と人体への影響はおおよそ次の通りです。

 

1.UV-Aはオゾン層では吸収されず、地表に達し肌を黒くする日焼けのもとになる紫外線。 UV-Aを大量に浴び続けるとDNAに傷がついて皮膚の老化を早めます。

 

2.UV-Bはオゾン層の増減により、地上に到達する量が変動する紫外線です。

 

 UV-Bは肌が赤く日焼け(サンバーン)する紫外線です。

 

UV-Bを大量に浴びると、免疫力が低下して、皮膚ガンや白内障を引き起こしてしまう可能性があります。

 

3.UV-Cは、オゾン層によりほぼ吸収されてしまうため、地上にはほとんど到達しない紫外線です。

 

しかし、UV-Cは、危険な殺菌光線と呼ばれて、免疫力の低下や皮膚ガン、白内障を引き起こす可能性が指摘されています。

 

UV-Aによる日焼け止め対策では、最も「UV-A」多くなる季節は太陽が最も高くなる5月なのです。

 

しかも、最も少ない時期である冬でも、UV-Aは夏の半分程度もあるので、一年を通して紫外線による日焼け止め対策が必要といえます。

 

次にUV-Bが最も多いのは、オゾンの量が最も減少する、8月頃といわれています。

 

ですので、日焼けを予防するには、まず紫外線に当たらないことが一番です。

 

しかし、日常生活で全ての紫外線を避ける事はできません。

 

対策として、食事等でビタミンCの摂取を心がけ、日焼け止め防止の化粧品や日傘、帽子等を使用して肌にあたる紫外線を出来る限り避ける工夫と努力をしましょう。

 

色々な機能をもった日焼け止め化粧品が開発されていますが、例えばUV-Aを吸収してしまう「A波吸収剤」のt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンを配合したものや「B波吸収剤」のメトキシケイヒ酸オクチル等を配合した製品なども売り出されています。

 

このB波吸収剤のメトキシケイヒ酸オクチルは、紫外線のエネルギーを吸収して熱に化学変化させて放出するという優れた機能をもっています。

 

更に酸化亜鉛や酸化チタン金属の微粒子化合物の粉末を、肌に塗ることで紫外線を肌で散乱・反射させるタイプもあります。

 

日焼け止めは様々なタイプがありますので、その特性を単独、もしくは組み合わせて、紫外線をカットしてお肌を守りましょう。

   

日焼けの基礎知識

  

日焼けの基礎知識について学習 

 

日焼けとは?

 

日本で一般的にいわれる「日焼け」とは、急な日焼けの場合と、時間をかけて少しずつ肌が茶褐色になっていく日焼けがありますが、どちらのパターンであっても「日焼け」でくくっています。

 

少し詳しく日焼けを説明する場合には、単に「日焼け」だけで説明することは難しく、米国のように日焼けの状態をsuntan(サンタン)とsunburn(サンバーン)に分類すると理解し易くります。

 

suntan(サンタン)とは?

 

日光を浴びた後、日数をかけながら、少しずつゆっくりと肌が茶褐色になっていくことをsuntan(サンタン)と呼びます。

 

このsuntan(サンタン)は、オゾン層では、ほとんど吸収されずに地表に多く到達する「紫外線UVA」の影響で起こります。UVAは、発ガン性はほとんど無いと言われています。

 

しかし、シミや肌の皺、たるみの原因となります。

 

sunburn(サンバーン)とは?

 

急な日焼けにより、肌が炎症を起こすものをsunburn(サンバーン)と言います。

 

日光を浴びて自宅へ帰った後、肌が熱を持ち、真っ赤になって、ひりひりと痛みが出ます。

 

sunburn(サンバーン)は、時によっては、痛みで安眠出来ず、氷で冷やした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

 

sunburn(サンバーン)は、火傷と同じで炎症を起こした部位は肌の皮が剥がれ、赤い肌が表れたりします。

sunburn(サンバーン)紫外線のうちのUVBにより引き起こされます。

 

重度のサンバーンでは、将来皮膚ガンを誘発する危険性もあります。

 

sunburn(サンバーン)の日焼けでは、多くの場合肌へのダメージが残ることが多く、残ったダメージはその後修復されません。

 

sunburn(サンバーン)を重ねるたびに肌へのダメージは蓄積されていきます。UVBは、UVAに比べ地上に降り注ぐ量は少ないのですが、suntan(サンタン)に比較しsunburn(サンバーン)は肌へ致命的な影響を与えるので、細心の注意が必要です。

 

日焼けには個人差?

 

日本人でも個々によって肌の色が違います。白い人、少し黒い人もいます。

 

何も肌のケアしないで、同じように日光の注ぐ外にいても日焼けしやすい人、日焼けしにくい人がいます。

 

 白人の場合は、メラニン色素が少ないので、肌が赤くなりますが、茶褐色になることは少ないです。

 

sunburn(サンバーン)し易く、suntan(サンタン)しにくいと言えます。

 

対照的に茶褐色の人種では、日光を浴びた場合に肌が濃くなり易いが、日焼けによる炎症は起こしにくいことが分かっています。

 

sunburn(サンバーン)しにくく、逆にsuntan(サンタン)し易いと言えます。

 

日本人は黄色ですが、かなり個人差も大きいので、白人寄りの肌の白い人はメラニン色素が少ないので、紫外線対策を十分し、肌のケアをしましょう。

 

   

紫外線(UV)の種類 UVAとUVBのおさらいと「光線過敏症」

 

紫外線にカビに反応する光線過敏症とは 

 

UVAとは?

 

UVAは、オゾン層で吸収されることなく地表まで降り注ぎます。地表に降り注ぐ紫外線のうち99%がUVAです。

 

UVAは、肌の深いところまで届くので、肌の老化をすすめ肌のしみ、しわ、たるみの原因となります。

 

しかし、皮膚がんへの影響は少ないといえます。

 

UVBとは?

 

UVBは、UVAに比べて肌の浅い層で、肌の細胞に対して反応を起こします。

 

本来、UVBはオゾン層での吸収される性質の紫外線ですが、オゾン層が破壊されつつある最近ではUVBに対して警戒が必要となります。

 

南極圏のオゾン層には、オゾンホールができており、近いオーストラリアでは紫外線UVBによる肌や網膜へ影響が懸念され、国としても対策に躍起となっています。

 

紫外線UVBもUVAと同様に、シミ・ソバカスの原因となります。

 

光線過敏症とは?

 

生れつき肌の白い人は、日光にさらすと直ぐに赤くなる傾向がありますが、更に日光に対して過敏に反応してしまう病気の一つ「光線過敏症」があります。

 

症状は、人により様々ありますが、日光に当たった部分に湿疹やかぶれが、起こることがあります。

 

また、光線過敏症の原因や症状は、個々人によって違いますので、日光に対しての肌の反応が変だと感じた場合には、早めに皮膚科の医師に相談してみましょう。

   

日よけ商品でUVケア

 

強い日差しを少しでも防御するuvケア 

 

南極の上空には、オゾンホールがあり紫外線の影響を強く受けているオーストラリアでは、政府が国民へ注意を喚起しています。

 

(外出時の注意事項として)

 

1.長袖を着る、

2.サンスクリーンを塗る、

3.帽子をかぶる、

4.サングラスをかける、などの注意を呼びかけています。

 

紫外線の対策では、複数の対策を組み合わせることで効果を上げることができます。

 

例えば、帽子の着用だけではなく、サンスクリーンを塗って外出するなど、複数の対策を組み合わせることで、相乗効果を期待できます。

 

日よけ商品でUVケア

 

出来れば、UVカット機能を備えた繊維で作られた「UVカット帽子」や「UVカットブラウス」を着用すると良いでしょう。

 

一般に販売されている、普通の服や帽子、傘は紫外線を通過させてしまうものが多く選ぶときに注意が必要です。

 

黒は、基本的に紫外線を通しませんが、白系のものは紫外線を通過させてしまいます。

 

服や帽子の繊維がUVカットで作られていて、汗の吸収などの機能ももったものを選びましょう。

 

最近では、スプレータイプの日焼け止め製品も発売されていますが、服や帽子、また髪の毛も使用できるタイプがあります。

 

髪の毛にスプレーすれば、紫外線から髪を保護します。衣類や帽子などにスプレーすれば、紫外線の遮断効果を発揮してくれるので便利てす。

 

帽子や日傘でUVケア

 

帽子でも、ある程度の紫外線を防げますので、出来る限りつばの広い帽子を使用しましょう。

 

日傘も、出来れば黒系の色調が紫外線の遮断効果があります。

 

雨傘としても、利用できるものでサイズが大きい方が良いでしょう。

 

屋内でもUVケア

最も紫外線が強い季節は、5月?8月の期間といわれていますが、室内でもUVケアが必要です。

 

窓やベランダには、簾や日焼けシェードなどを使用して紫外線の侵入を防ぎましょう。

 

紫外線対策の製品は、明かりや風を通し紫外線を遮断します。紫外線対策の製品でなくても一般的なすだれなども効果はあります。

 

UV(紫外線)とコラーゲンの摂取の重要性

 

紫外線対策ではコラーゲンの摂取が重要 

 

日頃からスポーツをしている方は、屋外での活動が多くなりUV(紫外線)を浴びる機会が多くなります。

 

UV(紫外線)は、体内で活性酸素を大量に発生させる原因にもなっていますが、更に活性酸素はメラノサイトと呼ばれている色素形成細胞を刺激して色素も増やすします。

 

具代的には、メラノサイトがUV(紫外線)を受けると黒い色素の元であるメラノサイトを多量に発生させます。実はこれがシミの原因となりますが、もっと悪いことに活性酸素は皮膚細胞を傷つけるので、肌荒れやシミの原因となります。

 

UV(紫外線)は大きく二つに分けることができます。一つはUVAで皮膚の深層の真皮まで到達します。

 

一方もう一つのUVBは皮膚の表面の角質層と表皮にしか届きませんので小じわの原因で留まります。

 

UVAは、深層の真皮まで到達し作用するため肌の弾力性を保っているコラーゲン線維を攻撃してしまいます。その結果深いシワを作ってしまいます。

 

コラーゲンは、たんぱく質の一種で、体の中のたんぱく質全体の3割を占めています。

 

コラーゲンの役割は細胞と細胞を結び付ける接着剤のような働きをしており、皮膚に占める割合は約7割もあります。

 

真皮のコラーゲンは、齢を重ねるにつれて体で生成される量が減少しますが、減少の量が多ければ細胞と細胞の間に隙間が出来て陥没します。大きく陥没し深いシワを形成します。

 

UV(紫外線)によって、痛んだコラーゲンを更に傷つけるのが活性酸素です。

 

痛んだコラーゲンが、活性酸素により更に傷つけられると修復不可能な状態となってしまいます。

 

シワの予防や改善には、コラーゲンが含まれた食品を摂取するだけでなく、UV(紫外線)を避けて活性酸素を減らす工夫や努力が必要です。


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