目は日焼けすることをご存知ですか。
日本の紫外線対策は、欧米に比べて遅れています。
日焼け止め対策に、個人差がありますが、日傘やサングラス、アームカバーなどの対策をしている方も多くなりました。
これまで、紫外線対策を余りしてこなかった方は、過去を振り返って後悔している方も多いようです。
目から入った紫外線が、お肌のシミの原因に
目も日焼けをしますので、お肌と同じように、紫外線対策をする必要があります。
また、目から入った紫外線を脳が感知して、シミのもとになるメラニンを生成することが明らかになっています。
目やお肌は、とても大切です、後悔しないためにも、効果の高い紫外線対策を知っておきましょう。
目やお肌の奥までダメージを与えるUV-A
地球上に降り注いでいる紫外線量の約95％はUV-Aです。
UV-Aは、エネルギー自体は弱いものの、照射量が多く浸透力が強く、長時間をかけて、お肌の奥深くの細胞までジワジワとダメージを与え、お肌のシミやシワ、老化の原因になります。
UV-Aは、目の奥にある水晶体や網膜などの細胞にジワジワとダメージを与え続けます。
長期間にわたり照射されたダメージは蓄積されて、白内障（水晶体が曇り、光を通過させることができなくなる）、瞼裂斑（けんれつはん：白目の一部が黄色く濁り、盛り上がりドライアイの原因）、翼状片（よくじょうへん：結膜が目頭の方から黒目に三角形状に入り込み、進行すると乱視の原因）などの目の病気を引き起こすリスクが高まります。
目やお肌の表面にダメージを与えるUV-B
地球上に降り注いでいる紫外線の約5%がUV-Bです。
UV-Bは、肌の表面で吸収されますが、強いエネルギーを持っています。
急激に日焼けしてお肌が赤くなるサンバーン、目の角膜に炎症を起こして充血の原因になる紫外線です。
目の紫外線対策が必要性
紫外線のお肌の影響については、広く知られるようになりましたが、目への影響については、それほど、注意喚起がなされていません。
WHOや欧米では、かなり以前から、注意換気がされています。
日本では、遅まきながら、子どもの肌への紫外線対策の意識は年々高まっていますが、実際には、まだ十分に意識している保護者は少なく、将来の事を考えると、子どもの目の紫外線対策が必要です。
紫外線は、建物やアスファルトなど様々な物体に反射して、私たちに降り注いできます。
お肌と同様に、目も強烈な紫外線のダメージを受けています。
目の表面の角膜に強力なエネルギーを持ったUV-Bが当たると、角膜が傷つき、炎症を起こして、充血や乾燥、異物感や痛みで涙が止まらなくなるなど、様々な症状を引き起こします。
この症状を電気性眼炎（雪目:ユキメ）といいます。雪目は、晴天の雪原で雪に反射した紫外線で目が炎症を起こすことから名付けられ、雪眼炎、雪盲ともいわれています。
さらに、紫外線を浴びると、ダメージが蓄積され、目の細胞を破壊されて、白内障、瞼裂斑、翼状片の原因にもなります。
目に降り注ぐ紫外線をカットするには、帽子が有効ですが、紫外線の乱反射によって、横から、下から、紫外線は照射されます。
目を直接的にカバーするためには、紫外線カットのＵＶサングラスやコンタクトレンズがとても有効です。
ＵＶサングラスやＵＶコンタクトレンズを選ぶ時の注意
ＵＶサングラスやＵＶコンタクトレンズを選ぶ際に注意することがあります。
ＵＶサングラスやＵＶコンタクトレンズを使用しても、紫外線をゼロにすることは出来ません。
目の瞳孔は、暗いところでは開き、明るいところでは、小さくなります。
色の濃いレンズは、暗くなるために瞳孔が開き、紫外線を多く吸収してしまいます。
レンズの色が濃いからといって、紫外線をカット出来る訳ではありません。
レンズの色の濃さと紫外線カット率の間には、相関性はありません。紫外線カットの加工がされていることを確認しましょう。
レンズの色が薄く紫外線のカット率が高い、ＵＶサングラスやＵＶコンタクトレンズがありますので、選ぶときのポイントとして、覚えておきましょう。
また、サングラス選びでは、レンズ部分が大きいものを選びましょう。
紫外線は、横や上下に隙間があれば、そこから容赦なく、飛び込んできます。
目の周辺もしっかりと、ガードしているタイプのサングラスを選びましょう。
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