企業は貢献出来る人材を積極的に探している

契約期間がある雇用形態から契約期間を定めない無期雇用に切り替え

 
三菱東京UFJ銀行は、平成27年4月から非正規社員約一万人に対して、契約期間がある雇用形態から契約期間を定めない無期雇用に切り替えると発表しました。
 
この銀行の窓口業務などを担当し3年以上勤務している約一万一千人を対象に非正規社員を有期間雇用から無期雇用に切り替え終身雇用とすることを固めました。
 
三菱東京UFJ銀行では契約社員や嘱託社員などの非正規社員が全社員四万五千人の約25%で、雇用条件を改善し雇用を安定させることで、就労意欲を向上させ業務の効率化を目指しています。
 
一方、法律でも非正規労働者が同じ企業で5年以上働いた場合、平成30年以降からは、本人が希望した場合、雇用期間のない正規雇用に切り替えなければならないとされています。
 
非正規社員の90%が女性で、安倍首相の掲げる女性の活躍の場を提供することにもつながるため、他の業界にも広がることが期待されています。
 
最近、企業の人手不足が懸念されており、長期的な視野に立って人材確保につなげる狙いがあるようです。
 
三菱東京UFJ銀行の無期雇用では、定年を60歳とし、再雇用制度を活用すれば65歳まで働くことが可能です。
 
病気で長期間休むことになっても、雇用が維持されます。
 
長期間の勤務でベテランとなれば、部下を指導する役割を担い、その分給与も増額されるようです。