胃もたれを解消する長芋・キャベツ・カレイ・しじみ
「胃もたれ」は、食後やしばらくしてから起こる事、翌朝に起こる事もあります。
「胃もたれ」の原因は、加齢や疲労に伴う胃の働きの低下や胃酸の分泌が悪くなり食べたものがスムーズに消化されずに胃の中に停滞することで起こります。
暴飲暴食やお酒の飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎ、そして不規則な生活や過剰なストレス、薬の副作用などが考えられます。
また、胃酸と粘液のバランスが崩れて、胃のぜん動運動がスムーズに行われない状態です。
「胃もたれ」を起こしているときは、胃に負担をかけないことが大切です。
例えば「胃もたれ」の症状があるときに会社などのお付き合いで断りにくいケースもあるでしょう。しかし、自身の健康を他人が守ってくれるはずはありません。
体調が悪いときは事情を話して勇気をだして断ることも大切です。
胃を休ませようと食事を抜く方がいますが、胃酸の分泌が多い場合には胃酸により胃の粘膜が荒れる原因になることがありますので注意が必要です。
揚物や高脂肪、不溶性食物繊維などの消化の悪い食べ物は禁物ですので、消化のよい食べ物を少し食べて胃を落ち着かせましょう。
ぬるま湯にゆっくり浸かりリラックスすることで自律神経の副交感神経が優位に?して心地よい睡眠をとることが大切です。
横になるときは、右側面が下になるようにすると胃の内容物が十二指腸に流れやすくなり消化を助けてくれます。
胃もたれを改善する食べ物、食品、食材
◎消化の良い長芋でエネルギー補給しましょう。
長芋は、消化の良い糖質で効率よくエネルギー補給ができます。
また、長芋に含まれているビタミンB1は、糖質の代謝に役立ってくれます。
◎カレイやタラなどの脂分が少ない白身魚のたんぱく質で胃壁を保護しましょう。
魚に含まれるEPAは胃液の分泌をコントロールして胃の粘膜を保護する働きがあります。
◎キャベツに含まれる成分ビタミンUは、胃薬にも配合されキャベジンの薬名で知られています。
牛乳などのたんぱく質とキャベツを摂ることで荒れた胃の粘膜を修復してくれます。
キャベツを材料にしたミルクポタージュは胃にやさしい食べ物になります。
ビタミンUは、セロリやブロッコリー、アスパラガスなどにも含まれています。
◎お酒による「胃のもたれ」には、シジミなどの貝類に含まれているタウリンがお酒の副産物アセトアルデヒドの分解を助けてくれます。
また、タウリンには肝臓の働きを高め、胆汁の分泌を促進させる作用があります。
タウリンを多く含む食べ物はタコやカキ、カツオやブリなどがありますが、タコやカキは消化の点で問題があります。
胃もたれが長く続き改善しないようであれば、胃潰瘍、ポリープができている可能性がありますので消化器科を受診しましょう。
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