長寿と若返りのホルモンの分泌を促進する、「NHKためしてガッテン」で紹介された壁ネクチン体操のご紹介です。
長生きホルモン、アディポネクチンの分泌を増やす体操のご紹介です。
これまでは、脂肪細胞は単に脂肪を蓄えるだけの細胞であると考えられていました。
しかし、近年の研究で脂肪細胞は様々なホルモンを分泌していることがわかってきました。
その中には、人の体に悪い作用をするホルモンもありますが、長生きに関係しているアディポネクチンと呼ばれるホルモンが脂肪細胞から分泌されていることがわかっています。
長生きホルモンを作っているのは、内臓脂肪の細胞がから分泌されるアディポネクチン
このアディポネクチンが、体のすみずみまで働いて長生きをサポートしています。
内臓脂肪とアディポネクチンの関係
内臓脂肪が増えすぎるとアディポネクチンの分泌が悪くなります。
太ることは、内臓脂肪の細胞が増える訳ではありません。内臓脂肪の細胞そのものが大きくなるのです。
脂肪細胞が大きくふくらむとアディポネクチンの分泌が低下します。
脂肪細胞同士がひしめき合い、脂肪間のすき間がなくなるため、毛細血管が圧迫されて脂肪細胞に栄養や酸素が届かなくなります。この状態では内臓脂肪はアディポネクチンを分泌できなくなります。
アディポネクチンの分泌を増やす運動
圧迫されている脂肪細胞は、お腹の部分を伸ばすことで、圧迫が解消し脂肪細胞に刺激が伝わり、血行が改善してアディポネクチンが分泌されるようになります。
アディポネクチンの分泌を促す壁ネクチン体操
1.立ち姿勢体操 3分間
立った姿勢で、壁にかかと・背中・後頭部をしっかり付けて3分間静止した姿勢をキープします。
2.ひねり体操 30回
壁から少し離れた位置に立って、ゆっくりと体を左右交互にひねる運動です。左にひねった時は、右手の手のひらを壁にタッチしましょう。右にひねった時は左手の手のひらを壁にタッチして、左と右の合計30回行いましょう。
3.はばたき体操 3往復
1.の立ち姿勢で腕を上下に動かす体操です。まず、壁につけた状態で下から上にあげ、次に上から下に下げます。肩と肩甲骨を意識してこれを3往復行ってください。
「首や肩甲骨の周囲には脂肪酸を取り込んでエネルギーを燃焼する「褐色脂肪細胞」があり、この部分を動かすことで効率よく脂肪細胞を効率よく燃焼することが出来るので、内臓脂肪の圧迫が改善され長生きホルモンの分泌が増えます。」
4.はっはっは!体操 3回
はっはっは!と笑いながら、大きく息をはき出しましょう。
まず、壁から少し離れて両かかとを合わせて、つま先は開いて立ち、次に両膝を開くようにしっかり曲げて腰を落とします。
次に、両腕をまっすぐ上にあげながら「いよ〜っ」などと威勢良くかけ声をあげましょう。
次にあげた左右の腕を下ろし、膝を伸ばしながら「はっはっは!」と大声で笑いながら息をはき出しましょう。この体操は3回行いましょう。
声を出して笑えば、お腹の内臓脂肪に刺激がいき、長生きホルモンのアディポネクチンの分泌が促進します。
以上の簡単な体操は10分程度で終わります。朝と夜の2回、3週間続けてみましょう。
アディポネクチンの分泌量は、健康診断や人間ドッグのオプション費用3000円程度で検査をしてもらうことができます。
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