「J-DOIT3」と呼ばれている糖尿病の合併症を抑制するための介?入試験で、2型糖尿病患者に確立されていない有効な治療法の確立を目指す研究が行われています。
現在、日本糖尿病学会の門脇理事長を中心に、全国81病院で2016年までの10年間にわたり、2542名の患者が参加して研究が進んでいます。
これまでの日本糖尿病学会の血糖値、血圧、脂質の基準でよいのか、又はより厳しい基準を設定した方が効果が期待出来るのかを2群に分けて研究し模索しています。
分類の基準は、従来の療法群ではHbA1c値が7.0%、強化療法群では6.7%にそれぞれ目標設定しています。
米国でも「ACCORD試験」と呼ばれる同様の試験が行われて、低血糖て体重増加が急増し死亡率が高まって失敗した経緯があります。
「J-DOIT3」では、米国の基準に近い基準を設定しているにもかかわらず、今のところ重症の低血糖患者が桁違いに少ない結果が出ています。
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