地球の環境と水

大気汚染による水の汚染

雨は大気中の有害物質を取り込みます

 

大気汚染や汚染された排水は人の命を奪う 

 

海水や河川、湖沼等から蒸発した水蒸気は雨となって降り注ぎます。
 
降り注ぐ過程で大気中に浮遊している様々な物質を取り込んで海洋や地表に落ちて来ます。
 
例えば、飛行機が排出した排気ガスに含まれる有害物質は体内に取り込まれれば健康被害を起こすリスクが高まります。
 
自然現象だと火山の噴火で大気に飛んだ灰などを雨は取り込んで地表や海洋に降り注ぎます。
 
更に最近では、新興国の目覚ましい経済発展は便利になり生活レベルが向上して豊かになる面では良いことであります。
 
しかし半面で、雨は工場や火力発電所からの排気や排煙による大気汚染物質を取り込んで降り注ぎ生活環境を悪化させています。汚染水を飲んだ子どもたちが感染症や毒物の原因で健康を損ねたり、死亡したりしています。
 
汚染された水で死亡する人が年間で400万人もいるといわれています。
 
特に石炭や石油を燃料とした工場からはチッソ酸化物や硫黄酸化物などの有害物質が排気され公害として人体に影響を及ぼし、日本では長い間、公害訴訟に発展していまだに収束していません。大気汚染や水質汚染は人命にかかわる重要事項です。

 

日本でも戦後の経済発展期には、全国で公害が発生しました

 
具体的には、工場からの排気により三重県四日市市の工業地帯では、ぜんそくを発症する患者が相次ぎ、当時「四日市ぜんそく」は四大公害病として知られています。
 
国の面積や人口の規模が大きな中国は、経済の急速な発展に伴い大気汚染や水質汚染などの環境汚染が特に深刻です。
 
工場の廃棄物で汚染された水を飲んだり、汚染された空気を吸うことで地域の人々に重要な健康被害が出ています。
 
その中でも、肺炎やがんなどは特に深刻です。その地域だけに突出して同じ疾患が多いのです。

 

新興国の大気汚染物質は国境を越えて飛来します

 
PM2.5と呼ばれる微小粒子状物質による大気汚染で上海や北京などの主要都市では世界保健機関の基準を大幅に越えた状態となり、視界もさえぎられる状態が続いています。
 
大気には国境がなく、偏西風など地球規模で風も吹くため、中国で排気されたチッソ酸化物や硫黄酸化物は日本などの近隣諸国にも大気汚染をもたらします。
 
日本の大気汚染の約半分は中国から飛来ものといわれており、地球規模での大気汚染が深刻化しています。
 
この様な大気汚染は、空気中を漂い呼吸により気管支や肺に入り、また、雨に取り込まれ降り注ぎ水の汚染に繋がり様々な病気を引き起こしています。有毒物に汚染された水や空気が体内に入れば、がんなどの疾患をまねくことは広く知られています。

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