レスベラトロールのサプリメントで長生き
ＮＨＫで放送された「あなたの寿命は延ばせる〜発見！長寿遺伝子〜」のご紹介です。
長寿遺伝子をコントロールすることが可能になれば、生活習慣病やがんなどの疾患にかからず長生きできます。
レスベラトロール（resveratrol）は、ポリフェノールの一種でブドウの果皮に多く含まれる抗酸化物質として知られています。
レスベラトロールの働きが長寿遺伝子の「サーチュイン」をＯＮにして活性化させる効果があると期待されています。
長寿遺伝子の特色
研究により、長寿遺伝子「サーチュイン」は、老化や寿命を顕著にコントロールしている遺伝子群で、時計を意味する「クロック遺伝子」、「スローグロース遺伝子」、「age‐1」、「daf‐2」などの遺伝子群があることが分かってきました。
この中でも特に代表的な長寿遺伝子である「クロック遺伝子群」は、身体活動のリズムをコントロールする時計の役割を持っており、これが良い方に変化すれば老化、寿命が延びると考えられています。
また、老化の原因の一つである活性酸素の生成も抑えられることることも分かってきました。
最近は、肉食中心の欧米でも日本食ブームで食生活を見直す人が多くなっています。
レスベラトロールを活用したサーチュイン遺伝子を活性化するサプリメントが人気になっています。
レスベラトロールのサプリメントの選び方1
サプリメントを選ぶときには、ラベルやパッケージの原材料を確認して購入を判断しましょう。
レスベラトロールの原料として、ブドウやワイン、イタドリ(ダテ科)などです。
イタドリの根は、東アジア原産の多年草で医薬品の原料となっているので日本ではサプリメントとして販売することは違法となります。
アメリカでは、ワイン粉末よりもイタドリ粉末のほうが安価なので、イタドリのサプリメントが主流です。
成分表示によりブドウ由来かイタドリ由来かをしっかりと確認する必要がありますが、表示には｢レスベラトロール」のみの表記が多いのも事実です。
高純度のイタドリ由来のレスベラトロールを摂り続けるとエモジンという成分の影響で下痢などの副作用が生じる可能性があると報告されています。
またサプリメントを作る際には、原料からレスベラトロールを抽出する必要がありますが、このときに、アセトンという有機溶剤を使っているケースがあります。
アセトンで抽出を行うことは食品衛生法で認められていません。
また、アセトンを使った製法は、水に溶けない吸収性の悪いレスベラトロールの量が多くなる欠点もあります。
水やエタノールで抽出したレスベラトロールのサプリメントを選びましょう。
レスベラトロールのサプリメントの選び方2
レスベラトロールのサプリメントは非常に沢山の種類が販売されています。
配合量については、原料である赤ワイン粉末の含有量を記載している場合もあればレスベラトロールその物の含有量を記載している場合があります。
赤ワインの粉末の含有量がそのままレスベラトロールの含有量ではないので注意が必要となります。
あいまいな表示のサプリメントは選ばないほうが無難です。
健康や長寿のためのサプリメントを毎日飲み続けるのですから安心で安全な物を選ぶことが絶対条件といえます。
デンプンやショ糖脂肪酸エステル、二酸化珪素などの添加物など、本来必要ない物質を含んでいないものを選びましょう。
サプリメント選びは、第3者機関が品質検査等を行い安全性が評価し、推奨しているサプリメントがオススメです。
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