薄毛は女性の大きな悩みのひとつです。
ある調査では、40代から50代の女性の約8割が薄毛で悩んでおられるそうです。
薄毛を改善するために高価な育毛剤を使っている人も沢山いますが、あまり効果があらわれていないようです。
薄毛になる原因にはいくつかあります。
女性の最も大きな原因は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が年齢とともに減少することです。
エストロゲンの分泌は20代でピークを迎え、40代に入ったころから急激に減少することが分かっています。
また、季節要因も考えられます。
抜け毛は夏から秋口にかけて多くなります。
原因は紫外線の影響ですが、髪の毛を守るためには帽子や日傘などで紫外線をシャットアウトすることも大切です。
また、ボニーテールなどの髪形は前頭部や側頭部の髪の毛が後方に引っ張られます。
さらに生え際の頭皮は紫外線の影響も受けやすくなるため、頭皮や髪の毛に強いストレスがかかり抜け毛の原因となります。
当サイトは、NHKのテレビ番組、助けて!きわめびと「STOP! 薄毛」を参考に記事に加筆しています。
1万人以上の薄毛の治療してきたウィメンズヘルスクリニック東京(旧AACクリニック銀座院長)の浜中聡子先生のアドバイスを中心に構成しています。
健康な髪の毛の寿命は約7年といわれていますが、頭皮などにトラブルがある方は短期間で抜け落ちてしまいます。
そして、抜け落ちた毛穴からはすぐに髪の毛は生えてきません。
これから生えてくる髪の毛に対してケアすることが大変重要とのことです。
薄毛の原因
加齢による薄毛をとめることは不可能、でも薄毛の進行を遅く緩やかにすることは可能だそうです。
髪質のピークは20代で、40代を過ぎる頃から女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少することが影響して髪の毛が細く弾力性も失われる事から全体のボリュームが乏しくなります。
薄毛のタイプにも種類があります。
びまん性脱毛症
女性の脱毛症で最も多いのが、頭頂部を中心に全体的に薄くなるため気づきにくいタイプのびまん性脱毛症です。
原因は加齢による毛細血管の衰えや女性ホルモンの減少、栄養のバランスの欠如などです。
分娩後脱毛症
産後に女性ホルモンのバランスが崩れて薄毛になる方がいます。
一時的な場合が多くしばらくすると元に戻りますが、妊娠と出産を短期間に繰り返すと元に戻りにくくなることもあります。
牽引性脱毛症
ポニーテールなどの髪型によって、髪が引っ張られることで脱毛が起こります。
また、後方から引っ張られることで前頭部や側頭部の髪の生え際に紫外線が当たるため毛根を傷める原因にもなります。
髪や頭皮は紫外線でもダメージ
髪の毛や髪の分け目の頭皮には、ほぼ直接に日光が当たりますので、その分紫外線のダメージが大きくなります。
いつも同じ部分で分け目を作らずに変えることでダメージを軽減しましょう。
髪の毛のたんぱく質のケラチンやミラニンは紫外線によって酸化されて変質してしまいます。
また、紫外線の影響によって髪の毛を保護しているキューティクルがはがれ落ちて枝だ毛や切れ毛につながります。
紫外線が強くなる5月頃から10月頃までは、髪の毛や頭皮を帽子や日傘で紫外線を防御しましょう。
出来る限り、帽子は蒸れないタイプの木綿や麦わらの通気性の高いものを選びましょう。
最近は、髪の毛や頭皮用の日焼け止めスプレーが市販されています。
効果が期待できますので、使用後はしっかり洗い落としてケアしましょう。
洗い残しがあると髪や頭皮にダメージを与えてしまい逆効果になりかねません。
薄毛のメカニズム
健康な髪には、十分なホルモンが供給され、また頭皮下の毛細血管から十分な栄養や酸素が供給されます。
髪の毛が健康な人でも一日に100本程度は抜けていますが、抜け毛が200本から300本も抜ける方は異常で薄毛になりますので、早めのケアが必要です。
抜け毛が多い要因として、ホルモンの分泌や血流が低下して、髪の毛に栄養が届かず、成長することが出来ずに早く抜けてしまいます。
早く抜けてしまった毛根からはしばらく髪の毛は生えてきませんので、薄毛の原因になります。
年齢とともにホルモンの分泌や血流が低下することは仕方がないことですが、この低下を遠ざけるためには、「食べ物の栄養のバランス」や「睡眠」、「頭皮を清潔に保つ」ことが重要なポイントになります。
毛細血管を増やして強くすることが髪の毛の健康にも寄与しますので、次のサイトも参考にしてください。
血管・毛細血管を若返らせる食べ物
シャンプーの選び方
まず、頭皮に皮脂が多い方と乾燥している方とでは適切なシャンプーが異なりますので、自分に合ったシャンプー選びをしましょう。
シャンプーには大きく分類すると3タイプありますので自分の髪の毛の状態や症状に合わせてシャンプーを選びましょう。
アミノ酸系シャンプー
洗浄成分にアミノ酸を使ったシャンプーです。
人の体もアミノ酸で構成されていますので、親和性の高い成分です。
それだけにマイルドなタイプのシャンプーですので時間をかけて、ていねいに洗うのがポイントです。
肌が弱い方やアレルギーのある方、乾燥している方に向いています。
成分表に「ココイル〜」と書かれています。
※肌の弱い方向き
※洗浄力 マイルド
※脱脂力 やや弱い
高級アルコール系シャンプー
鉱物油や動植物油脂などからつくられたシャンプーです。
洗浄力が強く、泡立ちが良いのが特徴のシャンプーで皮脂が多い方、中でも髪の毛が長い方に向いています。
洗浄力が強い反面で頭皮のトラブルにつながる可能性もありますので、使用後は十分にすすぎをして成分を頭皮に残さない様に注意しましょう。
成分表に「ラウリス〜」「ラウリル〜」と書かれています。
※髪の長い方向き
※洗浄力 高い
※脱脂力 高い
石鹸系シャンプー
脂肪酸ナトリウムを使用したシャンプーです。
皮脂が多い方、髪の毛が短い方に向いています。
意外に洗浄力や脱脂力が強いので注意しましょう。
また、石鹸カスが残りやすく、パサつきやきしみの原因になりますので、髪の長い方には不向きです。
成分表に「石鹸素地」「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」と書かれています。
※髪の長い方には不向き
※洗浄力 高い
※脱脂力 高い
シャンプー選びで特に注意する事は、頭皮の状態は季節や髪の毛の長さによっても違うので、その時々の頭皮の状態や髪の長さを考慮して選ぶようにしましょう。
また、自分に合ったシャンプーを選んでいても、ロングをショートに変更したとたんに合わなくなることもありますので注意が必要です。
加齢とともに体質が変わることがありますので、シャンプーは合わないと感じたら随時見直しすることが大切です。
洗髪後は速やかに乾燥
髪を洗った後は速やかに乾かしましょう。
自然乾燥は、臭いの原因になり、頭皮のダメージにつながります。
頭皮がぬれた状態が続くと頭皮の常在菌が異常繁殖して臭いや頭皮のダメージにつながります。
また、髪がぬれた状態で就寝すると髪が枕や布団で擦れてキューティクルがはがれ落ちて髪の毛はパサパサになってしまいます。
洗髪後は速やかにドライヤーで髪の毛と頭皮を乾かしましょう。
髪の毛に届けたい栄養
髪の毛は99%はたんぱく質からつくられています。
ですから、毎日の食事は髪の毛の健康的な成長に大変重要です。
口から摂取した栄養は、まずは生命の維持に不可欠な器官や臓器に供給されます。
髪の毛は、生命に直接に関係していないので、栄養の供給は後回しにされます。
ですから、十分な栄養をバランス良く摂取することが重要になります。
健康な髪の毛の成長には、たんぱく質とビタミンやミネラルが必要です。
髪の毛はたんぱく質で出来ているため、肉や魚、卵、大豆などのたんぱく質を摂取することが大切です。
そして、たんぱく質が髪の毛になる手助けをするのが、ビタミンやミネラルなどです。
特にミネラルは体内で生成できないため、食べ物から取り入れるしかありません。
ミネラルは、亜鉛や銅などですが、特に髪の毛の成長に必要不可欠なミネラルが亜鉛です。
亜鉛が不足すると毛母細胞の分裂が衰えて薄毛や抜け毛の脱毛症の原因になります。
亜鉛を多く含んでいる食品として、「牡蠣」や「豚肉」、「牛肉」などがあります。
銅は髪の毛の黒さをサポートしているミネラルといわれています。
銅を多く含んでいる食品として「アーモンド」や「カシューナッツ」などの木の実、「大豆製品」などがあります。
鉄も髪の毛を黒く保つミネラルとして知られています。
鉄を多く含んでいる食品として「ひじき」や「岩のり」などの海草類があげられます。
髪の成長には規則正しい睡眠が大切
髪の毛の成長には夜の規則正しい睡眠が大切です。
人類が誕生してつい最近まで、明るい内に狩猟や農作業をし日が暮れれば休息する生活リズムでした。
夜は休息し睡眠することで、成長ホルモンの分泌が促されて傷ついた体の細胞を修復するようにDNAにプログラム化されているといわれています。
電気が発明されたのが約150年前で、その後昼夜問わずに活動するようになったのはごく最近のことです。
人類の長い歴史の中で培われた昼型のDNAが短期間に変わることはありません。
このような体の仕組みから、夜は10時から11時位までには就寝し7時間程度の睡眠を取りましょう。
体内で分泌される成長ホルモンは夜の睡眠中に最も多く分泌されます。
お肌の修復や髪の毛の成長、免疫力の向上などは夜の睡眠中に行われます。
次に浜中先生がすすめるスムージーをご紹介します。
浜中先生おすすめのドクタースムージー
たんぱく質から髪の毛へ手助けをするビタミンやミネラルを多く含んでいる野菜や果物をスムージーにして毎日飲みましょう。
小松菜
鉄分が多く、白髪の予防となる栄養素。
キウイ
ビタミンB、ビタミンEなどを豊富に含みトップクラスの栄養充足の果物です。キウイは毛細血管の血流を促進します。
バナナ
ビタミンB7であるビオチンを含み頭皮の炎症を抑えて、髪の毛を作る工程で直接的に関与している栄養素です。
ニンジン
ビタミンAであるカロチンが豊富に含まれ頭皮の粘膜の乾燥予防に貢献します。
リンゴ
リンゴのポリフェノールは皮膚の老化を遠ざける働きがあります。またリンゴは味の調整役もします。
育毛剤について
通常の育毛剤は医薬部外品ですが、医薬品では「ミノキシジル」広く知られています。
医薬品とは、国の医薬品医療機器等法(薬機法・旧薬事法)で効果や効能が認められた育毛剤です。
ミノキシジルは、血管の拡張剤として高血圧の治療に使われていた経口薬でしたが、発毛効果が確認されて以来、薄毛治療薬として転用されています。
ミノキシジルは、末梢血管を拡張させて血流を改善する働きが期待されますが、効果があらわれるまでには半年ほどかかります。
いずれにしても、根気よくトライすることが大切です。
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発毛・育毛はミトコンドリアを活性化する温泉酵母
頭皮や髪の環境を改善したら、次は発毛や育毛を促進させる働きが確認されている「M-1ミスト」をご紹介いたします。
株式会社サラヴィオ化粧品のM-1ミストの開発チームは、発毛や育毛にはミトコンドリアが関与していることを解明しました。
この研究結果は、世界の各種科学誌に掲載され世界毛髪学会も注目しています。
この研究で、発毛や育毛に関係しているミトコンドリアを活性化することで発毛エネルギーが強化されて育毛効果が発揮されることが分かりました。
人の細胞は60兆個もあるといわれていますが、全ての細胞には複数のミトコンドリアが存在して体のエネルギーを作り出しています。
このミトコンドリアが活発に働けば、発毛や育毛も促進されるのです。
発毛や育毛に関係しているミトコンドリアは毛根の毛乳頭細胞に存在しています。
このミトコンドリアを活発に働かせることで発毛や育毛が促進することが解明されています。
ミトコンドリアを活性化させるのが「温泉酵母」で、世界毛髪学会でも大変注目をしています。
海外の科学誌に掲載される
「欧州皮膚科学誌」 「国際科学雑誌」
「欧州皮膚科学誌」
発毛の根幹をなす毛乳頭細胞の機能やAGEの影響について株式会社サラヴィオ化粧品M-1ミストの開発チームが発表した論文が掲載されました。
「国際科学雑誌」
世界で初めて毛乳頭細胞におけるエネルギー産生の調節機構「ミトコンドリアの活性化」を株式会社サラヴィオ化粧品M-1ミストの開発チームが見出し、原著論文が掲載されました。
国内主要雑誌にも掲載される
PRESIDENT 2016.2.29号 「健康」2017年9月号
※PRESIDENT 2016.2.29号に掲載
プレジデント社から株式会社サラヴィオ化粧品「M-1ミスト」開発チームが取材されて、ビジネスマンの教科書的な雑誌「PRESIDENT」に掲載されました。
記事テーマ「びっくり仰天!ミトコンドリアで髪が生えた」
※「健康」2017年9月号に掲載
主婦の友社より株式会社サラヴィオ化粧品M-1開発チームが取材され、雑誌「健康」に掲載されました。
記事テーマ「つけるだけで髪がぐんぐん生えてくる温泉酵母」です。
ミトコンドリアが弱くなってエネルギーの産生が減少すると、発毛や育毛の力は衰えてしまいます。
「温泉酵母」がミトコンドリアを活性化することで、発毛や育毛のエネルギーが作られて強化されるのです。
ステップ1.発毛エネルギーが大量生産される
「温泉酵母」を頭皮につけることで、毛乳頭細胞内に存在するミトコンドリアが活性化されて発毛や育毛に必要なエネルギーが大量に生産されます。
ステップ2.発毛・育毛エネルギーを増大させる
毛乳頭細胞には発毛を促進させる繊毛が存在し、発毛を促進させる「指令」を出しています。
この繊毛が毛母細胞に発毛の指令を送り、伝達がうまく行くことで発毛や育毛につながります。
研究の結果、「温泉酵母」が繊毛を1.6倍に伸ばすことで、発毛指令が通常の300%も増加して発毛や育毛のエネルギーが増大することが分かったのです。
世界毛髪学会も注目している「温泉酵母」が主成分の「M-1育毛ミスト」をおススメします。
M-1ミストを使用した方では、効果が早い人で2〜3ヶ月で抜け毛が減少してハリやコシが出てきた人もいます。
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