腸内フローラ辞典

「消化酵素」の働きと種類

 

摂取した食べ物のたんぱく質や脂質、糖質などを分解する酵素を消化酵素といいます。
 
消化酵素の働きを突き止めたのは米国のジョン・ノースロップで、ペプシンの結晶化に成功したんぱく質であることを証明しました。
 
その後、ノースロップはトリプシンやキモトリプシンなどについても結晶化に成功し1946年にノーベル化学賞を受賞しています。
 
消化酵素の働きは、食物の消化吸収に関わり、生命の維持に必要な物質を合成したり、不必要な物質を代謝する働きがあります。
 
酵素が作用する相手の物質を基質といいます。酵素は基質の構造にぴったり合致するように作られて作用します。つまり、カギとかぎ穴の関係で作用します。

 

 

 

消化酵素の種類

 

消化酵素のタイプ

分解後生成物

消化酵素の種類

生成される器官

作用部位

たんぱく質分解酵素

ペプチド

アミノ酸

ペプシン

トリプシン

キモトリプシン

すい臓

すい臓

小腸

小腸

糖質分解酵素

グルコース

アミラーゼ

マルターゼ

スクラーゼ

口・すい臓

小腸

小腸

口・小腸

小腸

小腸

脂質分解酵素

グリセロール

脂肪酸

セラミド

コリン・リン酸

リパーゼ

すい臓

小腸

 

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