「ビフィドバクテリウム属ラクティス種Bb-12株」
Bb-12株の正式名称は「ビフィドバクテリウム属ラクティス種Bb-12株」です。
英語表記では「BifidobacteriumlactisBb-12」となります。
「Bb-12株」には、貪食細胞を活性化して免疫力を高める効果があります。
「ビフィドバクテリウム」とはビフィズス菌のことで、現在32種類のビフィズス菌が発見されています。
通常、ビフィズス菌は低い酸性の環境下では生息することができない菌です。
ビフィズス菌に限らず多くの乳酸菌は、胃酸などの強い消化酵素によって死滅することが分かっています。
胃酸の酸性度は。pH1〜2の強酸性で、一般のビフィズス菌の耐酸性度はpH4程度ですので、胃を通過する際に死滅してしまいます。
しかし、「Bb-12株」は、pH2の強酸性の環境でも生息できる種類のビフィズス菌で、強酸性の胃酸にも耐えて腸まで届くことが期待されます。
生菌のまま腸に届く乳酸菌やビフィズス菌などの微生物をプロバイオティクスと呼び、死菌で腸に届く微生物をプレバイオティクスと呼びます。
生菌のまま腸に届くほうが健康効果が高い微生物と死菌で届いたほうが効果が高い場合とあります。
一概には、判断できませんが、「Bb-12株」では生菌で届いた方が効果が高いことが確認されています。
参考までに、プレバイオティクスにはオリゴ糖や食物繊維などの善玉菌のエサになって腸内環境を整える食材も含まれます。
「Bb-12株」を使用した研究で、摂取したグループで悪玉菌が産生する有毒物質のアンモニアを低減する効果が見られたと報告されています。腸内環境が改善されたことを示す内容といえます。
ビフィズス菌は、乳酸菌とは区別されていますが、それは乳酸菌が乳酸を生成するのに比べ、ビフィズス菌は、乳酸と酢酸の両方を生成するからです。
酢酸によって、腸内が弱酸性に保たれるとともに、強い殺菌力をもっているため、悪玉菌の活動を抑えて腸内環境を改善する作用を期待することができます。
「Bb-12株」には、貪食細胞のマクロファージや好中球、樹状細胞などを活性化して高める働きがあることが認められ報告されています。
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