オメガ脂肪酸の効果と摂取量


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オメガ3系脂肪酸は高齢認知症の予防効果確認

 

人が体内では生成出来ないために、食品から摂取しなければならない脂肪酸があります。
 
それらを必須脂肪酸といってオメガ3系脂肪酸の「α−リノレン酸」とオメガ6系脂肪酸の「リノール酸」があります。

 

 

増え続ける高齢者認知症患者

 

世界的にも高齢化が進む中、アルツハイマーなどの認知症が社会問題化しつつあります。
 
厚生労働省の調査によると平成24年において認知症の有病者数は462万人で認知症になる可能性がある軽度認知障害が約400万人、65歳以上の4人に1人は認知症とその予備軍であること推定されるとしています。
 
認知症の中でもアルツハイマー病が67.6%を占めているようです。
 

 

アルツハイマー病と生活習慣病との関連性

 

世界的にも認知症の急激な増加が問題視されており、先進国を中心に対策や研究がされています。
 
遺伝がアルツハイマー病の発症と進行に大きく影響している事がわかっていますが、その他にも食事や運動などの生活習慣や生活環境等も関係しています。
 
また、高血圧や肥満、糖尿病の代謝や心疾患、脳卒中などの血管に関する症状との関連性が注目されています。
 
この様な状況下でアルツハイマーをはじめとした、認知症の予防に効果があるとしてオメガ3系脂肪酸が注目されています。
 
アルツハイマーなどの認知症の進行を止める薬はまだ開発されていませんが、有効性が実証されているものに運動と食事があります。
 
杏林大学医学部精神神経科学教室教授・医学博士の古賀良彦氏は、完治が困難なだけに予防の重要性を訴えています。
 
認知症の進行予防のためには、食生活が重要な位置付けになっています。

 

 

運動とオメガ3系脂肪酸が注目

 

@運動の有効性

 

運動は全身の血流を増加させる作用があり脳への血流も増加することで神経成長因子への刺激、脂質・ホルモン・インスリン・免疫機能を介する作用が期待できます。

 

 
A脳に有効な栄養素の摂取
 
食事やサプリメントで摂取する栄養素では、認知症の予防に有効性が確認されている抗酸化物質や不飽和脂肪酸の中でもオメガ3系脂肪酸に効果があることがわかってきました。
 
オメガ3系脂肪酸には血栓予防、抗炎症作用、降圧作用、インスリン感受性への作用など多くの効果がある事がわかっています。
 
最新の研究でオメガ3系脂肪酸には、高齢期の認知機能低下と脳萎縮の抑制が期待できることや認知機能低下を抑制する可能性があることが明らかにされています。


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