オメガ3系脂肪酸は脂肪を燃焼し生成を抑える
「オメガ脂肪酸」と聞くと、脂肪の文字が入っていてカロリーが高く太りそうな印象を受けてしまいます。
オメガ脂肪酸の種類には、「オメガ3系脂肪酸」、「オメガ6系脂肪酸」、「オメガ9系脂肪酸」の三種類があります。
この中の「オメガ3系脂肪酸」と「オメガ9系脂肪酸」は、生活習慣病の予防や脂肪の燃焼効果があることが解明されています。
お米や穀物類などの炭水化物や甘い物は、体内でブドウ糖に変換されて活動エネルギーとして消費されますが、余ったブドウ糖は、肝臓や筋肉、脂肪細胞内に蓄積されます。
この状態が日常的に続けば太り肥満に近づいていきます。
しかし、「オメガ3系脂肪酸」と「オメガ9系脂肪酸」には代謝を高めて脂肪を燃焼してくれる作用があります。
特に、「オメガ3系脂肪酸」は、脂肪の燃焼を促進させて、脂肪の生成を抑える効果があること、更に脂肪分解酵素の活性を高めて脂肪燃焼を加速させる作用があることを米国の研究者が明らかにしています。
この「オメガ3系脂肪酸」は、体内で生成することができないので食べ物から摂取する以外にありません。
オメガ3系脂肪酸を含む食品
オメガ3系脂肪酸には、「α-リノレン酸」と「EPA」、「DHA」があります。
「α-リノレン酸」を含む食品
亜麻仁油、エゴマ油、キャノーラ油、ダイズ油、ホウレンソウやチンゲンサイなどの青物野菜
「EPA」「DHA」を含む食品
主に青魚、肝油、クリル(南極オキアミ)
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