様々なミネラルウオーター

日本のミネラルウオーターの基準と危険性

 

日本のミネラルウオーターの基準と危険性 

 

日本のミネラルウォーターの歴史は、ヨーロッパと比べれば長くはありません。
 
ミネラルウォーターの消費量も日本200倍と言われているほど消費されています。
 
日本では、1964年の東京オリンピックの時をきっかけにミネラルウォーターが徐々に浸透しました。
 
その後、1983年にハウス食品が「六甲のおいしい水」を発売したことで、ミネラルウォーターブームになりました。
 
しかし、1995年にペットボトルの水からカビやプラスチックの破片が相次いで発見される騒ぎがありました。
 
この年に全国の保健所によるミネラルウォーターの検査により、多くの異物の混入が明らかになり、危険性が問題になりました。
 
その割合は、国産品の5.6%、輸入品の0.55%にカビや細菌等の異物が混入していることが判明いたしました。
 
国産品は、20本に1本の割合で異物が混入していることになります。
 

ミネラルウォーターは水道水のような水質基準がないため、製造業者の品質管理体制に依存しているのが現状です。
 
ちなみに水道水の水質管理基準は以下の通りになっています。
 
◎水質基準項目と基準値(51項目)
 
 水道水は、水道法第4条の規定に基づき、「水質基準に関する省令」で規定する水質基準に適合することが必要です。
 
◎水質管理目標設定項目と目標値(26項目
 
 水道水中での検出の可能性があるなど、水質管理上留意すべき項目です。
 
◎要検討項目と目標値(47項目)
 
 毒性評価が定まらないことや、浄水中の存在量が不明等の理由から水質基準項目、水質管理目標設定項目に分類できない項目です。
 

以上のように、水道水は全部で124項目にわたる厳しい基準が設定されています。
 
ところが、日本のミネラルウオーターは、水源や採水日時、水質や品質管理の基準や規制がありません。製造業者任せになっており、片手落ちになっている状態です。
 
ペットボトル自体に細菌やカビが付着していたのか、或いは致命的にも水源の汚れが原因となっていたのか、様々考えられます。
 
また、大学の研究グループの調査では調査した半数のミネラウオーターからトリハロメタンが検出されています。
 
日本では、ミネラルウオーターの水質管理の基準を厳しくする方向性は見られないので、今後も問題が起きそうです。
 
一方、ヨーロッパのナチュラルミネラルウオーターの水質管理は、厳格で採水地周辺の数万ヘクタールに工場などの設置を禁止しています。
 
日本では、採水地周辺の環境保全を強制する法律はありません。

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