コエンザイムＱ１０と医薬品との飲み合わせ
サプリメントの相互作用とは、医薬品との有効成分が重なることによって有効性が減少するケースや、逆に有効性が高まりすぎるて起こる場合があります。
例えば、血圧を下げる効果のあるサプリメントと、血圧を下げる作用がある医薬品を同時に使用することで血圧が下がりすぎることがあります。
この場合、サプリメントか医薬品のどちらを減らすべきかは医師との相談によりますが、サプリメントの有効性と相互作用を知っていることで医薬品の使用量を減らせる可能性もあります。
①コエンザイムＱ10には、血圧を下げる作用があります。医師が処方する高血圧症の治療薬と一緒にコエンザイムＱ10を服用すると目標にしている血圧よりも更に下がり可能性が高くなります。
②またコエンザイムＱ10には血液凝固を促進する作用があるため、血液凝固を抑制するワルファリンと一緒に服用した場合はワルファリンの効果を弱めてしまう可能性があります。
以上のような相互作用に注意しましょう。
コエンザイムＱ１０とビタミンＥ
ビタミンＥは、老化を防止するために重要な役割をしています。
ビタミンＥは、老化の原因となる活性酸素を除去してくれる抗酸化物質です。
ビタミンＥは、自分が持っている水素元素をラジカル化(二つでひと組の電子が何らかの理由で一つ足りなくなっている状態のことです)した活性酸素に与えることで、老化を引き起こす活性酸素の活動を抑えています。
しかし、その事が逆に水素元素を与えて失ったビタミンＥは酸化されてしまい細胞の酸化を加速させてしまうこともあります。
酸化されたビタミンＥを元のビタミンＥに還元するには、強力な抗酸化物質であるコエンザイムQ10とビタミンＣが必要になります。
コエンザイムQ10には、ビタミンＣよりも長く酸化脂質の生成を抑制することが確認されていますが、コエンザイムＱ１０が不足すると酸化ビタミンＥは逆に作用して過酸化脂質を増やしてしまいます。
ビタミンＥやビタミンＣとコエンザイムQ10を同時に摂取することで酸化を防止することが重要です。
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