活性酸素を除去して免疫を高める
コエンザイムQ10には免疫細胞を活性化させる働きがあることが報告されています。
免疫とは、体内に侵入してきたウイルスや病原菌などの異物を攻撃して排除するシステムです。
免疫の最前線で活躍するマクロファージや樹状細胞などの働きが低下すると感染症などの病気にかかりやすくなります。
体内のコエンザイムQ10が不足すると免疫力が低下し、様々な病気を引き起こす原因にもなります。
コエンザイムQ10には免疫力を高める働きがあります。
また、コエンザイムQ10には、強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用はストレスなどにより体内に発生する活性酸素を除去する働きの事で、例えばリンゴの切り口を放置すると茶色に酸化するように、活性酸素の働きによって私たちの体も酸化してしまいます。
活性酸素とはエネルギー状態が高まった酸素のことで、活性酸素が増えると全身の細胞に悪影響を及ぼします。
体が酸化することにより、細胞を酸化させて「体がサビついた状態」となり老化が進むことになります。
また活性酸素は生活習慣病などの病気の原因のもととなる物質です。
コエンザイムQ10には活性酸素の攻撃からの体を防御します。
コエンザイムQ10は、非常に強い抗酸化作用があるため抗加齢の効能があります。
老化や200種類以上の病気の原因ともなる活性酸素を減少させる効果があるので、健康で若々しく美しい体づくりに役立ちます。
コエンザイムQ10の抗酸化作用は非常に強く、欧米各国を始め世界的に大変注目されています。
活性酸素の働きで、コレステロールや脂肪が酸化すると動脈硬化や糖尿病等の疾病の原因にもなります。
ドライマウスに効果
ドライマウスの原因には、薬剤の副作用や精神的なストレス、シェーグレン症候群などの他に、生活習慣病、食習慣や筋力の低下などの複合的な要因も考えられます。
ウイルスや細菌は口や鼻の粘膜から侵入してきます。唾液が不足してドライマウスになると口の粘膜バリアの機能が低下して病原体に感染しやすくなります。
鶴見大学のドライマウス患者を対象にした還元型コエンザイムＱ１０の唾液分泌量に対する効果の臨床検査の結果、還元型コエンザイムＱ１０を摂取した患者は、摂取前に比べ唾液が明らかに増加したことが分かっています。
また、還元型コエンザイムＱ１０を摂取したグループでは、唾液中のコエンザイムＱ１０の濃度が明らかに高くなったことも分かりました。
この結果、還元型コエンザイムＱ１０はドライマウスの改善のための対処法のひとつになることが示唆されています。
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