コエンザイムＱ１０血圧を抑えて疲労を回復効果

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疲労回復に効果

コエンザイムQ10の疲労回復効果

体に疲労物質といわれる乳酸菌が溜まり疲労が蓄積されると考えられてきましたが、最近の研究では乳酸菌は疲労回復のための疲労防御物質であると考えられるようになりました。

よって、乳酸は栄養物であり、疲労物質ではないと言えます。

エネルギーを生成するには、細胞の中のミトコンドリアにエネルギー源となる炭水化物などの栄養素を届けて、疲労回復のためのエネルギーを生成しなければなりません。

コエンザイムＱ１０は細胞内でエネルギーを生成する最終段階でＡＴＰ(アデノシン三燐酸)と言われる生体エネルギー本体の合成に最も重要な役割を果たしています。

Ｌ－カルニチンやアルギニン、α－リポ酸などのエネルギーの生産に関与する物質は、脂肪酸などの栄養素を細胞内のミトコンドリアへ運ぶ働きをしていますが、その時のエネルギー生成に直接関与しているのが、コエンザイムＱ１０なのです。

疲労の回復にはコエンザイムＱ１０が効果があるといえます。

高血圧に効果

コエンザイムQ10高血圧予防

コエンザイムQ10（CoQ-10）は、強い抗酸化作用を保持していますが、血中コレステロールの酸化を防止することで動脈硬化を防ぐ働きをします。

動脈硬化と高血圧は相関関係にあります。

日本コエンザイムＱ協会の研究結果では、降圧剤で治療中の14人の人に還元型コエンザイムＱ１０を１日に100㎎を４週間摂取してもらい、血圧への影響を観察しました。

その結果、収縮期血圧の平均が139.4㎜Hgから130.9㎜Hgに下がり、拡張期血圧の平均が84.6㎜Hgから80.1㎜Hgに改善した結果が得られたと報告しています。

また同時に肝機能のマーカー５種であるＡＳＴ、ＡＬＴ、ＡＬＰ、ＬＤＨ、γＧＰＴにおいても低下がみられ、肝機能の改善が示される結果が出たとの報告をしています。

コエンザイムQ10（CoQ-10）を摂取することで、高血圧症患者が降圧剤を減らすことや止める事が出来て、コエンザイムQ10（CoQ-10）の摂取だけで安定した血圧を保つことができるようになったと報告さえあります。

心不全に効果

心不全とは心臓が血液を送り出す力が弱ってしまう症状の事です。

心筋の細胞がエネルギー不足状態に陥っています。

コエンザイムＱ１０は、心臓が正常に機能するためのエネルギーを生成するために必要不可欠な成分です。

心不全の患者は、血液中と心筋の細胞内のコエンザイムＱ１０の量が欠乏している理由から、我が国では約３０年前からうっ血性心不全の補助薬としてコエンザイムＱ１０が処方されています。

処方薬で投与できるコエンザイムＱ１０の量は、１日３０㎜ｇですが、本来１００㎜ｇ程度必要であることは経験的に知られています。

欧米ではコエンザイムＱ１０はサプリメントとして、３０㎜ｇより多くの量を処方して活用され、有効であることの報告がされています。

血圧を下げる降圧剤と血液凝固を抑制するワルファリンとは相互作用が報告されていますが、その他では継続して常用しても副作用が少ないことが明らかにされておりますので、安心して飲み続けることができるサプリメントといえます。

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還元型コエンザイムＱ１０の健康効果