免疫を活性化させる方法手段


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わさびスルフィニルの抗酸化、抗がん作用

 

わさびに含まれるスルフィニルは解毒作用がかる 
「わさび畑」
 
わさびは英語で「Japanese horseradish」、漢字で「山葵」と書き、アブラナ科ワサビ属の植物です。
 
原産地は日本で強い刺激性のある独特の香味を持つ香辛料として知られていますが、この辛味成分に解毒作用や抗酸化作用があることが分かっています。
 
肝臓は体内の有毒物質を解毒して無害化する解毒酵素を持っています。
 
口や鼻、皮膚から侵入してくるウイルスや細菌、体内で発生するがんなどの有害物質が全身に広がらないように殺菌や解毒して体を守っています。
 
わさびに含まれている、わさびスルフィニル(正式名称「6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC) 」)は、肝臓の酵素の働きを2倍に活性化して有害菌やがん細胞を解毒分解することが確認されています。
 
わさびの他にもラディッシュや玉ねぎやキャベツなどにも解毒酵素の働きを高める作用があります。
 
肝臓は体を守るために大変重要な働きをしていますが、ストレスや疲れなどが蓄積すると肝臓の酵素の働きが低下して、がんなどの生活習慣病を起こしやすくなります。
 
酵素の働きを強くすることで病気にかかりにくくなります。
 
東京都立短期大学と金印株式会社との共同研究で、マウスにがん細胞を移植し、わさびスルフィニルを混ぜたエサを投与したところマウスのがんの増殖や転移が抑制さえられる結果が得られています。
 
マウスだけでなく人に対しても胃がん細胞の増殖抑制作用があるとされる研究結果があります。
 
体内の解毒酵素の一つであるグルタチオンS-トランスフェラーゼをわさびに含まれているわさびスルフィニルが活性化することが論文でも発表されています。

   

わさびスルフィニルは抑制型の抗酸化作用

 

わさびのスルフィニルには抗酸化作用で生活習慣の予防 

 

ストレスや睡眠不足などの生活習慣の乱れから過剰に活性酸素が発生します。
 
過剰な活性酸素は細胞や血管を傷つけてがんや動脈硬化などの原因になります。
 
わさびに含まれているわさびスルフィニルにはこの過剰な活性酸素の発生を抑える作用があります
 
ワインやカカオチョコレートなどに含まれているポリフェノールにも強い抗酸化作用があることが知られていますが、ポリフェノールの抗酸化作用は、新たに発生したものを消去する「消化型」で即効性が在ります。
 
一方でわさびに含まれているわさびスルフィニルの抗酸化作用は新たな活性酸素の発生をさせない「抑制型」で持続性がある点が特徴です。

 

わさびスルフィニルは血液サラサラにする作用

 
わさびに含まれるスルフィニルには血液をサラサラにする 
 
 
わさびに含まれているわさびスルフィニルには、血小板の凝集を抑える作用があり血液をサラサラにして血流を促進して血栓を予防する働きがあることが分かっています。
 
この血液サラサラ作用は玉ねぎとほぼ同程度の作用が確認されています。
 
加えて、先にご説明したわさびの抗酸化作用も血液をサラサラに改善する働きがあり、ダブルで血流の改善に貢献しています。
 
東海学園大学と金印の共同研究で、人に5gの本わさびを摂取してもらい1時間後の血液の流れる速さを測定したところ血液が27%も改善した結果が得られました。
 
わさびスルフィニルは、生わさびの根茎にダントツに多く含まれています。
 
根茎をすりおろして摂取すれば、わさびスルフィニルも効率よく摂取できます。
 
市販のチューブタイプのわさびは、本わさびの他に西洋わさび、でんぷんや保存料などの添加物が含まれているのでわさびスルフィニルをほとんど摂取することができません。
 
生わさびは、食べ過ぎると胃酸が過剰に分泌されて胃壁を傷めることになりますので、小さじ1杯、5g程度で十分な効果が期待されます。

 

マクロファージを活性化させて免疫を高める食べ物


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