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脳卒中の画像 
 
脳卒中には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3種類があります。
 
この中で日本人に一番多いのが脳梗塞です。
 
脳卒中は古く中国からわたってきた言葉で「卒倒・中毒」を意味しています。

 

「脳梗塞」

 

脳の血管の動脈硬化や他の部位の血管からはがれ流れてきた血栓によって血管が詰まり血管の先にある脳組織に酸素や栄養を届けられなくなって脳組織が死滅する疾患です。
 
脳梗塞では発症後20分以内に治療を受ければ救命率が90%といわれていますので、治療までの時間がその後の状態を大きく左右します。
 
特に心臓から脳へ向かっている頸動脈の太さは500円玉ほどもあり、プラークが脳へ飛んだ場合は脳の広い範囲がダメージを受けるため深刻な後遺症が残ります。
体の下半身にマヒが起こると歩行や日常生活にも影響が及びます。
 
全く後遺症が残らずに回復するのは20%、そして約60%の人には後遺症が残るというデータがあります。
 
一度の発症で大きく人生が変わってしまうこともあり、動脈硬化や心房細動からくる怖い疾患です。

 

「脳出血」

 

脳の深部を通っている細い血管が老化や高血圧などの原因で脆くなっている状態で急な血圧上昇などによって破裂して出血する疾患です。

 

「くも膜下出血」

 

脳の表面を通っている太い血管に動脈瘤ができ、コブが破裂してくも膜下腔に血液がたまる疾患です。

 

   

一過性脳虚血発作とは

 

脳卒中の前ぶれに注意 

 

脳卒中には発症する前に「前ぶれ」があることで知られています。
 
アメリカでは、Face(顔) 、Arm(腕の麻痺)、 Speech(言語障害) 、Time(発症時間) の四文字の頭文字をとって「FACE 」という言葉を脳卒中の警告サインとして広める活動をしています。
 
「前ぶれ」は突然始まります。直前までは何でもなかったのに、急に異変がおこるのが特徴です。「突然」が非常に大事なポイントとですので覚えておきましょう。
 
脳卒中で気になる自覚症状を挙げています。
 
以下のような症状が「突然」現れたら、命にかかわる可能性がありますので、すぐに救急車を呼んで専門医を受診してください。
 
キーワードは「突然」です。症状が現れるまでは特に変わりがなかったのにある日「突然」に以下のような症状が現れた時には要注意です。脳に異変が進行している可能性が高いといえます。
 
例え、治まったとしても放置せずに専門の医療機関で診てもらいましょう。
 
インターネットで「脳卒中センター (住所)」で検索して医療機関を探すことができます。
 
例えば「脳卒中センター 千代田区」などの情報を入力することで医療機関を探すこともできます。
 

1.片側の顔や手足がしびれる

 

脳卒中の前ぶれの手足のしびれ 

 

脳梗塞や脳出血の場合には片側の顔や手足にしびれが出てくることがあります。
 
また、顔がゆがんだり、たるんだりすることもあります。
 
腫瘍や脳の炎症でもしびれが出てくる場合があります。

 

2.手足に力が入らない

 

脳卒中の前ぶれの手足に力が入らない 

 

突然に片方の手足の力が入らなくなります。
 
脳卒中の場合、片方の手と足がほぼ同時に力が入らない症状が起こることが多いといわれています。
 
片側の手足に力が入らず、コップを持ち上げる、手を挙げる、足を上げるなどの動作ができなくなります。
 
片方の手、片方の足、に起こる場合もありますが、脳卒中の殆どで片方の手足に同時に起こります。手足に力が入らない症状は脳出血と脳梗塞の可能性が高いといえます。

 

3.ろれつが回らない、言葉が一瞬出ない

 

突然、口、舌、喉を動かす筋肉が麻痺して、ろれつがまわらなくなります。
 
脳梗塞の前ぶれとして多く起こる症状です。
 
口のわきから、よだれを垂らしたり、飲もうとした水をこぼしてしまうこともあります。
 
言葉の発生も出来なくなることもあります。これらは脳梗塞、脳出血の症状です。

 

4.突然に激しい痛みが起こる

 

脳卒中の前ぶれの突然の激しい頭痛 

 

直前まで何も症状がなかったのに、突然激しい頭痛が起こるのが特徴です。
 
くも膜下出血は血管が破れ脳を覆うくも膜と軟膜のすき間に血液があふれる疾患で頭を「雷に打たれた」、「バットで殴られた」などと比喩されるほどの激しい痛みです。
 
頭痛は様々ですが、とにかく普通の頭痛ではありません。
 
一刻も早く救急車を呼んで病院で診断を受けて治療をすることが先決です。

 

5.ふらついて立てない、歩けない

 

脳卒中の前ぶれのふらつき、歩けない 

 

脳梗塞や出血を起こしたことで頭痛やめまい、ふわふわした浮動感と同時にふらつき症状が出現する場合もあります。

 

6.物が二重に見える

 

脳卒中の前ぶれのものが二重に見える 

 

突然に物が二重にみえます。脳梗塞の前ぶれとして良く起こる症状です。
 
これは眼を動かす筋肉に命令を出している神経の片方が麻痺しています。
 
眼はものを見るときには左右がお互いに協力して見ているので、片方に麻痺が生じると二重に見えるのです。この症状はクモ膜下出血と脳梗塞の症状です。

 

異常を感じたらすぐに医療機関へ

 

脳梗塞の前触れとして、前項の一過性脳虚血発作が知られていますが、脳卒中の症状が起こり、5分〜15分以内、長ても24時間以内に治まるので軽く考えがちです。
 
しかし、放置すると数年以内に脳梗塞を発症して取り返しのつない事態になるケースもあります。
 
ろれつが回らない、うまくしゃべれない、顔の片側がまったく動かない、目の焦点が合わない、めまいがする、吐き気がする場合などは、すぐに救急車を呼んで専門の医療機関を受診しましょう。
 
インターネットで「脳卒中センター (住所)」で検索して医療機関を探すことができます。

 

例えば、ヤフーのホームページで「脳卒中センター 栃木」などを入力して専門の医療機関を探すことができます。


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