フラクトオリゴ糖
フラクトオリゴ糖は、自然界に存在する難消化性のオリゴ糖で、甘味度はショ糖の3割から6割程度です。
食べ物では、アスパラガス、ニンニク、ゴボウ、ネギ、タマネギ、大豆などの野菜類に含まれています。
フラクトオリゴ糖は、善玉菌のビフィズス菌のエサとなりすが、大腸菌やウェルシュ菌などの有毒物質を生成する悪玉菌の大半はフラクトオリゴ糖を食べません。
フラクトオリゴ糖は、腸内のビフィズス菌を効果的に増やすことができます。
また、ビフィズス菌が産生する短鎖脂肪酸により、不足しがちなミネラルやカルシウムがより吸収されやすくなるといわれます。
フラクトオリゴ糖を成分に含んだ商品が特定保健用食品(トクホ)として許可されており、「おなかの調子を整える食品」、「ミネラルの吸収を助ける食品」などの表示がされています。
関連ページ
- ガラクトオリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖は、乳糖をアルカリ処理して作られたオリゴ糖で、ガラクトースを主成分とするオリゴ糖の総称です。 母乳や牛の初乳の中に多く含まれています。 食べ物では、ヨーグルト、ビスケット、テーブルシュガーなどにも含まれています。 ガラクトオリゴ糖は、善玉菌のビフィズス菌のエサとなって腸内環境を整え、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌の活動を抑え便通の促進効果があるといわれています
- キシロオリゴ糖
- キシロオリゴ糖はタケノコやトウモロコシ、白樺などに少量含まれています。キシロオリゴ糖は善玉菌のビフィズス菌のエサとなり腸内環境を整え、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌の活動を抑え便通の促進が期待されます
- イソマルトオリゴ糖
- イソマルトオリゴ糖は醤油、味噌、酒、はちみつなどに含まれています。大腸に達して善玉菌のビフィズス菌のエサになり増殖を助け、腸内環境を整える作用があります。悪玉菌には、利用されない特徴も備えています。腸の働きを改善して、便秘の解消を期待することができます
- 大豆オリゴ糖とラフィノース
- 代表的な大豆オリゴ糖にはスタキオースとラフィノースがあります。ラフィノースは植物界に広く存在しビートやユーカリ樹液、大豆等に多く含まれています。大腸では、善玉菌の代表格のビフィズス菌のエサになり腸内をの環境を整え悪玉菌の大腸菌やウェルシュ菌の活動を抑えます
- ラクトスクロ−ス
- ラクトスクロ−スは牛乳やサトウキビに多く含まれ、乳糖果糖オリゴ糖とも呼ばれています。腸内の環境を整え悪玉菌の大腸菌やウェルシュ菌の活動を抑え、便通を改善する作用や血中の脂質を改善する効果が期待されます
- 納豆菌の有益作用 熱にも酸にも強い日本発の発酵食品
- 日本では納豆菌と呼ばれますが海外ではワラに住み着いているので枯草菌に分類されています。納豆菌は熱にも酸にも強い日本発の発酵食品で善玉菌を増やし腸内フローラを酸性にする作用があります