アディポネクチンダイエット


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女性に多い隠れメタボ

 

隠れメタボは女性に多い 

 

メタボ(メタボリックシンドローム)の基準が見直されそうな研究が発表されました。
 
メタボとは内臓脂肪がたまり脂肪細胞から血液中に分泌される超善玉ホルモンのアディポネクチンの分泌が減少して高血圧、糖尿病、脂質異常などが引き起こされる生活習慣病です。

 

メタボの基準値

 

現在のメタボの基準は、腹囲が男性は85p以上、女性90p以上で、下記のうち2項目に当てはまるとメタボと診断されます。
 
1.最高血圧130mmHg以上、最低血圧85mmHg以上
 
2.中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満
 
3.血糖値110mg/dl以上
 
腹囲を「へそ」の高さで腹囲を測り、男性は85p以上、女性90p以上あると腹部CT検査での内臓脂肪面積が100cm2以上あると推計され内臓脂肪がたまっていると診断されます。
 
ところが今回、厚生労働省の研究班(主任研究者=門脇孝・東京大学教授)の発表によると腹囲が男性85p、女性80pを超えると、血糖や脂質などの検査データの異常が急激に増えるということを明らかにしました。

 

隠れメタボが増えている

 
BMIが25.0以下でも、高血糖、高血圧、脂質異常のうち2項目に当てはまると隠れメタボと呼んでいます。
 
現在900万人以上も隠れメタボがいるそうです。
 
厚生労働省研究班は全国12か所の40〜74歳の男女約31000人を対象に心筋梗塞、脳梗塞の発症と腹囲との関連を調べました。
 
その結果、腹囲が大きくなるに比例して心筋梗塞や脳梗塞の発症の危険性は増加したが、特定の腹囲を超えると危険性が急激に高まることが分かりました。
 
特に腹囲が男性85p、女性80pを超えると、血糖や脂質などの検査データの異常が急激に増えるということを明らかにしました。
 
今回の研究でも肥満の人ほど発症しやすい傾向は変わりなく、現行の基準でもメタボと診断された人では発症リスクが男性で1.44倍、女性で1.53倍と高くなりました。
 
日本における女性の腹囲の基準値は90p以上となっていますが、国際糖尿病連合の基準では80p以上とされています。
 
小柄な体型の日本人女性の基準が国際基準よりも10pも大きく設定されているのは不思議です。
 
本女性は90p未満であっても決して安心できないということになります。


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