アディポネクチンダイエット


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オスモチンはアディポネクチンと似た作用、働き

 

体内に炎症が起きるとアディポネクチンの分泌が減少 

 

アディポネクチンに似た作用をする「オスモチン」が発見されています。
 
オスモチンの詳しい説明の前に、アディポネクチンについて少し復習をしましょう。
 
アディポネクチンは、生活習慣病を予防改善する働きが報告されています。
 
学会で発表されている生活習慣病の予防効果をご紹介します。
 
動脈硬化の予防改善
 
糖尿病の予防改善
 
高血圧の予防改善
 
脂質異常症の予防改善
 
メタボリックシンドロームの予防改善
 
脂肪肝の予防改善
 
以上のように、ほぼ全ての生活習慣病を予防改善する働きがあるといっても過言ではありません。
 
体内には脂肪細胞が300億個もあるといわれていますが、この脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンは肥満になると分泌が低下するため、糖尿病や動脈硬化などの様々な生活習慣病を引き起こすリスクが高まると言われています。
 
不思議なことにアディポネクチンは脂肪細胞から分泌されているのです。
 
 
肥満になると分泌量が減少する
 
でも、肥満になると脂肪細胞が膨張するためアディポネクチンの分泌が減少するとともに、脂肪細胞同士が「ひしめき合って」炎症を起こします。
 
脂肪細胞が「ひしめき合って」いる状態とは、肥満の人では脂肪細胞が通常の2倍近くに膨張して、隣接した細胞がこすれて炎症を起こすためアディポネクチンの分泌が低下するのです。
 
また、細胞に炎症が起きると免疫細胞のマクロファージが作用して悪玉物質を排出してアディポネクチンが減少します。この状態が続けば生活習慣病を引き起こしてしまいます。
 

慢性炎症は生活習慣病に

 

肥満になると、脂肪細胞がひしめき合って炎症が起こることをご説明しましたが...。
 
最新の研究では、このようにして体内で炎症が起きると、がんや動脈硬化、肥満、アルツハイマー病などの種々の疾患が起こることが解明されています。
 
長寿者では体内の炎症が少ないことがわかっています。
 
長寿で有名になった「きんさん、ぎんさん」のお話です。
 
108歳でお亡くなりになられた「ぎんさん」を死後、研究のためにご家族に同意を頂いて病理解剖したところ、血管は弾力性に富んで綺麗な状態で慢性炎症が非常に少なかったと報告されています。
 
慢性炎症については、下記サイトでご紹介しています。
 
慢性炎症を抑える食物と生活習慣 老化を促進させる原因 
 
 
アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されると血液にのって体の隅々に運ばれて作用します。
 
作用するのはアディポネクチンのカギと合致するカギ穴をもっている筋肉や肝臓、血管内皮、脳の視床下部などです。
 
例えば、アディポネクチンと筋肉がくっつくとインスリンの働きを強めて糖の代謝を活発にすることで血糖値を下げる働きをします。
 
また、脂肪の燃焼を促進させます。
 
アディポネクチンが筋肉と合致すると運動をした時と同じ状態になるといいます。
 
つまり、脂肪の代謝を促進し、インスリンの効きを高めてくれるのです。
 
 
アディポネクチンとがんの関係
 
アディポネクチンとがんの関係も報告されています。
 
肥満とがんは密接な関係にあります。
 
肥満は、「乳がんや大腸がん、食道がん、子宮内膜がん、前立せんがん」などの危険因子になることが指摘されています。
 
アディポネクチンの分泌が低い人はこれらのがんにかかるリスクが高いことが明らかになっています。
 
アディポネクチンはがん細胞にくっついて死滅させてくれる抗がん剤と同じような作用があると考えられています。
 
東京大学腫瘍外科が行ったマウスを用いた実験では、人の胃がん細胞をマウスに移植し、そこにアディポネクチンを注射したところがん細胞の大きさが10分の1に縮小したと報告しています。
 

 

アディポネクチンに似た働きの「オスモチン」

 

アディポネクチンの分泌量は、ほとんどの医療機関で調べることができます。
 
一般的な血液検査と同様に血液を採取して測定することができます。ただし、健康保険が適用とならない自由診療となります。
 
検査費用は、おおよそ4000円から5000円程度です。
 
そこで、アディポネクチンの分泌が低い人には朗報です。
 
アディポネクチンと同じ働きをする植物たんぱく質が発見されています。
 
その植物たんぱく質は「オスモチン」なのです。
 
前述致しましたが、筋肉や肝臓にはアディポネクチンが入る受容体があり、そこにアディポネクチンが入ることで良い作用がおこります。
 
アディポネクチンと構造が似ているオスモチンが発見されたのです。
 
オスモチンはアディポネクチンの合鍵というわけです。
 
 
オスモチンは植物に含まれている
 
このオスモチンは、全ての野菜に含まれている物質ではありません。
 
オスモチンは、トマトやピーマン、リンゴ、キウイ、ブドウなどの植物に含まれていることがわかったのです。
 
現在、オスモチンがアディポネクチンと同様の作用をするかどうかの研究がすすめられています。近いうちにその成果が報告されるものと思われます。

 

オスモチンはトマトやリンゴ、キウイなどに含まれる 

 

植物たんぱく質のオスモチンがアディポネクチンと同じカギ穴に結合することが確認されています。
 
これらの野菜を食べることでアディポネクチンと同じ効果を期待することができると考えられています。
 
リンゴやキウイ、ブドウなどの果物には果糖が含まれていますので、食べ過ぎると肥満の原因にもなります。
 
トマトやピーマンなどを中心にバランスよく食べましょう。
 
いずれにしても、体に良い食べ物とされているものでも、同じもばかり食べるのは危険ですので、注意しましょう。
 

アディポネクチンの代わる新薬研究

 
オスモチンの研究 
 
アメリカでは、がんの予防効果がある野菜や果物を階層的に分類したデザイナーズフーズが知られています。
 
そして、同国では野菜を多く食べる人はがんが少ないという研究結果が報告されています。
 
野菜はアディポネクチンの分泌を増やして、がんなどの生活習慣病を予防する働きがあると考えられています。
 
アディポネクチンを発見し、そして、アディポネクチンの受容体を発見したのも日本人です。
 
現在、世界の研究者がディポネクチンに代わる新薬の開発に取り組んでいます。
 
新薬を開発すれば、ノーベル賞間違いなしとも言われています。
 
体質的に、アディポネクチンの分泌量が少ない「低アディポネクチン血症の人」や「野菜嫌いな人」にとって新薬の完成が待たれるところです。


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