５０歳前後になると、卵巣から女性ホルモンのエストロゲンが分泌されなくなり、脳の視床下部から卵巣にエストロゲンを分泌するよう強い命令行きます。
すると卵胞刺激ホルモンが分泌され、バランスが崩れる状態続くと更年期障害を発症します。
脳は、正常に働き信号を発しても、体がついてゆかないアンバランスな状態続くため、精神的にも非常に辛い状態になります。
女性ホルモンの量はわずかで、一生にティースプーン一杯分程度しか分泌されません。
しかし、この女性ホルモン、エストロゲンが女性の体に大きな影響を与えてしまいます。
エストロゲンの分泌不足による更年期障害の症状として、「脳機能の低下、皮膚の萎縮、骨密度の低下による骨粗しょう症などをはじめ、日常生活の症状として食欲不振、めまい、ほてり、手足の冷え、頭痛、塞ぎこみ、耳鳴り、関節痛、イライラ」などがあります。
また、仕事や生活に自信がなくなり感情の起伏が激しくなる事もあり、大変な苦痛をもたらします。
更年期障害の治療としてプラセンタの注射剤が注目されています。
プラセンタは、ホルモンのバランスを調整し、自律神経のバランスを保つ作用があります。更年期障害のプラセンタ治療には健康保険が1アンプルのみ適用となります。2回目からは自費診療となります。
事前に医師に相談してみましょう。
また、プラセンタ注射剤のほかにサプリメントや内服剤もありますので、継続的に摂取して更年期障害を緩和しましょう。
更年期障害の改善薬プラセンタは、メルスモン製薬株式会社の「メルスモン」が知られています。
アレルギー疾患を改善するプラセンタ
アレルギーは体に異物が侵入した時に抗体を作り、再度同じ異物が体内に侵入した時に無害化する免疫作用です。
これは人体の防御機構のなかでも極めて重要なものです。
しかしながら、状況により過剰な免疫反応によって人体に障害を起こすことがあります。
これをアレルギー反応といい、アレルギーの原因になる抗原をアレルゲンと呼んでいます。
アレルゲンと接触すると、I型アレルギー反応によってただちに症状を起こす一群の病気があります。
これらがアレルギー疾患と呼ばれる「気管支喘息、花粉症・鼻アレルギー、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショック」などが該当します。
これらの病気は、免疫グロブリンＥ（IgＥ）抗体が発症の引き金となり、免疫グロブリンＥ(IgＥ)抗体をつくりやすい体質をアトピー素因といい、アレルギー疾患、別名アトピー性疾患には遺伝性があることが知られています。
プラセンタは、アトピー性疾患に効果をあげています。これはプラセンタの「抗アレルギー作用、抗炎症作用、免疫調整作用、内分泌調整作用、基礎代謝向上作用」などが複合的総合的に絡んで作用するからと言われています。
また気管支喘息に対しても自律神経調整作用が気道を広げるように働くことで症状の改善に働きかけをするからです。
関節リウマチを改善するプラセンタ
関節リウマチは「自己免疫疾患」の一種であり、体を構成する成分に対して異物であると判断し抗体を作って攻撃することが原因です。
全身の炎症性疾患は、主に関節炎として現れますが、筋肉や骨格にも症状が現れます。
その原因は、免疫システムの異常により引き起こされる疾患です。関節リウマチは広い意味で「膠原（こうげん）病」に含まれます。
免疫反応によって、細胞から体液中に分泌されるタンパク質であるサイトカインは異物と認識した細胞に働きかけて様々な生理的作用を起こします。
その結果、異常な抗体が出現して自己の関節の組織に結合して関節炎を引き起こしますが、なぜ異常な働きをするのか原因は判っていません。
関節リウマチは、特に女性に多く、発症の年代は30歳代から40歳代が最も多く、治る（治癒）疾患ではありません。
殆どの症例がよくなったり悪くなったりを繰り返しながら次第に関節変形などが進んでいきます。
また、白血球の血液型のうちHLA-DR4という型を持っている人は、関節リウマチになりやすく、その型が遺伝した人もなりやすくなります。
関節リウマチの程度は、症状がほとんどない軽いものから薬をいろいろ使ってもなかなか抑えきれない重いものまで種々のものがあります。
プラセンタは、リウマチに優れた改善効果を発揮します。
プラセンタは、抗炎症作用や鎮痛作用があり痛みを軽減します。
また免疫調整作用と抗アレルギー作用などの相乗効果により、体質改善を促し、関節リウマチの根本的な改善に効果をあげています。
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